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天心vsロッタン 堀口恭司 メイウェザー 神々との戦いを紐解く!

2020年11月14日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

vsロッタン・ジットムアンノン 世間の評価と空手家の見解との相違

勝利にも関わらず批判が殺到

ロッタンがONEという格闘技団体でチャンピオンになった日のこと。

それは大変素晴らしい試合で、深夜にもかかわらず、私は胸が熱くなってしまいました。

しかしそのインタビュー、そしてTwitterの中で、気になる声をいくつか見つけました。

ロッタンはごり押し。

技術はないが、パワーはすごい。

よく那須川天心、これに勝ったな。

別に名誉を回復させようなんて、そんな大それたことを思っているわけではありません。ただ、やはり個人的にこの言い分には気になるところがありました。

そこで今回、私は那須川天心の数ある名勝負の中でも、BEST BOUTに近いと思っているこの試合をピックアップさせて頂くことにしました。

まずこの試合は、タイトルにもある通り、超一流の技術を持つ者同士の、まるで将棋でいう名人戦にも匹敵するほどの、すさまじいばかりの間合いの争いでした。

1~2ラウンド、那須川天心のスピードにロッタンのテクニック

第一ラウンド。まず、ここがキーポイントでした。

ロッタン、那須川天心、双方とも、いつも通りの戦い方を始めていました。那須川天心は1歩半の距離をあけて、パンチ、蹴りを加速させて、いっぱつで倒そうとしています。ローキックから、上中のあらゆる蹴り、そして切れ味抜群のパンチ。

正直ロッタンは、ここで面食らっていたように思われます。その攻撃の多彩さ、スピードもさることながら、那須川天心のその圧倒的な防御テクニック。

ロッタンが持つ、刈り取るようならローキック、ハイキック、前蹴りは、ことごとく空を切っていました。パンチも全て避けられる。

そこでロッタンは、 2ラウンドから戦い方を変えました。

攻撃の瞬間、ほんの数センチですが頭を下げる。そして、半歩だけ踏み込む。

これより、那須川天心の攻撃は、加速する前に、腕や足を伸ばし切る前にあたり、しかも基本的に固い額に当たることになり、その威力は半減以下になります。

そしてロッタンは、やや前かがみになることにより、その攻撃を基本的に2つに絞ります。

左右のフックと、右を中心としたミドルキックです。

フックは前傾気味で相手に叩きつけるようにん打つことにより、上半身をのけぞらせることができます。そしてミドルキックの狙いは、ただ1つ。

那須川天心の腕を殺すことになります。

那須川天心のパンチ力は、その2ラウンド内だけで、完全に殺されてしまいました。見た感じで、威力は3割減。さらに伸ばしきることができず、加速もできず、完全に苦しい展開。

中盤戦、ロッタンの打たれ強さと那須川天心の機転

しかしそこで相手の戦略、ペースに付き合わないのが那須川天心の頭の良さ。

那須川天心は、基本的には下がりつづけ、そして自分が打ち込む瞬間だけ半歩詰め、攻撃を加速させると言う戦術を取ります。

それが1部の人には、ずっと下がっていて、負けていると言う印象につながったようです。

那須川天心はどんな状況でも、相手を倒しに行っていました。印象だとかそういうのではなく、その部分が私は、那須川天心が空手家であり武道家である部分だと思っています。

ちなみに4ランドで繰り出した胴廻し回転蹴りは、完全に捉えています。それが切ったり、倒したりできなかったのは、やはり前傾して頭を下げていたため、後頭部に当たったからです。基本的に相手を倒すためには、こめかみか、顎に当てる必要があります。

最終盤、ムエタイとのルールの違いと那須川天心が魅せた戦略変更

5ラウンド通しての展開は、私の採点では完全に5分。

そして迎えた延長ラウンド。ダメージがあるのは、那須川天心。右腕のダメージはいかんともしがたく、しかしガードしなければそれこそあばらがへし折られるかもしれない状況。

しかしそこで、逆にそのようなピンチだからこそ、訪れたチャンスがありました。

最終ラウンド、ラスト1分。

ロッタンが、単調になったんです。

もともとムエタイは、1.2ラウンドは様子を見て、3.4ラウンドで勝負を仕掛けて、5ラウンドは流すといった展開。基本的には延長もなく、そういった意味ではロッタンはよく集中力を保っていたと思います。

