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遂に判明武尊の笑う理由―vsヨーキッサダー人生を賭けた世紀の一戦から紐解く

2020年10月18日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

武尊の強さの本質

トータルバランスの高さ

武尊は強い。

最初にこれは言っておこうと思う。今まで散々那須川天心やら堀口恭司を持ち上げてきたが、武尊は強い。これだけは間違いない。

そして、現在の格闘技界を引っ張っているこの3者に共通している事は、そのベースや格闘スタイルの中心を占めているものが空手である、と言う点で、空手家として誇りに思う。

まず率直に、武尊の強さの秘密。

それは、トータルバランスが圧倒的に優れているというところだ。

最近Twitterでも述べているが、個人名を出して申し訳ないが芦澤竜誠などは、あまりにも地力がなさすぎる。そして木村フィリップミノルなどは、ローさえ蹴ればチャンピオンになれる、とわかりやすく穴がある。

だが武尊にはない。それどころか、必要なものが全てハイレベルでまとまっている。

メインの武器は前蹴り、そしてインロー

武尊の戦いの中心は、左の前蹴りだ。

あの前蹴りが、下手なカラテカよりもうまい。まっすぐ最短距離で伸びてきて、しかもスナップが効いていて腹に突き刺さる。距離をとり、リズムをとり、そして決定的なダメージまで与えられる、そういった蹴りだ。

そして次の武器は、インロー。

この技、キックボクサーで使う選手はほとんどいない。内側の太ももを切る形で、地味。しかも昨今のキックボクシングではボディーへのパンチや、尺骨を狙ったミドルキック、そして飛び膝が猛威をふるっているので、ローキック自体蹴る選手が少ない。

そんな中で、武尊のインローキックは実に巧みだ。前蹴りと同じく非常にモーションが小さく、しかも足の甲で弾くように蹴るので、筋肉でダメージを散らすことが難しい。隙も作らず、そして相手の隙を誘発しやすく、同じくリズムをとり、ダメージも与えられる。

さらにその2つほど決定的ではないが、武尊はほとんどの蹴り技を使える。普通のローキック、左右のミドル、ハイキック、後蹴り。それらは相手の注意をそらすことに役立つ。

それらの蹴りで、それこそ将棋のように引いたり押したり、フェイントをかけたり、自分の間合いにしたりして、そしてご存知剛腕フックの連打で、仕留める。それが武尊のファイトスタイルだ。

ある意味でズルイとさえ言える。あれだけの剛腕でありながら、ここまで蹴りが巧みなのだ。その上間合いの感覚が抜群で、ローキックのカットを始めとしたさばきもしっかりする。

ムエタイの、神の階級、その王者

そんな私が危惧していたのは、K-1に守られていると言っても間違いでもないほど、危険を犯すほどの強敵と戦っていないこと。

それが破られたのは、タイトルの試合だ。

ムエタイの、現ラジャダムナンスタジアムフェザー級王者。

これが意味することを、正確に把握している人は何人いるだろうか? 元と現は、本当に桁が違う。ムエタイは競技人口と競争が圧倒的なので、ほんの数ヶ月で力の差が圧倒的に離れてしまったりもする。

その中で軽量級の王者は、それこそ神の階級だとさ言われている。

私はこの1戦、陳腐な言い方だが武尊の真価が問われると思っていた。あの那須川天心ですら、ムエタイのトップが相手では薄氷を踏む接戦を制することが精一杯。

試合は、衝撃の展開だった。開始2分、ムエタイはほとんどいっぱつの攻撃も出さなかった。しかしその圧倒的なプレッシャーで、場の空気を制していく。まさに本物。その空気感は、私がかつて見た化け物のようなムエタイ選手と同じものだった。

それに対して、武尊の対応がすごかった。

普段と違う戦い方

前蹴りを1発も出さない。

あの武尊が、得意な戦い方を一切しない。出したのは、左のインロー一本槍。それをパチンパチンパチンパチン、と太ももの内側に当て続ける。

知らない人が見たら、わからないと思う。あれは、まさに将棋のようなギリギリの戦いだった。ムエタイは、ひたすら武尊の隙を窺っていた。チャンスがあれば一気に出て、畳み掛けようとしている。

その中で武尊は、一切体制が崩れず、かつ体勢を崩しやすく、ダメージもちまちま耐えられるインロー一本槍で勝負をかけていた。

一ラウンド最後に欲を出したのか武尊が放った後蹴りに対してにムエタイら前に出てきたが、武尊はそれをなんとかしのいでラウンドを終えた。

2ラウンド、展開は変わらなかったが、変わったことが1つあった。

ムエタイは、ダメージを抱えていた。太ももの内側と、精神に。

いらつきが見えた。武尊はほとんど手の内を見せていない。自分だけが一方的に痛め付けられている。それがムエタイに、焦りと、ほんのわずかのおごりを抱かせたのかもしれない。

作り上げた一瞬のスキ

2ラウンド中盤、ムエタイは強引に前に出た。ミドルキックを皮切りに、パンチを振り回す。それはかなりの重さを持っていそうだった。武尊がインローを出す。それにムエタイは凄まじく重いローを返す。武尊の体がずれる。チャンスと見て、ムエタイは一気にパンチを繰り出そうとした。

