ムエタイという幻想の正体⑨〜vs対策その4「キックボクサーが味わう序・中盤のムエタイマジック」

2020年1月2日

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では前回から引き続き、ムエタイと相対した場合にどのような結果になるか?

まず基本的に日本のキックボクシングは、どちらかと言うとフルコンタクト空手を顔面ありにしたような、延長線上にあるような体系だと考えます。

基本的な狙いは、ノックアウト。それが叶わない場合でも、ダメージが1番、手数を2番目に考えて、それによる判定勝ちを狙う。

そのためには、1番手っ取り早いのが顔面にパンチを集めて、顎もしくはテンプルを叩いてるの、ローキックをまとめてのKO、もしくはダメージを与えてのポイントアウト。

そのため、キックボクシングの間合いは、極真空手から、ほんの半歩ほど下がった程度の接近戦がメインになります。

そしてほとんどのキックボクサーは、同じような戦い方でムエタイに挑みます。

まずそこで洗礼として、通常考えられないほどの勢いをつけたミドルキックが飛んできます。

キックボクサーも鍛えているとはいっても、パイプ椅子をその脛で陥没させるほどには鍛えていません。それでまずいちど衝撃を受けます。

ガードに使っているとは言え、腕も骨。痛いものは痛い。

そしてローキック、通常であれば自分のパンチに体重を乗せるために前足に体重をかけているため、ある程度もらってくれるはず。

それが、全く入りません。ムエタイは常に前足を浮かせておくほどに、無駄なダメージをもらわないように防御偏重型です。

いっぱつ当てて、リズムを取ると言う選手は多い。だからこそ、まだ遠いと思っていた間合いをミドルで突き放され、ローが一発も入らないとリズムが取れません。

そこで思い切って近づいていってパンチの連打で強引にペースを取ろうとしたところで、ムエタイ独特の前の手を突き出し、もう一方の手で自分の顔を覆うような独特のガードが行く手を塞ぎます。
これだと打つスペースがありません。ストレート、フック、全てが無効化されます。

だとすればさらに近づいてそのガードを引っぺがすか、アッパーしかありません。そう考えて、ほとんどの選手がさらに半歩近づきます。

そこで待ってましたと言わんばかりに、首相撲地獄に引きずり込まれます。

これらが基本的なキックボクサーが味わう、対ムエタイ戦における序盤から中盤の基本戦術となります。
今回はここまでと言うことで、後半戦は次回お話しさせていただきたいと思います。
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