小説, 月が堕ちた夜, 最終章「fall up」

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 死がどういうものか、実のところぼくは考えたことがなかったのかもし

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 結局ぼくは、最初から最後まで彼女のことは訊かなかった。

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「マヤ……」

「遼、遼、遼……わたしは、わたしは、どうしたら

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 声を出すのが、辛い。
 それは即ち、生きていくのが辛いと

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「わたしが、遼を……見てるみたいに?」

「――――」 今度は

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 空を、見上げる。

 青い――というよありも暗さを含ん

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 沈黙がおりた。
 それも当然だった。
 こんな質

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 ぼくは苦笑しつつ、

「辛かった、ずっと……いいことなんてな

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 純化されていく。
 降り注ぐ雪の冷たさが、すべてを。 こ

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 それはそれほどの想いなのか。
 きっと医者である彼は現状