武尊は、体をズラされたわけではなかった。武尊はローに合わせて、体を翻していた。

1番得意な、右フックを思いっきり顎にぶち当てる位置取り。

信じられないものを見た。400戦でダウン経験なしのムエタイを、1発で仕留めた。信じられない男だ。

さらにあとで知ったことだが、武尊は試合前、練習を激しくやり過ぎて、右足の甲を骨折していたという。だからさすがに、違和感を覚えていた。いくらなんでも、蹴りが少なすぎると。彼が努力していないなどと考えている方には、この事実を知っておいていただきたい。

だというのにそんな弱気や焦りはみじんも見せず、前人未到の偉業をやってのける。そして試合後、彼は拳を剥離骨折して半年以上の長期休場を余儀なくされた。なのに彼は、笑っていた。ファンのため。K-1の、イメージ向上のために。私はそんな彼の姿に心の底から魅せられている。

繰り返す。武尊は強い。

武尊の強さの秘密と笑う理由――観の目からなる未来予測能力だった!

足りない鮮烈なまでの圧勝の理由

長年不思議ではありました。

確かに武尊はパンチも強く、そして様々な蹴りを使いこなし、丁寧にさばく防御のテクニックもありますし、スタミナもあるし気持ちも強い。

しかし、それにしては実際の強さの理由としては、どこか足りないような気がしていました。あの見る者を引き込んで離さない、強烈なまでの圧勝。それがどこから来るのか、判然としていませんでした。

きっかけは、Twitterのフォロワーさんとの会話でした。レオナペタスの強さを語っていて、もし武尊とやったらどうなるかと言う話になりました。

最初は、すぐには想像つきませんでした。

レオナぺタスともし戦ったら?

はっきり言えば、身体能力、テクニック、体格だけで言うんだったら、正直レオナぺタスの方が上とも言っていい位です。

あのジャパングランプリ準優勝の小宮山工介を、その飛距離が長い華麗なの蹴りをすべてをむしろ自らの蹴りで完全に封じ、その上で左ジャブのたったの1発でKOしてしまいました。

だから最初のやり取りでは、正直武尊も難しいのではないかと答えていました。

ですが少しシミュレーションしてみると、それが間違いだと知りました。

そして今日、はたと気づいたのです。

武尊の強さの秘密。

武尊の強さの秘密は、大局観

それは――観の目。

つまりは読みの深さ、大局観──つまりは端的に言ってしまえば、それは未来予測、構成能力といえます。

武尊は試合前から試合終了まで、目の焦点が合っていません。

最初それは、いわゆる解説で言われているような、モードに入っている、いわゆる入れ込んでいる、イっちゃっている状態かと思っていました。

しかしその秘密に気づいたとき、私は知りました。

あれは、いわゆる観の目を発動しているんです。

バガボンドで、見るともなく全体を見ると言う言葉があります。武尊は、相手を見ているようで見ていない。

武尊が観ている世界

見ているのは、体格、視線、動き、癖、体調、緊張具合、心理状態――その他諸々を含めた、全体の印象。

それを自分と照らし合わせて、2手先3手先4手先――もっと言ってしまえば、いわゆる将棋で言う詰めの形を見ているんです。

武尊は、自分がどういう形に持っていけば相手をKOできるかを完全に熟知しています。だから、相手をいかにしてその形にもっていくか。

堀口恭司が、自らの戦いを詰め将棋に例えていたのを思い出しますが、武尊はまさに同じタイプと言えるでしょう。

武尊は本能で戦っているのではなく、まさに名人級の軍略家と言っても過言では無い。

武尊が笑うのは、軍略家として相手を讃えているが故

そしてなぜ彼は笑うのか。

それは見たところいつも、本人が予想した動きを相手が上回った場合、やるじゃねーかよ? と予想外の展開と、やりがいある苦戦、そして相手を称えるという意味も含めて、思わず笑みがこぼれてしまっているというのが私の想像です。

彼は、皆が思っているよりも、そして私が予想していたよりも、はるかにレベルの高い格闘家でした。

彼の底が見えないのは、当然でした。彼は、対戦相手のレベルに合わせて、自分のレベルも引き上げて、相応の戦いをしていたのです。

だから彼の戦いは一戦一戦、まったく違う展開、雰囲気になります。特にきっかけのひとつは直近の、ヨーキサッダー戦でした。あれだけ様々な技を持ちながら、左のインローのみでコントロールして、引き込んで、右の一発で決めた。

将棋の名言にある、たくさん持ち駒を持っていてもと金を作るほうが最短の詰み筋ということがある。彼は文字通り、唯一にして無駄のない戦略を組み立てていたんです。ちなみにここまでになったのは、私が見た限りではここ1、2年のことのように思えます。

これは大きい、圧倒的に大きい。

【那須川天心vs武尊】二人ともムエタイ王者倒したけど実際どっちが強いか?考察および実現の是非とK-1・武尊の実情を経たvs那須川天心戦の予想を、大幅に書き換えることになりました

そして改めて今回、武尊と言う局所的な存在の圧倒的な大きさを思い知らされ、描いたのが、
【武尊VS那須川天心】時はきた、いざ戦わばを現役極真空手家が極限妄想検証!になります。

未だ実現の見込みがない二人ですが、ほんの戯れで覗いて頂ければ幸いに存じます。

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