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“生ける伝説”センチャイ・PKセンチャイムエタイジム~ムエタイ史上最強の五人

2020年10月29日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

生ける伝説

センチャイ・PKセンチャイジムの試合

よく使われる謳い文句ではあるが、これほどまでに似つかわしい選手もいないのではないか。

タイでは強すぎるがゆえに、同じ体重では対戦相手がおらず、常にハンディキャップマッチで試合が行われているという。

ある時などトップ選手二人を相手に、1~3Rをペッブンチュウ・F.A・グループと、4~5Rをサゲッダーオ・ペットパヤタイと交代で戦い、それでもなお勝利してしまった。

これまでに5度リングネームを改変しており、センチャイ・ソー・カムシン→セーンペッ・パタナカンジム→センチャイ・ソー・キングスター→センチャイ・ソー・センチャイ→センチャイ・シンビジムを経て、現在センチャイ・PKセンチャイムエタイジムとなっている。

センチャイ・PKセンチャイムエタイジム――彼の戦いをもし一言で表せと言われたなれば、それは名人芸と私は表したいと思う。

将棋のような高度な戦術

彼の戦いは、確かにその一つ一つの技の精度も凄まじい。

しかしそれ以上に、彼の戦いは実に戦略的であり、私個人的には将棋のそれに近いと考えている。

彼の本質的な狙いは、左ストレートによるKOだ。
あまり言われることはないが、実は常にそれを狙っている。

しかしその試合中序盤・中盤、それを全くおくびにも出さない。

それどころか試合中のパンチ数は、極端に少ない。
出していない試合すらあるほどだ。

代名詞センチャイキックの真実

彼を代表する技の1つ、センチャイキック。
側方倒立回転のように体を反転させながら、飛び蹴りの要領で左のハイキックを上空から振り下ろす技だ。

那須川天心もよく使い、一部では天心キックと呼ばれてもいるが、実際こちらが本家本元だ。

しかし実際のところ、この技を用いてのKOを、私は見たことがない。

それどころかダウンもない。
実際のところ、ダメージを与えられてもいないだろう。

しかし、センチャイはこれをよく使う。
その理由は単純だ。

非常に命中率が高いから。

顔面というものは身体の中で最も弱い箇所の1つで、そこに攻撃をもらうことをよしとする選手などいないといって間違いない。

あまつさえハイキックをもらえばダウン以上のダメージを避けることは難しい。

それ故、当てさえしてしまえば、どうしても相手は警戒せざるを得ない。
それによって頭に血が上る場合もある。

戦いと言うものは、実は非常に多角的な要素を持っている。

どんなに軽い攻撃であろうとも、見ている側にはそんなこと意味ないと思えるようなやりとりでも、選手たちは必ず心理的に意識している。

だからこそボクシングではジャブが最重要と言われている一面がある。

だからこそいかに狙いを相手の意識から外させるか、他の技に目を向けさせるか、集中を散らさせるか。

そういった相手の立場にたった心理戦を仕掛けたりと、彼が行っているのは非常に高度な戦略だ。

規格外な攻撃の引き出し

センチャイはジャンプしての二段蹴りのように飛び込んでの攻撃も得意としている。
他にもまるで地団駄を踏むようにその場でステップすることもまた、相手に心理的なプレッシャーをかける目的がある。

そして彼自身、ほとんどガードを固めることがない。

それは彼が保持する間合いが、圧倒的に広いことが大きな起因となっている。

それらのいくつもの複雑な駆け引きにより、相手はどの間合いでいれば安全なのか、自分が有利なのか、測りかねてしまう。

そして首相撲に持ち込んだと思えば、体をよじ登って、宙空から肘を落とされたりする。

彼の攻撃、挙動、仕掛け、間合いのすべてがまさしく規格外だ。

どんな間合いであろうと、どんな場面であろうと、決定的な瞬間を作れる。

ボディーの膝蹴りも強烈無比であり、ミドルキックも言わずもがな、ローキックの印象は少ないが放ったときは相手の体はくの字に曲がる。

まさしく七色の蹴りに、無限のフェイントを持っている。
そして、相手がセンチャイの裏をかこうとか、次の手を想像して、ガードが開いた所その瞬間――

強烈無比にして問答無用な左ストレートが、相手の顎を撃ち抜く。

もしそれで決められなくても、今度は顔に意識を向けさせて、腹に膝蹴り、そしてパンチと、ロー、そのあと幾人もの対戦相手を倒してきた、日本の剛腕大和哲也も葬られてきた通常のハイキックなど、上下に揺さぶる。

彼の試合はもう何十試合と見たが、未だその底が知れない。

いちどK-1の予選に出て、ひたすらくっついてきて駄々っ子のようなパンチを振り回す中国人選手を相手にして、まるで試合にもならない喧嘩のような様相になり、うまく捌いて要所要所でクリーンヒットは与えていたがK-1式の前に出ればいいと言う判定基準で判定負けになっているが、全く気にしていない様子で別の試合に出ていつもと変わらぬ神業を魅せつけていた所もさすがとしか言いようがない。

生ける伝説にして神業、センチャイ・PKセンチャイムエタイジム。

その名人芸のような巧みな組み手理論を、本当の意味で理解している人は未だいないのかもしれない。
それほどの領域に、彼は到達している。

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