しかし最後の最後、明らかに自分の優位で、この戦い方で勝てると言う、その事実が、ロッタンの思考を、集中力を鈍らせたように思います。

そこを見逃す那須川天心ではない。

一気呵成。ボロボロの左腕をふるい、パンチをクリーンヒットさせ、のけ反らせたところで、左右のパンチのつるべ打ち。

のちで判明したことですが、その時点で那須川天心は左腕筋断裂、靭帯損傷、そして下げた頭を殴り続けたことによって拳を痛めていたそうです。

その状態での魂の連打に、私は胸が締め付けられるようでした。

ここにきてロッタンの、少しとはいえ確かなダメージと、そして体勢を崩し、手数で圧倒すると言う状況。

僅差ではあるが、確かに那須川天心が、ポイントをつけた瞬間でした。

それほど、両者の戦術が交錯した戦いでした。まさに神童と破壊神の、神の名の冠するにふさわしい戦い。

今回ロッタンがチャンピオンと言う栄冠を手にしたこの時、ぜひこの1戦の価値が正しくみなさんに伝わればいいと願います。

vs堀口恭司 カリスマ対決の明暗は、極真と伝統派空手というバックボーンの違いだった!

極真空手 vs 伝統派空手

今更語る必要もない位、正直個人的に言えば今世紀最強クラスの1戦だったと思う。

正直、こんな夢の一戦が、こんな急転直下で決まるだなんて、想像だにしていなかった。

前置きはこの辺にしておこう。

早速本題入ろう。

この2人の勝敗、明暗を分けたのは、バックボーンである空手の種類の違いだった。

断言できる。具体的に言うならば、試合途中解説も言っていたが、那須川天心のバックボーンは極真空手で、堀口恭司のバックボーンは伝統派空手だ。

この2つの有名な違いは、打撃を当てるか当てないか、そして間合いの違いだと言われている。

しかしこの1戦に限って言えば、違いはその2点ではなかった。

焦点は、技の種類

2人の明暗を分けたのは、持ち合わせている技の種類の豊富さだった。

伝統派空手は、当然のことではあるが打撃を実際には当てない。必然遠間から飛び込み、顔面への突きを主体とする。堀口の場合は蹴り技も使うが、それは基本的にはオーソドックスな前蹴り、そして上段中段下段への回し蹴りが主なものだった。

そして今回の試合の明暗を分けたのは、那須川天心の放った、2つの技だった。

胴回し回転蹴りと、左中段回し蹴りだ。

あの胴回し回転蹴りが当たった理由は、堀口の意識の隙間をついたことによる。それまで1ラウンドから3ラウンドの中盤まで、那須川は基本的に回転系の技は使っていなかった。途中ムエタイのレジェンドであるセンチャイが得意とする側転しながらのハイキックを放ったりはしたが、基本的にはオーソドックスな戦いを演じていた。

実際見ていた私自身も、まさかあのタイミングで倒れ込み、左の胴回し回転蹴りを放ってくるとは予想だにしていなかった。タイミングや体の傾きから、てっきり右のストレートが飛んでくると思っていた。実際堀口も、それに対応するような動きを見せていた。

当然だが、伝統派空手には胴回し回転蹴りは無い。そして寝技が主体である総合格闘技においても、胴回し回転蹴りが使われることは少ない。まさに嘘をついた一撃だった。

その後ロープ際まで追い詰め、右のジャブから左ストレートを顎に決め、そこから通常であれば顔面に打撃を集めるところだ。

ムエタイと極真空手の融合

しかしそこで、那須川天心は左中段回し蹴りを3連発した。いやこの場合は左ミドルキックと言ったほうが正しいだろう。1発目、そして2発目は完全に腕を狙ったものだった。私はそれを見たとき、てっきりムエタイのように腕の破壊を狙っているかと思った。堀口も同じように考えたのではないか。

しかし3発目のそれは、蹴りの軌道が全く違っていた。下から滑り込ませるようなその1撃は、完全に極真カラテのものだった。必然ガードが上っていた堀口の腕をかいくぐり、肝臓に直撃した。あの堀口が、ボディーの1撃で、顔を歪ませた。

伝統派空手には、腕を狙うような回し蹴りは存在しない。実際当てることをしないため、他の格闘技を吸収すると言う必要性が存在しないのだ。ここが2人の明暗を分けた、2つ目のポイントだ。

胴廻し回転蹴りによりダメージを与え、そこから定石である左ストレートに繋げ、その後左ミドル2連発から、左中段回し蹴り。文句のつけようのない完璧なコンビネーションだった。これはむしろ倒れなかった堀口を褒めるべきだろう。

しかし顔面への2発の有効打、さらにはボディーへの深いダメージ、ポイント差は明確なものとなった。

今更感があるかもしれませんが、逆に言うとこの試合があまり評価されていないことが気になってこの記事を書くことにしました。

きっかけと言うほどでは無いかもしれませんが、お願いランキングにおいて、今田耕司がこの試合はをベストバウトランキング5位以内に入れていなかったことがそうと言えばそうかもしれません。

vsメイウェザー 神童が伝説に挑んだ、それは究極の拳撃劇だった!

