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2023年5月5日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

3階級制覇を賭けたウーゴ・ルイスとの戦い

日本が誇る日本世界3階級チャンピオンでバンタム級は過去11度防衛しており、さらには1秒間に10連打を繰り出すというハンドスピードでも、圧倒的な知名度を誇っている。

そんな輝かしい戦績、数え切れないほどの名勝負を繰り広げてきた彼だが私はその中でも胸に目に焼き付き、いまだに心から離れることがない光景がある。

引退試合。

2016年9月16日、大阪府立体育会館にてWBC世界スーパーバンタム級王者ウーゴ・ルイスと3階級制覇を賭けての一戦。

元々3階級う下のバンタム級でやっていた身長168センチの長谷川と比べ、身長・リーチともに7.5センチ上回るその光景は、まるで巨人を相手にするかのような体格差だった。

さすがの長谷川穂積も、手も足も出ないのではないかと考えていた。

しかし、長谷川穂積は、それまでとは違っていた。

今までのスピードとタイミング重視のそのスタイルを変え、非常に力強い、ストロングスタイルと変貌していた。

そしてなにより語りたいのが、その試合の中でも特に稲妻の如き、太陽のごとく鮮烈な輝きを放った、結果的に最終ラウンドとなった第9ラウンド中盤。

第9ラウンドの窮地

パンチ交換の最中、ルイスが強烈な左アッパーを穂積の顎に直撃させ、怯んだ。

そこを勝負どころとルイスは一気に追い込み、ロープ際に追い詰め、そこから猛烈な左右の連打を見舞う。

完全に決めにきている。

通常考えれば絶体絶命である、その状況の中。

長谷川穂積は、逃げなかった。

リーチも身長も7.5センチ上の相手に、アッパーで効かされて、ロープ際に追い詰められいるその状況で、

最初こそガードを固め、誘い、一瞬の隙をつきカウンター。

そして体を振り、反動をつけて全体重を乗せての、ジョルトの、ライト・レフトクロス。

そして最後、頭面を前に出して、突き出して、体ごと、魂ごと、命ごと投げ出すかのような連打。

現在に顕現せし真実のデンプシーロール

まさにその時、私の脳裏にはある漫画の1シーンが浮かんでいた。

国民的なボクシング漫画である、はじめの一歩。

その主人公、幕之内一歩の代名詞である、デンプシーロール。

1920年代の伝説的なボクサーであるジャック・デンプシーが決め技として使っていたとされているが、実際のそれは左右のフックを膂力に任せて前傾して1発ずつ叩きつける、と言う代物だった。

しかし実際のアニメ、漫画で繰り出されているものは違う。

これこそまさに、被弾のリスクを問わない、胸に迫るような、魂をかけた必殺技。

体格がはるかに上の対戦相手の徹底した猛ラッシュの最中、その攻撃をガードすることなく、すべてにカウンターを合わせた。

しかも、右にはフルスイングの右、左にはフルスイングの左ストレートを合わせるという、同じ体格だったのならば一発で相手が消し飛んでいるだろう一撃。

体重差故か、タフネスからなのか、ルイスは倒れることこそなかったが、結果的にルイスは10ラウンド開始のゴングに応えられず、棄権と言う形で長谷川穂積の勝利が決まった。

敗戦後、ルイスは鼻を8カ所骨折した旨を報道に伝えた。

この、魂の連打。

これこそが現代ボクシングの、完成形、究極の姿だと感じられた。

その連打を、私は忘れることはないだろう。

伝説を現代に蘇らせた、まさに実写版の幕之内一歩ともいえるかもしれない。

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