世界と闘う佐竹雅昭!ウィリー、ピータースミット極真二大戦士を迎え壮絶な死闘を繰り広げた漢!

2024年4月9日

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“ザ・ハリケーン"ピーター・スミット

佐竹雅昭曰く人生の中で1回あるかないかと言う大勝負を制し、人生の歯車を回し始めた男がやはりそのわずか3ヶ月後、正道会館の第9回全日本大会にエントリーする。

順風満帆、このまま楽に4連覇を果たすと考えそうなものだが、その前に立ち塞がった、まさかの第一回戦での対戦相手となったのが、ピーター・スミットだった。

ピータースミットは元極真空手の強豪中の強豪で、第18回全日本大会及び第4回世界大会にエントリーしており、その時は4回戦であの"本部の怪物"七戸康博、さらには"格闘マシーン"黒澤浩樹と対戦し、それぞれ壮絶な死闘を展開し、黒澤浩樹との戦いでは延長3回にも及び、判定で敗れたものの黒澤浩樹は左足と右股関節に歩行不能となるほどのダメージを与え、その実力と名声を確固たるものにしていた。

さらには、キックボクシングの世界でもこの試合の3ヶ月前にヨーロッパキック界の強豪ロブ・カーマンをノックアウトで沈めており、さらにはこの試合の驚くべきことにわずか1ヵ月前に、バンコクのルンピニースタジアムであの"黄金の左ミドル"と謳われたチャンプア・ゲッソンリットに2ラウンド失神KOで勝利したと言う話まである。

まさに空手界、キック界を跨いで、世界的な超大物ファイターともいえる男と言って過言ではないかもしれない。

今、まさに格闘技界の旋風を巻き起こす男と言われ、期待を一身に背負っていた彼の、そのプレッシャーたるや凄まじいものであったであろう事は想像に難くない。

しかしこれを1回戦にすると言うところの、ほんとになんというか、せめて準決勝とか決勝にしてやろうと思わなくもない…。

開始と同時に佐竹雅昭は突っ込んで行き、得意の下突きを放ち、ピータースミットも同じく得意の膝蹴りを突き刺す。

佐竹雅昭は86キロ、非常に絞られた、均整のとれた体格と言えるだろう。

ピータースミットは189センチ、82キロ。

ほぼ互角の身長体重。

そしてピータースミットはいつものように距離をとって、左の廻し蹴りの連打。

さらに後ろ回し蹴り、そこからの前蹴り、中間距離では正直勝負になっていないのではないだろうか。

と思ったが、やはりそこは佐竹雅昭、逆境に強い男。

それを受け止めて、そこから根性で前に出て強烈なパンチを叩き込む。

頭がつくほどの接近戦、ピータースミットは右の膝蹴りと左のローキック、佐竹雅昭はほぼ下突きに狙いを絞ったようで、果たしてここから有効打が決まるのかと言う-

そう思った瞬間、まさかの佐竹雅昭が体を反転させて飛び上がりながらも左上段廻し蹴り!