戦前の予想

まずこの試合で言える事は、パンチと言うものの奥深さ、破壊力、そしてボクサーと言うもののパンチに賭ける執念、研究、その多様性を知らしめた一戦だと思います。

そして一戦、実はロンドンで知り合った結構格闘技が好きな友達と、試合前に意見を交わしたことがあります。

そして予想を聞かれました。どうかと。

それに対して私は、 99.99%那須川天心は勝てないといいました。

私は那須川天心の圧倒的なファンです。あの素晴らしい間合い、技の数々、スピードパワー、カリスマ性、心酔しています。

それでもなお、百に1つ、万に一つもほとんどまず勝つ事はないと思っていました。

理由は単純です。メイウェザーはそれだけ圧倒的です。

メイウェザーの戦績、その真の恐ろしさ

その時点で、50戦無敗。50戦して、無敗なんです。そんなこと、ありえないんです。

ボクシングと言えば、モハメドアリvsジョージフォアマンの、通称キンシャサの奇跡と言われた試合、そしてメイウェザーvsパッキャオまで、超ビックネームが催されれば、ニューヨークに人が消えるとまで言われています。

その競技人口は底知れず、多種多様な人種、様々な資質を持った人々がしのぎを削る。

格闘技はどんなに強くても相性があったりしますし、いっぱつで終わってしまう危険性もありますし、怪我と背中合わせです。

50戦無敗。負け知らず。

ありえません。強いとか強くないとか、そういうレベルじゃありません。それこそモハメドアリやマイクタイソンと並べていいほどの化け物だといえます。本当に戦績だけでなく、宮本武蔵のような偉業なのです。

それこそ生きる伝説。現在進行形の、教科書レベルの達人。

いくら那須川天心が私が憧れるほどの超人的な神童だとしても、現在進行形の伝説とはさすがに比べられるはずがありません。

その上で体重が相手に合わせて何キロも上、ルールもボクシングルール。

勝てるはずがありません。だけどそれでも、相手がそれだけの相手なだけに、得るものは多いでしょう。それこそ計り知れない位。

果たして私は、その試合で思い知らされました。

ピーカーブースタイルからの徹底した待ち

序盤の事はあえて触れません。既に語り尽くされています。

まず驚いたのが、本腰を据えて構えたのが、あのピーカーブースタイル。しっかりガードを固めて、のっしのっしとベタ足移動。

百戦錬磨と言う言葉が頭に浮かびました。

メイウェザーは、ほとんど無駄撃ちをしませんでした。

那須川天心も、それこそ嫌と言うほどに警戒してガードを固め、ステップを踏み、もともとが距離感が素晴らしく回避能力が高いところで、そう簡単には貰わない可能性もと考えていました。

まさかでした。

幻のパンチ・アンダージイヤー

アンダージイヤー。いわゆる、耳の後ろ。そこを体重差リーチ差を生かして的確にフックで当て、いっぱつで相手の平衡感覚を奪いました。

2度目のダウン。右ボディーアッパー。強烈無比でした。さすがに那須川天心の腰が落ちました。 2発目、全く同じ軌道、全く同じところをに狙っている。

それがまるで蛇のように、顔面まで伸びて、さらにフックへと軌道を変えました。

こんなパンチ見たことがない。

最後のダウン。那須川天心は、最後まで勇敢でした。前に出て、かつ相手の距離を避けつつ、次のラウンドに繋げようとしていました。

まさかの左のクロスカウンター、壱発目と同じアンダージイヤーにぶつけました。

那須川天心も、まさかそれがダウンになると思っていなかったでしょう。全く同じところ故に、ダメージは想像を遥かに上でした。万事休す。万策を尽くしてなお届かなかった、那須川天心の涙も納得です。

那須川天心は勇敢で、そしてボクシングは奥深く、パンチと言うものは磨けば本当に恐ろしく、メイウェザーはまさに伝説のボクサーでした。

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