鷹村守のモデル!ロベルトデュランの剛腕超野生ファイト!

2024年4月9日

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鷹村守

私にとってのボクシングの教科書、漫画はじめの一歩。

その中で強さの象徴として描かれているキャラクター。

主人公である幕之内一歩が、いじめられっ子からボクサーとして歩み出すきっかけとなり、鴨川ジムにて初の日本チャンピオンとなり、そのまま世界チャンピオン、3階級制覇を達成し、前人未到空前絶後の世界六階級制覇を目指しているまさしくスーパーチャンピオンだ。

超人的な描かれ方をされており、さらに本人も自らが戦っている舞台を人外の領域と話しており、規格外と言う言葉すら生ぬるい彼、そんな鷹村守にモデルとなるボクサーがいると聞いた。

それこそが今回紹介させていただく、ロベルト・デュランだ。

パナマ出身のボクサーで、通称石の拳、生涯成績が119戦103勝70KOと、その2つ名の通りの破壊力を誇り、WBAライト級12度防衛、さらにウェルター級、スーパーウェルター級、ミドル級タイトルを獲得し、4階級制覇を達成し、マービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、シュガー・レイレナードとともに、黄金のミドル級時代を作り上げ、国際ボクシング名誉の殿堂博物館に殿堂入りを果たした。

その伝説的なボクサーとも言える彼のキャリアの中で今回取り上げたいのは、1980年2月24日、ネバダ州はパラダイス、トロピカーナラスベガスで行われた、ウェリントン・ウィートリーとの試合だ。

ロベルトデュランはライト級12度の防衛の後、ウェルター級に移り、7連勝と順調なキャリアを積み重ねており、その階級タイトルホルダーであるWBCウェルター級チャンピオンの、"スーパーエクスプレス"シュガー・レイレナードとの戦いを視野に入れている段階にあった。

ウェリントン・ウィートリー

対戦相手のウェリントンウィートリーはエクアドル出身で、その時点で17勝3敗7KO1分け、WBAのフェデラテンウェルター級タイトルを保持しており、当時のアナウンスにはラテンアメリカのチャンピオンと紹介されていた。

ロベルトデュランはその時点で68勝54KO1敗、ロベルト・"ストーンハンズ"・デュランと紹介され、ラスベガスより生中継と言う注目の一戦だった。

第1ラウンド、お互いオーソドックスにシャドーをしてからコーナーを飛び出し、拳を合わせてから放たれたロベルトデュランの左が非常に早い。

こういうのをはじめの一歩風に言うのならば、キレていると言うのだろうか?

そこからいきなり左のダブルからのワンツーで、パンチを顎に直撃させる。

しかしさすがにタイトルマッチ、ウィートリーも次のジャブを外し、潜り込んでのジャブを返していく。

鋭い眼光で相手を威圧し、豪腕のワンツーを払っていくあたりに、確かに鷹村守に似た野生みを感じられる。

しかしウィートリーもやはり負けておらず、ロベルトデュランのフックを躱しての右ストレートが直撃!

こういう若干雑な辺もそれっぽいと言えば言えるかもしれない。

しかし対戦相手のウィートリーも本当にシャープで鋭いジャブを繰り出し、左のボディーのジャブや、右ストレートが再度ロベルトディアランの顔面をとらえる。

そして徐々に固めていたガードが下がり、左の顎ががら空きになっていく。

私が見てきた洗練されたボクシングと、確かに一戦を画するものがあるかもしれない。

2ラウンド、ロベルトデュランはさらに前傾し、ベタ足となり、接近しての左のフックを狙っているようだった。

ウィートリーのパンチを鼻先で躱しての反撃が多くなる。

よりギリギリの場合でパンチを躱していく。

野性的な豪腕KO

そしてウィートリーの左をショルダーブロックして、そこから引き絞られた弓矢のように放たれた次なる左ストレートに合わせた右によって、ウィートリーはロープまで吹っ飛ばされた。

衝撃の光景だった。

リスクを問わない――いやむしろ自分を信じきって、ギリギリのところで、獲物を狩る獣。

3ラウンド、さらに体重を乗せて、スーパーマンパンチのようなものが見せて、体が振り回されるような左フックも披露する。

何と言うボディーバランスか。

ウィートリーはあくまでウィービングからの高度なボクシングをしようとしてるんで、そのギャップもすさまじい。

1分半で見せた、左ボディアッパーと右のフックがほぼ同時などほ恐ろしく早く、まるでヴォルグ・ザンギエフのホワイトファングだ。

荒々しい、捨てパンチがほとんどない、ガードの上からでも当たるとごつんごつんと思い音が響き渡る。

4ラウンド、ここからアッパー、そしてチョッピングライトといった、上下の攻撃が増えてくる。

ウィートリーもここまでくると、その圧力、大振りなパンチに、反応、クリンチの場面が多くなってしまう。

5ラウンド、腹を中心に攻め立て、その中でレフトクロスを合わせられながらも、決してそのスタイルを変えようとしない。

むしろ避けられれば、見なされればいなされるほどに、熱く、激しく、強く、強引になっていき、そしてそれがラウンド終了間際、くっついた状態からの右アッパー、そこからの右フックの連打と言う形でダウンを奪う結果となった。

殴り合い。

ボクシングと言うものはどれだけのテクニック、華麗さはあっても、原点はそれなのだと、思い知らされる心地だ。

6ラウンド、ロベルトデュランを開始と同時に突進していき、超接近戦でフックを振り回していく。

そんな最中、ロープに押し付けての左アッパーからのボディーが直撃!

一旦離れたところから、ワンツー、そこからフックの相討ち、大振りの右ストレート、それでぐらつかせ、左フックを挟んでの右ストレートでロープがしなるほど吹っ飛ばし、追い討ちの左フックで完全なるダウンを奪った。

ウィートリーは立ち上がろうと懸命にあがいていたようだが、そのダメージはあまりに深く、その努力が報われる事はなかった。

思わずすごい、となってしまった。

何と言う豪快で、荒々しく、野性的なKO勝ち。

なるほど鷹村守のあまりにもショッキングで、目を奪われるようなKO勝ち、そのファイトスタイルは、ここから来ているのか。

小賢しい細かいテクニックなど、一笑に付すような、野性的な身のこなし、感覚、それに裏打ちされた紙一重でかわす神業、絶妙な間合い、それによって作り出された破壊的なKO劇。

ダイナマイトパンチと言う言葉があり、鷹村守もよく漫画の中にそう称されているが、まさしくそれはこのロベルトデュランにふさわしいと言えるだろう。

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