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“超合筋”武田幸三 藤原敏男,小笠原仁に続き21世紀初ラジャダムナン王者へ、奇跡のリベンジマッチを制した超合拳!

2022年4月18日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

3人目のラジャダムナン王者

ラジャダムナン王者武田幸三

日本が誇る、ムエタイの二大殿堂の1つであるラジャダムナンスタジアムにて

藤原敏郎、小笠原仁に次いで、日本人として初のウェルター級王座を獲得した男、武田幸三。

私はその足跡について、わずか七試合で新日本キックくウェルター級王者となり、その後ラジャダムナンスタジアム4位のヨンサック・ガンワーンプライ、同3位のコンファーク・ルークメークロンをその剛腕により衝撃KOで下し、日本人として十数年ぶりのラジャダムナンスタジアムランカー入りを果たし、2000年5月5日。

1978年3月8日、藤原敏男が制して以来の、22年ぶりの快挙を懸けてのラジャダムナンスタジアムウェルター級チャンピオン、チャラームダム・シットラットラガーンとのタイトルマッチを迎えるも、惜しくもドローにより、それは達成することができなかったものの、傍にいる誰もがその力を認め、彼を支持しているところも多かったと言う所までお話した。

その後武田幸三は、約3ヶ月頃2000年7月29日にタイ国ウェルター級のジャクシン・チューワッタナと対戦。

左フックから右ストレートという、横から縦の攻撃でパンチを効かせ、右ローキックを叩き込んでから左フックという対角線の攻撃、さらにそこから追い打ちの右ストレートでダウンを奪う。

さらにコーナーに追い込み、渾身の右ストレートによるボディー。

そこから小さなジャブを挟んでのさらに追い打ちのボディー、そして右ストレート三連打からの左右のラッシュで5ラウンドKO勝ちを奪う。

対ムエタイの戦い方を、確立しつつある。

その3ヶ月後の10月28日、オーストラリアのウェルター級、ユージン・エクレーフルーン戦。

右フックで突き離し、左フックからの右ストレートという黄金コンビネーション。

コーナーまでじっくりとプレッシャーをかけ、いきなりの右ストレートからの左フック、さらに右ストレートを中心にたたみかけ、相手のローキックをわずかに下がってタイミングと間合いを外して受け止め、そこからバックステップにより十分にための入った右ストレートその顎に叩き込み、衝撃の1ラウンドKOで葬る。

こうしてラジャダムナンスタジアムウェルター級ランキングも1位まで上昇させ、タイトルマッチの前哨戦として、ラジャダムナンスタジアムに乗り込むことになる。

試合感覚がわずかにほぼ1ヵ月のみ。

超強行スケジュールと言えるが、敵地ラジャダムナンスタジアムで17歳、46戦31勝12敗、ラジャダムナンスタジアムジュニアミドル級6位の、チャオワリット・ジョッキージム戦を迎える。

チャオワリット・ジョッキージム戦

武田幸三は相手を睨み付け、唇をとがらせ、気合が入った魂のインローキックを払っていく。

しかしチャオワリットも、武田幸三の体をなぎ倒す勢いのものすごいローキックを返していく。

やはりと言ってはなんだが、左ミドルキックもその動きを止めるほどに重たい。

2ラウンド、やはりこれまでのように豪快にどんどん行くわけにはいかず、中間距離でミドルキック、そして牽制と言う、ムエタイ色の戦い方に身を投じる武田幸三。

その中でもキーポイントとなりそうなのが、チャオワリットは左ミドル、武田幸三は右のインローというところだろうか。

チャオワリットは上からじっくりと見る、その風格、圧力は、到底17歳とは思えない。

さらに左ミドルを叩き込むチャオワリットに、今度は武田幸三はインローに加えて左のローキックも加えていく。

それが功を奏して、チャオワリットの動きが少しずつ止まり、わずかずつだが後退する場面が見られて行く。

3ラウンド、ローキックより動きが止まったところを狙って、回り込み、死角からの左右フックを叩き込む。

ぺースをつかんだ。

それにしてもムエタイの膝近くというか膝位を狙っているインローキックを効かせるとか、武田幸三の脛はタイ人もびっくりな位硬いと言うことだろうか…

なんか、恐ろしいほど練習してるんだろうな、見た目通りに…

しかしそこでチャオワリットはもう一つのムエタイの十八番である、パンチから組みついて膝蹴りを叩き込む、首相撲に移行する。

しかしその最中、膝で一本足になったところを狙っての足払い、これはまさに見事の一語。

しかしチャオワリットはさらにロープを使って、反動を利用しての凄まじく鋭い肘打ちも放ってくる。

肘はまともに位はいっぱつで切り裂かれ、試合が終わる、危険な技だ。

さすがに懐が深い…

4ラウンド、左ミドル、前蹴り、首相撲、肘打ち、さらにはスイッチで変幻自在に間合いを変化させ、チャオワリットが自分のペースに無理矢理引き戻していく。

コーナーで行われる、壮絶な打ち合い。

最終ラウンドも、お互いが持ち味を最大限に生かすが、クリーンヒットまでは至らず、勝敗は判定へ。

そこで残念ながら、ムエタイは高く美しい蹴りや、首相撲のコントロール術などを判定として高く取る傾向があり、そのためともいえるのか、武田幸三は破れることになった。

悔しい、約2年ぶりの敗戦だったと言う。

しかしそんな不安を抱えながらも、武田幸三はそのわずか1ヵ月半後。

後楽園ホールにて、ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級タイトルマッチ、チャラームダム・シットラットラガーンとの8ヶ月ぶりのリベンジマッチを迎える。

チャラームダム・シットラットラガーンとのリベンジマッチ

その興行のタイトルが、新日本キックボクシング協会による、ザ・リマッチ、ヘブンオアヘル――天国か地獄か。

まさしく武田幸三の境遇、心境を表していたと言えるのかもしれない。

控え室で待つ、その表情からはその感情を伺うことはできないが、いったい彼はその時何を考えていたのだろうか?

