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“最強の侵略者”南豪宏 真っ直ぐ下突きに賭け極真を脅かした他流空手家!

2021年5月18日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

最強の侵略者

このキャッチフレーズはいわゆる、白蓮会館全体を指した言葉だった。

知らなかったのだが、白蓮会館はもともとは空手団体ではなくて少林寺拳法を源流としていて、そこには投げや関節技の構成要因として含まれていると言う話だ。

他団体に多く挑戦しており、その実績が世間に認められる形で、そのキャッチフレーズが定着している。

しかし私は改めて、その最初期の代表選手とも言える、南豪宏の試合を拝見して、この2つ名は彼にこそふさわしいという考えをはっきりと思った。

南豪宏の強さは、白蓮会館の中に置いて、あまりにも突出している。

いわゆるエース、トップ、最強、絶対王者、看板選手、そういった紹介の形で、評されることがそういった選手が多いと考える。

しかし南豪宏に関しては、その表現が似つかわしくないとさえ思える。

1人、完全に別次元すぎるのだ。

この様は、分裂直後の第6回世界大会で、初出場初優勝最年少記録を金字塔を打ち立て、さらにその後33連勝の偉業を達成した頃の、塚本徳臣を彷仏とさせるような雰囲気こそあるが、実際のところ塚本徳臣はその頃確かに無敵の様相を帯びてはいたが、岡本徹などを相手には再延長まで持ち込まれたり、怪我をしたワールドカップではバーガード・ガードナーを相手に体重判定に持ち込まれたり、確かに群を抜いた存在だったことは間違いないが、怪我等の事情もあるとは言え、決して別次元と言うわけではなかった。

しかし、私の知る限りではあるが、南豪宏はその所属団体である白蓮会館で戦っているときは、あまりにも桁が違っているように思えた。

それは、極真の試合に挑戦している時と、戦い方が違うことからもうかがえる。

南豪宏は、正直今回改めて見返すまで、その強さに気づくことがなかった。

それは全く以て私の不勉強と盲目としか言いようがないのだが、現時点においてようやくそういった大局観や物事の本質が見えるようになって初めて、理解したことがある。

南豪宏は、極真の試合で戦う際は、ほとんどすべての試合、同じような戦い方、そして試合展開となる。

ぶっちゃけた話、知らないで見ていたら、正直退屈や眠たくなるような試合展開なのだ。

しかし、実はこれこそが恐ろしいほどに凄いことだ。

真っ直ぐ行って下突き

通常は戦い方と言うものは、その相手によって変わる。

相手が自分より小さくて大きければ、単純にまっすぐ向かって、電車道で押し切ってしまえば良いが、自分よりでかくて強ければ、考えていろいろなフェイントをしなければならないし、普段使わない技も使ったりと、全く違った展開になる。

しかし南豪宏は凄い。

まっすぐ行って、下突き。

ほとんどこれ一本槍なのだ。

これってすごい、ほんとにすごい。

下突きとは、腹、ボディーアッパー、ボクシングで言えばそういった技になる。

よく知らない人が、極真カラテのことを腹打ちだとか、腹の叩き合いだとか言う表現をするが、それは大きな勘違いだ。

実際のところ、ボクシングなどに比べても、腹でのK.Oが極真カラテに於いて少ないのは、それを皆警戒して、しっかり捌いているからに他ならない。

むしろ顔へのパンチが少ない分、警戒は必須。

なかなか腹にはパンチが入らない状況になりやすいので、必然的に胸のパンチや、もしくは中途半端な、どこという箇所に突いてからの、蹴りにつなげると言うことが多かったりする。

しかも下突きは、かなり相手の懐に入り込む必要があるので、打たれ強さも被弾する覚悟と勇気も必要となる。

だからこそ、南豪宏は極真の大会において、ほとんど最低限のローキックと、本当に拮抗した際の膝蹴り以外は、まっすぐ入っていての、堂々とした男らしい下突きを敢行する。

そしてほぼすべての試合において、非常に高い有効性を示す。

南豪宏は極真の大会に於いて、クリンチになる展開が多く、たまにそれが腹打ちの弊害だと言うコメントを見ることがあるが、それもまた大いなる勘違いなのだ。

腹打ちになる展開が多いのではなく、南豪宏の下突きが強烈で、相手が効いてしまって、それでクリンチで防ごうとされてしまっているのだ。

だから南豪宏からのクリンチは、実は非常に少ない、クリーンな戦い方を選んでいる。

あの闘将として知られる、非常に好戦的で勇猛果敢な戦い方をする木元正資でさえ、それを選んでいるのだから驚愕と言える。

そして自団体である白蓮会館では、南豪宏は戦い方を変え、下突き以外でも左の上段回し蹴りを含んだローキックなどの多彩な切り、そして上段への前蹴りなど繰り出している。

はっきりいってレベルが違いすぎて、下突きに頼らなくても自在な戦い方ができて、そして本当に格下レベル相手波並に1本勝ちを奪っていて、正直ほんとにどうかと思ってしまうほどだ。

