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うつを語るに当たって最初に認識しておいて欲しいこと

2020年9月24日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

安易なアドバイスの危険視

死の縁まで行ったと言って、それを簡単に流すのは……やめてほしいとまでは言わないが、そこまで行ったこともない場合に知ったような口で安易なアドバイスをすることがどれだけ危険なことかだけは知っていて欲しい気がする。

死の縁と言うものを簡単に説明すると――例えば人が、朝起きる。そして次の次の行動として、選択肢がいくつか現れると思う。通常ならば、パジャマを着替える、顔を洗う、水を飲み、朝食をとる、といったところだろうか。

死の縁に至ると言う事は、それらどう選択肢に加えて――「死ぬ」が現れるということだ。

普通に生きていて、普通に子供から大人になって、その2、30年かの間に、死ぬと言う行動の選択肢が起きることがあるだろうか?

これがかなりわかりやすい解説だと思う実際周りの人に説明するときに、これを例えとして出すと、その深刻さがそこそこ伝わったりする。

まずそもそもがうつ病に関して解説すると…あっちなみに私もそもそもが専門家では無いですし、専門家の話を伺ったわけでもないので、ぶっちゃけネット的な情報を集めて、本をいくつか読んで、そして実体験と重ね合わせた上での解釈ですので、いろいろ間違ってたらすいませんとあらかじめ先に謝っておきます(笑

そういういろいろ総合して判断したところ、うつ病、肉体疾患だと思うんですよ。

うつ病は肉体疾患

いろんな本読んだり、体験を聞いたりしても、みんな人が憂鬱だという気持ちに押しつぶされてどうにかなってるって言う人はあんまりないんです。

いやもちろん最初はそうです。傾向として真面目な人がそうなる、完璧主義の人がそうなる、いい人ほどそうなる、間違いないと思います…そういう理屈で言うと自分がなったと言うのがなかなか口がはばったいので、心苦しいところもありますが(笑

それでちゃんとやらなきゃ、しっかりやらなきゃ、そうじゃないとどうにかなってしまう、そういう脅迫観念に駆られて、みんな自分の精神と忍耐を追い込んでいく。そこは間違いないと思います。

その辺りの経緯は想像できると思うので、まぁこの辺で。

で、問題はそこからなんですけど、実際病状が発症するとなるのは、動けなくなるんですね。

人によって個人差があると思うのでそこは割り切って私の場合を話させていただくと、もうわかりやすくというかすごくというか、起き上がれなくなりました。

在宅で仕事やってたので毎朝8時には起きていたのに、なぜかどうやっても12時を過ぎないと目が覚ませなくなりました。

それで何もできない。私は長年空手をやっているので週5で2、3時間ぐらい稽古をやっていたのですが、全くできなくなりました。そして小説も書けなくなりました。双方やろうやろう、書こう書こうと言う気持ちはあるのですが、稽古のほうはそもそもが立ち上がれない、そして小説のほうはどうやってもキーボードに向き合う気力体力全てが湧いてくれないと言う状態でした。

家事が出来ない、趣味が楽しめない辛さ

そして何よりきつかったのが、家事ができなくなったことです。

炊事掃除、全くできなくなりました。1番痛かったのは、炊事、料理です。そもそもがまだ仮雇用のような状態で経済状況は相当に厳しくて、しかもうつ病が発症したのは仕事を辞めた後だったので、上京してから個人的な外食をすることは1度もありませんでした。私の食生活を支えていたのは、イオンとビックエーでした。

しかし私が幸運だったのは、全くたまたまなんですけどその頃仕事が忙しかったので、料理する時間が取れなさそうだったので、少し前にカレーを鍋2つ分作っておいたので、冷凍庫にジップロックに小分けにしたカレーが2、30個入っていました。だから何とか米だけは炊いて、それを解凍してかけることで何とか最初1、2ヶ月はしのいでいたのが苦いんだからありがたいんですが何とも判断しづらい、しかし今となってはいい思い出です(笑

次が、掃除ができなくなったのがきつかったです。洗濯だけはやらないとやばいので、それで干すところまでですべての気力を使い切りました。

少し不思議なもので、人間全く余裕がなくなると、汚れていく部屋が見えていかなくなるものなんですね。今では耐えられないようなうずたかく積もっていくほこりとか散らかった部屋が、その頃目に入りませんでした。ちなみにこれ、読んだところや聞いたり見たりしたところでは、結構あるあるな話です。

できなくなったのは家事だけじゃないです。あれだけ好きだった漫画、小説、ゲーム、アニメ、その他諸々一切が、見れなくなりました。

その頃したのは、できていたのは、家で横になって、毒にも薬にもならないようなテレビをぼんやりと眺めて、昼過ぎから夕方まで近場のスーパーをめぐるだけと言う名の散歩をする、ただそれだけでした。

この原因が、うつ病によく言われているセロトニン受容体異常のせいだと言われています。セロトニン受容体というのが、世間では幸福を感じるための器官と言うだけの認識が結構あるのですが、そちらはシナプスによる電気信号の受容にも関わっているので、脳からの運動信号の通信に大きな弊害を及ぼしていると言われています。かなり大雑把な解釈なので、ちょっとアレなんですけど汗

まず、うつ病に関して語るんでしたら、そこを理解してほしいですね。

怠け病じゃないんです。

辛くて、ネガティブな事しか考えられないから動けないんじゃないんです。

物理的に動けないんです。休んじゃダメ、しっかりするため、楽しい事考えちゃだめ、そーゆー脅迫観念の上で、セロトニン受容体を破壊しちゃったんです。

やりたいんですでもできないんです、それが辛くて、自分がダメ人間に思えてきて、どうしようもなくてそれでもっともっと自分を責めちゃうんですけどそういう無限ループなんです。

うつ病に関して言うんだったらまずここから理解してほしいんです。

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