壮大な和楽器の演奏とともに、武田幸三が入場。

30戦24勝19KO4敗2分け、ラジャダムナンウエルター級2位、日本ウェルター級チャンピオン。

「尊敬していてはダメ、タイ人を泣かせます、歴史に名を残します、すべてを出し、一ラウンドから行きます」と、KO宣言を掲げていたという。

その引き締まりきった体、表情からは、格闘者を超えて、正しく侍の風格が漂っていた。

対するチャラームダムは、8ヶ月前の戦いより一切の試合を行わずこの決戦に備え、「ベルトは命と同じ位大切なもの、歴史、伝統の継承者として、これ以上ベルトを国外に出す事は許されない」と静かに語り、「今回は大差で勝つ、面白い結果を見せる、武田も遠慮せずに前に出てこい、パターンは既に読んだ」と、61戦50勝10KO7敗4分け巻のチャンピオンはその意気込みをにじませていたと言う。

武田幸三とはある種対照的に、試合前に跪き、リングに入念な祈りを捧げて、そしてその階段を上るチャラームダム。

さらにその試合の前に、武田幸三による日本ウェルター級チャンピオンシップの返上が行われた。

このベルトの返上はタイトルマッチかける強い意気込み、ムエタイ1本にかけると言う不退転の覚悟の表れと言えるのかもしれない。

しかしなんていうかあれですね、今から試合だって言うのに、ロープをリングにバンバン投げ込むっていうのがちょっとやっぱりプロってすごいなと思いますねはい(笑

ワイクー。

日本でのラジャダムナンのタイトルマッチと言う時点で異例であり、さらにレフェリーもジャッジもタイ人と言うことで、場所だけ日本でまさにここはムエタイの本場の空気が流れていると言える。

第一ラウンド。

武田幸三は左右のフックから右のローキック、チャラームダムはムエタイの定番通りに、ストッピングキックで様子見。

武田幸三はミドルキック、パンチ、ローキック、それで間合い、タイミングを慎重に測っていく。

そして序盤から、武田幸三の右のローキックが、チャラームダムはやや嫌がっているように見受けられた。

効いているのか?

と思ったら、一発の肘打ち、それによって武田幸三の額が切り裂かれたと言う。

なんという一瞬の速技。

ムエタイ恐るべし。

早くも出血、それにより武田幸三の動きがやや鈍り、そこを狙ってジャブからのアッパーが顎をはね上げる。

ここまで完全に、チャラームダムペース。

やはり前回の敗戦も引きずっているのだろうか?

逆にそこを狙ってパンチで追い込まれ、ムエタイでは珍しいミドルキックを脇腹にたたき込まれる。

ムエタイってつええなぁ…

奇跡の正拳突き

2ラウンド。

戦いは早々の、廻し蹴りの蹴り合いになる。

その最中、武田幸三はチャームダムのミドルキックをつかんでのローキックで転倒を誘う。

右ロー、効いた!

さらに今度は左の前蹴りをつかんでのローキックで再びの転倒!

これはタイ人としては相当悔しいはずだ。

左フックの相打ち。

さらに右のミドルを掴んでの、返しの右のローキックがが完全に効いた!

もたれかかるチャラームダム。

首相撲の膝の打ち合い。

煮え切らない展開にイライラしたのか、そこでチャラームダムが足を止めての打ち合いに来る。

チャラームダムのパンチを左ジャブのダブルで制して、右フックを外され、返してきた右フックをやはり外し、左フックを空振りし――

それにより十分に体がひねられ、溜められて、撃鉄を上げられた形になった右の拳が、向かってきたチャラームダムの右ストレートを察知して、タイミングを一瞬ずらし、ライトクロスとして、タイミング、間合い、全てが完璧な形で、その顎を打ち抜いた。

軸足の右足がずれるほどの衝撃。

チャラームダムは吹き飛び、ロープすら超えて、完全なる大の字。

頭をわずかに左右に振り、立ち上がる気配すら見せず、そのまま武田幸三のノックアウト勝ち。

すごい。

そう唸るしかない。

そう唸るしかないほどの、完全完璧な勝利だった。

前回敗戦して額を切り裂かれ、ペースをつかまれ、その悪条件の中で、よくぞここまでの勝利をつかんだものだ。

すごい。

まさしく、まさしく歴史的快挙。

しかも聞くところによると、チャラームダムはそれまで1度のダウンもないと言う。

一撃必殺。

空手の正拳突き、その要素も十二分に入っていたかもしれない、そう考えればその形は前屈立ちの、正拳中段突き突きに近いと言えないこともない。

21世紀で初めての、日本人として史上3人目のラジャダムナンスタジアム認定チャンピオン。

そして試合が終わった後のコメントが、

「しばらく練習したくないですー」

彼もやはり人の子と言うことか(笑

「僕、本当はそんな強い人間じゃないんで。

自分なりに一生懸命やったら、なんか戻ってくるんじゃないかと思います」

そして最後にファンの皆様にひとことと言われ、

「寒かったですけど、ようこそ、満足していただけたでしょうか?」

それで会場が喝采にわき、

「そしたら僕も安心です、ありがとうございました」

彼の素朴で、人をいたわる人柄、それが回見えるワンシーンだと言える。

本当に、心からおめでとう、武田幸三。

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