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なにもしない時間の重要性を様々な分野から探る

2020年11月13日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

レンタルなにもしない人

なにもしない時間

今日は何もしない人と言うドラマにもなった彼に感化されて、何もしないと言うことについて語ろうと思う。

人は基本、何かをしたがる。

さらに、何かをしなければいけないと教育されている。
そして、何かをしていなければ不安になる

何もしないというのは相当に難しい。

うつ病になって実感したのは、10分間何もしないと言うのは相当に難しいと言うことだった。

まず、朝起きてそのままダラダラするのが難しい。

1つは、私自身が体力がないからかそういう体質なのか未だうつ病を引きずっているのかわからないが、できることなら1日10時間ちかく寝たい人間だということ。

そんな私が休日になると、普段の寝不足も手伝って、それくらい寝てしまう。

そして起きると、ほぼ100%それなりの腰痛があったりする。

というか、個人的にはその腰痛のせいで起きてるんじゃないかと思っている。

だから起きて、その後はダラダラしているのは難しかった。

昔はそれを理解しているわけではなかったけれど、無意識に立ち上がり、家事をしたり、買い物に行ったり、カラオケに行ったりして、結果的に疲れて帰ってきて、夕方ぶっ倒れて、そして夜に晩御飯作るために起きて、食べて、疲れて、そんな風にして1日が終わっていた。

じゃあそうじゃなければできるかと言うと、実際だるいなぁとかそんな風に横になってても、気がつけばテレビのチャンネルを回したり、スマホいじったり、漫画見たり、せわしない。

気にしなければいいとは理屈ではわかっているつもりなんだけど、できない。

何かをしていなければ逆に落ち着かない。
ほとんど人間として生まれた業みたいなものに感じていた。

今現在私は派遣スタッフとして働かせてもらっているが、私が1番好む時間は、待機時間だ。

その次が、掃除しててと言われること。
なぜなら、体力をたっぷり温存できて、帰ってからいろんなことができるから。

しかし驚くべきことに、他の99.9%の派遣スタッフは、この指示を嫌がる。

あまつさえ、何かできることがありませんかと進言までする。

信じられない。

いや、実際はそうではない。
少なくともうつ病になる前の私だったら、同じようにそう聞いていただろうと容易に想像できる。

瞑想との相似

何もしない。

どこも集中して見ない、体を動かさない、意識して何も聞かない、おそらくはこんな状態。

現在世の中では瞑想と言うものが流行っていて、ヨガを始めとしてアプリまであると言う。

そして世の成功者たちは、かなりの数が瞑想と言うものを取り入れていると言う。

軽く調べてみたが、ものすごく単純化して言ってしまえば、自分の呼吸を見守るというものらしい。

自分が鼻から吸って、鼻から吐いているか。

そして、今自分はどんなところに座っていて、もしくは横たわっていて、その素材を事細かに詳しく感じる。

部屋の広さなども同様に等身大に実感する。

人は、ただ単純に無心になれといっても難しいものらしい。

だからこそ、現在今この瞬間、と言うものに意識を向けることで、もう取り返しのつかない過去や実際起こらないかもしれない無益な未来に向けた、ある意味非生産的な繰り返しのシミュレーションから抜け出すのだと言う。

さらに私が尊敬する羽生善治先生がおっしゃっていたのだが、彼は対局中、できる限り空白の時間を頭の中に作るように努めていると言う。

頭の中が飽和状態だと、新しい発想とが生まれない。だからこそ休憩中は決められたレストランで決められた食事をとって、まっすぐ歩いてまっすぐ帰ることで、その余白を作っていたと言う。

それとリラックス。

ずっと緊張状態、集中状態は作れない。
集中したければ、緩ませなければならない。

集中と言うものは深い海の中に、ゆっくりゆっくり沈んでいくことに似ている。

いきなり集中しようとしても無理だ。

だからこそ、緩急が大事。

どうにもとりとめがなくなってしまった感じがある(笑

だが、それだけ何もしない時間と言うものは想像以上に作ることが難しく、そしてまた想像以上に勝負や何かものを創造するためにも大変重要だという事実が浮かび上がってくる。

それに何より、精神衛生上、健康上、不可欠だと言える。

現在の病気のかなりの率で、キラーストレスと言うものが大きく関わっていると言う。

では何もしないと言う行為の実態は何か?

私が考える結論は、空白だ。

小説家として、文章を考えて、それを記すときに重要なものが、どこにどのような空白を配置するかと言うところにある。

ただただ文字を何の工夫もなし綴っていけば、それは黒つぶれといった状態を生み出し、とても読んでみようと言う気にさせない、全く緩急の乏しい息苦しい文章になってしまう。

人に何かを伝えるとき、必ず起承転結があり、そして心と言う強調したい部分がある。

そうするためには、逆に何もない部分を作る必要がある。

何もしない時間と言うのは、つまりはそういうことだ。

集中の為の空白

人生も焦燥感にあおられて、いたずらに何かして、し続けたしまえば、それは文章にたとえれば黒つぶれになってしまう。

何もかもを強調したくて、逆に何もかもが薄くなってしまって、結局何がしたいかわからない人生。

何かを成し遂げたければ、自分にとって意味のある人生にしたければ、逆に思い切って大幅な空白を作る必要がある。

レンタル何もしない人は、自分ではそういった空白を作れない人が、誰かの手助けによってそれを人為的に作り出すと言う役割を果たしているのではないか?

そしてその理屈でわかってしまえば、例えばトップアスリートや、すでに述べた生生の騎士など、そういったセルフコントロール術の中にあるところで、学べるところがあるのではないか?

何もしない時間、空白、余白、無意味。

逆に、そういったものがあるからこそ、本当に集中するべき時に集中できて、本当にやりたいことができて、本当に自由になることができる。

今の私が出せる結論は、そういったものになる。

明日から自分でも、意識して何もしない時間と言うものを見つめ直してみたいと思う。

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