驚いた、こんな器用な真似ができるのか、彼の底の知れなさを知ったような気がした。

ちゃんと入ってる。

しかしその野生ぶりにスイッチが入ってしまったのか、ピータースミットが再三顔面にパンチを叩き込み、留めるように肘を入れて佐々木がダウンしてしまう。

そして延長戦へ。

ピータースミットは中間距離からの前蹴り、廻し蹴り、後ろ蹴りを連発するが、それを堪えて佐竹雅昭がまたも頭がつくような接近戦にもっていく。

そしてピータースミットの猛攻を耐えて、下突きで効かせてからのローキックと言う黄金パターンを作り出す。

さらにテクニカルな右上段廻し蹴り、さらにそこからの左膝も頭部をとらえる。

小技がうまい、佐竹雅昭の意外な一面を見た心地だった。

さらに中段回し蹴りからの、徹底した下突き下突き下突きのラッシュ。

強い。

この試合、正直言って文句のつけようのない内容だったと言える。

あのピータースミットと、これだけの試合をやってのけるとは…。

次いで佐竹雅昭は渡辺選手を相手に、下突きの連打で貫禄の1本勝ち。

そして準々決勝ではかつての3連覇王者、川地雅樹。

この試合、佐竹雅昭は一転して距離を保ち、足運びで的を絞らせず、そこからのパンチロー、パンチ膝で飛び込むといった戦法を取る。

川地雅樹が自分の間合いに入ろうとすると、佐竹雅昭はその首をつかんで首相撲からの膝蹴りで相手に攻撃をさせない。

巧みだ。

そして再々延長に持ち込まれ、グローブをつけての画面ありのルールに突入する。

佐竹雅昭の左フック、アッパー、さらに右ストレートが効果的、さすがに以前の全日本の決勝戦での死闘を乗り越えて、このルールには既に耐性ができていると言えた。

準決勝の相手は、後川聡之。

後川聡之に敗戦

この試合佐竹雅昭は左足を痛めていると言うことで、そちらからの攻撃が出ない。

その差を埋めるためなのか、後ろ回し蹴りが飛び後回し蹴りなど、大技を連発する。

後川聡之の膝蹴りに対して、最後は文字通り気力の勝負となり、佐竹は泥臭く粘り粘り、くっ付いての下突き下突き下突き下突きを放つがポイントにならず、体重判定の末、80キロVS91キロと言う10キロ差を持って、佐竹雅昭の4連覇は成らなかった。

トーナメント、そして勝負、そういったものの難しさ、それを示しているような大会と言えたかもしれない。

まぁあとやはりあまりにも試合間隔短く戦いすぎだと思います、お疲れ様です、どうか体を休めて下さいと言いたいですね…。

そして次の年の6月4日、正道空手vsUSA大山空手5対5マッチと言う団体戦を開催する。

仲間たちが身長10センチ以上の差がある状態を相手に引き分けに持ち込み、角田信朗が圧倒的に攻め込まれて判定で1度は敗れるも延長となり、そこで前傾姿勢のあったところに飛び膝蹴りを当てて逆転の技ありで勝利を掴み、佐竹雅昭はその戦いを迎えることになる。

USA大山空手の最強であり象徴とも言える男、"熊殺し"ウィリー・ウィリアムス。

大山茂の見事な真剣白刃取りも大会に彩りを添え、佐竹雅昭はかつて見たことがない巨体と相対する。

USA大山空手"熊殺し"ウィリーウィリアムスとの激突

ウィリーはずっしりと構え、その思い右の下突きを繰り出していく。

さらに鋭い膝蹴りに、あの佐竹雅昭が下がっていく。

かつてない光景だ、あの佐竹雅昭が圧力をかけられている。

あの佐竹雅昭が、左中段廻し蹴りを連打している。

あの佐竹雅昭が、距離をとってステップワークを踏んでいる。

しかも驚くべきことに、それが見後に堂に入っている。

全日本の時も思ったが、この佐竹雅昭と言う選手は、非常に器用で、何でもできる、そして自分のスタイルにしてしまうと言う性質を持っているようだ。

ステップワークからのパンチ、そして廻し蹴りにつなげるコンビネーションが実に見事。

そのスピード、手数に、ウィリーがそのパンチを出せなくなっていく。

2ラウンド、そのプレッシャーを跳ね返し、その圧力を跳ね返し、自分に課せられた使命を力として、佐竹雅昭はマット上で躍動して、パンチからローキックの見事なコンビネーションでどんどん攻めていく。

ウィリーのその瞳には、明らかに戸惑いの色が見えた。

そして3ラウンド、後の佐竹雅昭の代名詞とも言えるローキックが、ついにその威力を発揮する。

あの巨体が、大きく揺らいだ。

しかしウィリーウィリアムスの、その代名詞とも言えるバンダナを外して、ただがむしゃらにひたすらにパンチを振り回す。

佐竹雅昭は前蹴り、左右の上段回し蹴り、後ろ廻し蹴りと、ありとあらゆる技を使ってその脅威をはねのける。

まさしく双方死力を尽くした戦いの末、佐竹雅昭はあの"熊殺し"ウィリー・ウィリアムスを相手に、勝利を掴むことに成功した。

その顔は、やり切った男の清々しい笑顔に満ちていた。

大役を課せられ、それに潰されることなく、むしろそれ以上の結果を出し、その時の煽り通りの、格闘技の新しい歴史を作っていく。

そこからさらに彼の戦いの舞台は世界、そして他団体、ありとあらゆるものの垣根を越えたものへと飛躍していく。

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