リカルドロペス世界初挑戦vs大橋秀行での圧倒的KOで世界に衝撃!

2024年4月9日

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リカルド・ロペスの世界挑戦

リカルド・マルチネス

ボクシング史上最高傑作の1人ともいえ、そして超本格ボクシング漫画はじめの一歩にてラスボス的存在というか誰もかなわない存在というか雲の上の存在というかそういった立ち位置で今のところ主要人物は誰もその反対側のコーナーに立ち塞がることすら難しいと言う状況が続いている絶対王者、リカルド・マルチネスのモデルである、リカルド・ロペス。

フィニート、素晴らしい男と言う意名を持ち、かつてWBC世界ミニマム級を21度防衛し、WBO、WBA世界ストロー級王座を奪取、IBF世界ジュニアフライ級王座を2渡防衛したこの男の試合を私は2度、紹介させていただいた。

そして今回は日本にて、初の世界タイトルである世界ミニマム級をかけた戦いとなった、対大橋秀行戦を取り上げさせていただきたいと思う。

150年に1人の天才とうたわれ、わずか6戦で日本王座を獲得し、当時日本に世界王者不在の状態が続き、国内ジム所属選手の世界挑戦連続失敗回数も21まで伸びていたその時に、日本ボクシング界最後の切り札として大橋秀行は1年3ヶ月ぶりに日本に世界チャンピオンベルトをもたらし、時の英雄となり、そしてその試合は1度の防衛を挟んでの、大橋秀行2度目のWBCストロー級の防衛戦だった。

現在ではあの井上尚弥や八重樫東を排出し、K-1から武居由樹が転校する際の移籍先としても大変有名な大橋秀行、その現役時代、自他共に認めるまさに最強最大の敵との大一番。

大橋不利と言う言葉も聞かれる中、本人はインタビューでチャンスがあれば家をできると力強い言葉を残していたと言う。

初防衛から139日後、1990年10月25日、後楽園ホール。

150年に一度の天才大橋秀行戦

リカルドロペスはその時、WBC世界ストロー級4位、プロに入って25戦全勝18KO、アマチュア時代に合わせると65戦して負け知らずと言う脅威のレコード。

来日した際には大橋には100%勝つと言う発言で周囲を驚かせ、控え室に入ると見ていてくれ、とにかすぐに勝って帰ってくるから、完璧な自信をにじませていたと言う。

大橋秀行は17戦14勝10KO3敗、金色のガウンで入場し、大変な関西の中、日本中からのその期待が現れていたと言えるだろう。

第一ラウンド、リカルドロペスは非常に軽いジャブを間断なく放ち、そのタイミング、リズムを図り、整えようとしているというところだろうか。

今のところ全く硬さが見受けられない、まるでスパーリングな軽やかな身のこなし、動きと言えるだろう。

ジャブを顔面、ボディーと上下に打ち分け、さらにリングを丸く使い、常にその場にいない状態を作っている。

つくり、というところか?

と思っていたら、1分半でいきなりの右がそれこそいきなり大橋秀行の顎をとらえる、こんないきなり打って普通当たるか?

もはやそのガードの隙、タイミング、それをつかんだと言うことか?

非常に静かの1ラウンド、場内も水を打ったような静寂に包まれている。

その中残り30秒、ロペスの左ジャブに合わせた大橋の右フック、クロスカウンターがロペスの頭部をとらえる。

殺し合い2度目の驚き、ダメージはそれほどでもないようだが、それはお互い様と言えるだろう。

2ラウンド、やはり静かに始まったと思っていたら、30秒のところでいきなり大橋秀行の右に合わせてのリカルドロペスのライトクロス!

ゾクリとする感覚。

これを、力を入れて打っていたら

と思っていたら、ロペスもだんだんと力を入れてワンツーを放っていく、ギアを上げていっているようだ。

そして1分半で、体を斜に構えて、伸び上がるようなジャブのようなフックのようなストレートのような独特のパンチが飛び出す。

そして残り45秒で、チョッピングライトからのアッパーと言う、以前紹介させていただいた動画で形をしてみせた、ヴォルグザンギエフの逆手順のホワイトファングのような業を出してくる。

狙いはアッパーかフックか。

3ラウンド、1分過ぎに左のダブルからのチョッピングライトが大橋秀行の頭部を捉え、会場に鈍い音が響き渡る。

どよめき。

詰めていく大橋秀行に対して、リカルドロペスは軽やかなステップワークを刻みながら、アッパー、フック合わせて、そのタイミングをもしかしたら計っているのだろうか

そして大橋秀行の大振りのフックを、ロープを使って見事なスウェイで躱していく。

4ラウンド、30秒過ぎで軽いジャブの連打から、ものすごい左フックを振っていく。

そしてボディへの右ストレートから、体を沈めて、ボディーと見せかけてのものすごい左フック、ガードにあたったが、凄まじい音が会場に響く。

右ストレートからの左フック、ワンツーと、さらに右ストレートからの左フックと、リカルドロペスはリング上で躍動する。

まるで獲物を狩る豹のようだ。

そして残り1分、やはり彼独特の、体をため込んでのジャブのようなストレートな左フックが顎を捉え、そしてその直後にフックによって開いた正面のガードの隙間を縫っての、閃光のようなワンツーで大橋秀行はたまらずダウン。

教科書に載るお手本のようなボクシング。

さらに右ストレート左アッパー右ストレート左アッパー、ホワイトファングの連打。

これは豹じゃない、狼だ。

さらに独特の左フックから右ストレート、左アッパーの連弾、右ストレートを肩に当てて吹き飛ばして、さらに天まで昇りそうな右アッパー。

躍動するリカルドロペス。

閃光の如き左ストレート

伊達英二に右ストレートを放つリカルド・マルチネス

五ラウンド、リカルドロペスはジャブの連打から、ボクシングの基本にここに来て立ち戻り、そこから右ストレート左アッパーの逆ホワイトファンク!

体を下げてのフェイントがえげつない。

ジャブで空間を完全に支配している。

左だけでジャブ、アッパー、フックと、スイッチせずに自在な打ち分け。

そして左左左ときて、いきなりのワンツーが顎を貫き、再び大橋秀行はたまらずダウン。

強い。

強すぎる。

さらにコーナーに詰めての閃光のような右、ボディー、アッパー、さらにワンツー、そしてワンツーからの左フック!

大橋秀行は吹き飛ばされダウン。

恐るべき、恐るべき強さ、リカルドロペス。

これが世界タイトル初挑戦だ、信じられないとしか言いようがない。

まさに完璧とも言えるボクシングを見せつけ、日本が誇る天才に全く自分のボクシングをさせず、その存在感を世界にアピールし、後に続く伝説となる、その衝撃の戦いと言えるだろう。

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