そしてノックアウトトーナメントと言うもので、順調に決勝まで勝ち上がって、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった佐竹雅昭と戦っているのだが、最後は判定負けを喫してしまっているが、正直この判定も多少思うところがあったりする。

体重差がかなりあるようだが、つかんでよし、押してよし、そのままひっくり返してよしのようなルールのようで、その上それがそのままポイント差になっているような節が見られる。

もし私の見立てが本当だったら、小さいやつがどんなに頑張っても捕まってコントロールされてしまえば、このルールだったら勝てる奴いないんじゃないかと思えてしまうのだがどうだろう?

実際腹をしっかり効かせていたのは南豪宏のような気がするし。

他流挑戦のパイオニア

そしてその戦いが最も花開いたのは、第22回極真での全日本大会だろう。

その前々年度で優勝を果たし、ノリに乗っており、さらにはその前の第4回世界大会で準優勝したアンディフグをパンチで追い詰めた桑島靖寛を相手に、やはりというか場内のアナウンスでは一方的になると言う予想覆し、むしろパンチだけで逆に追い詰め、試し割り判定で勝利すると言う大金星。

続いて戦うのは、前回大会で5位に入賞し、さらに第5回世界大会に出場し、第9回全日本ウェイト制大会の中量級で優勝を果たしている、リズミカルな連打が特徴的な、川本英児。

その特徴通り、序盤は川本英二が様々な技の連打で手数でペースを握っているようにも見えたが、しつこくしつこくしつこく食らいつき、ひたすら下突きを打ち続けるその南豪宏の下突きが明らかに効いてしまい、徐々に押される展開となり、手数も少なくなり、怪我と言うハンデも相まって、最後は上段廻し蹴りで顔を切り裂かれての南豪宏勝利勝利となる。

そして準々決勝で、極真の第一人者、その大会の優勝者であり翌年に行われた第5回世界大会の準優勝者である、城西の爆撃機、増田章との激突。

増田章がその名通りの破壊力抜群の左中段廻し蹴り、右の下段廻し、そして下突きを南豪宏に叩きつけて、炸裂させ、明らかにクリーンヒットして、普通だったらダメージになって効いてしまうのだが、南豪宏は全く怯まない。

全く怯まず、真っ向勝負で、ひたすらひたすら下突きを打ち込む。

途中私は、どちらが増田で、どちらが南豪宏か分からなくなった。

むしろなんだったら南豪宏の方が増田章らしい戦いをしているような節すらあるようにすら思えた。

さらにその後第9回ウェイト制大会に出場し、あの蹴りがとんでもない佐伯健徳と戦い、上段前蹴りとかぶち当てられたりとかしてもひたすら愚直に前に出て下突きで攻勢点を取って試し割り判定で勝ち、先ほども述べた闘将にも打ち勝ち、他流派としては初の決勝進出を果たし、第24回全日本大会優勝、第25回、第30回大会準優勝の、田村悦宏と対戦し、おそらく30キロもの体重差の中それをものともせず真っ向から対峙し、打たれても打たれても蹴られても蹴られても前に出て、最後は膝蹴りをぶち当てて、正直3対0で負けたけどどこで負けてたのと思えるような内容だった。

すごい、ほんとにすごいと思うこの人は。

その後新極真の第29回の全日本大会に出てくれて、あの九州でのトップクラスのトップクラス塩浜辰彦に最終延長4対0で勝ち上がるなどして3回戦まで上がってきたのだが、そこであの人間風車、史上最強の軽量級である谷川光も苦戦するほどの強豪である浪速のハードパンチャー野上利幸と最終延長で今度は逆に1対4と競り負け、そこで極真でのキャリアを終えているようだ。

そこで一度は現役引退し、その後復帰し、開かれた白蓮世界大会にも出場し、極真の第6回世界大会に出場して3回戦まで勝ち上がり、さらには100人組み手も行っているジャドリードに上段前蹴りで勝つなどの往年の強さを発揮したが、その決勝戦は次世代である北島悠悠につなげる形でその大会を終えた。

現在も福地勇人と、内藤貴継、そういった他流で活躍している選手はいるが、個人的にはやはり南豪宏のその活躍と、その強さは、頭1つ抜けている感が否めないと言えるだろう。

その鉄板の如き打たれ強さと、強く重い下突きの破壊力は、余人をもって代えがたいものがある。

こう言っては本末転倒なのかもしれないが、彼がもし極真の門を叩いていたら、そう想像することすらしてしまう。

最強の侵略者、南豪宏。

彼の残してきた功績、パイオニアとしての使命は、武道や空手の門戸を大きく開いたと言えるかもしれない。

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