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鳥の詩 忘れている,変わってしまった,大切なものは何ですか?

2021年7月18日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

名作泣きゲー「AIR」

これはAIRと言うゲームの主題歌になってます。

といってもこれをアニソンと捉えている人が多いかもしれません。
それぐらいゲームを原作として製作されたアニメは世間一般に認知されています。

ちなみにですが、AIRのアニメのDVDが発売された時、秋葉原の駅はAIRアニメ色でした。
すべての看板が、すべての液晶画面が、AIRのアニメを流してました。
過去に、あそこまでアキバが一色になった事はなかったように記憶しています。

ちなみに私は、これは自分の空手の後輩の大学生と仲良くなったときに、その家に泊めてもらったときに教えてもらいました。そ
の時本編のほうは逆に知らなかったです。

今更これについて語る必要がない位有名な曲だと思うんですけど、あえて語らせてもらいます。

1000回以上聞いても飽きない

正直全身が凍りつきました。

信じられない位、心が揺らされました。

大げさでなくて、多分今まで1000回以上聞いたと思います。
今でも聞くたびに、心震えます。

まずあの引き込まれるようなイントロ。

壮大なAメロ、
切ない歌声、

あの、どこか懐かしいような、
郷愁を引き起こすような、
そのどこか届かない場所に立っているような、

何か子供の時、大切なことがあったんじゃないか

時間やお金や地位や名誉や世間体や、そういったわかりやすいものにとらわれて、本当に心の奥底にしまってあるような大切なものを置き忘れたんじゃないか

そんな他の曲にはない圧倒的な訴求力があります。

異彩を放つ歌詞

さらになんといって歌詞が異彩を放っています。

消える飛行機雲追いかけて

この丘を越えた、あの日から変わらずいつまでも

まっすぐに僕たちはあるように、海神のような強さを守れるよ、きっと。

サビだけでも、鳥肌ものです。
全年齢層に訴えかけるものがあると思います。
それが、曲の雰囲気と完全にマッチしています。

これは歌詞が、そのまま1つのストーリーになっています。
実際のところ歌詞に出てくるような飛行機雲を、私はほとんど見たことがありません。

風車を遠くに見つめた経験や、どこまでも広がるひまわり畑を歩いたり、夏の線路を裸足で歩いたこともなければ、誰かと手をつないで入道雲を追いかけた経験もありません。

確かに、ないはずなんです。

だけど、この歌を聞くと思い出します。

もしかしたら物心つく前や、そういった大人として必要なものに追いかけられて、追い立てられて、記憶から除外したどこかで、そういったことがあったのかもしれません。

ずっとこの気持ちを大切にしていたい、ずっと忘れずにいたい、そうやって大人になっても宝物のように眺めていたい。

そんな遠い昔に抱いたかもしれない願いが、1つの歌によって花開いたような気がします。

この歌を聴くとき、いつもあり得なかったかもしれないし、もしかしたら本当にあったかもしれない、そんな日を思い出して、なぜか旅のまぶたから涙が止まらなくなります。

きっと、あなたも、忘れている、もしくはあり得なかったかもしれない大切な何かがあるのかもしれません。

いろんなことに思い悩んでいる人などは、特に響くと思います。
自分が実際そうでしたから。

追いかけること、いつから変わってしまったのか、

答えを求めるわけではないですが、自然と考えてしまいます。
そして幼少期の自分に想いを馳せ、自分の周りにいた人々、大切なものを想い、考え、気づけば涙腺が緩んでいることもしばしばでした。

これを聞くと、途方もなく夏がいとおしくなります。

ふと空を見上げ、飛行機雲を探している自分がいます。
真っ青な空、入道雲、それを見つめ、眩しく見上げている自分がいます。
夏というただ12分の3に過ぎないただの一時期が、そんな大切なものを探し、思い出し、そして大切に抱えるための季節、そんな風に思えるんです。

7月を過ぎた今、私はそんな思いと共に窓の外をどこまでも広がる空を見つめます。

今年も、AIRの季節がやってきます。

鳥の詩の季節が、やってきます。

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