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ミッシェルvsアデミール 欧州最強の男と南米の星で星の潰し合い、世界最強を決める壮絶な戦い!

2022年5月28日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

極真史上最高のBEST BOUT

それを考えた場合私の頭に、3つの戦いが浮かんでいる。

もちろんそれは個人的な考えであり人によって思い入れまや、考え方は違うから、それぞれだとは思うが、やはり戦いと言うものは最高レベルの人間が、それぞれの持ち味を十分に生かし、シーソーゲーム中で、ギリギリのところで素晴らしい結末を迎えたものこそが、戦いとしてはハイレベルだと考える。

それは私自身が将棋を嗜み、羽生善治と言う現代が作り出した最高傑作の最高知能、頭脳のそれをもとに様々なものを考えているから、そういった影響は多大なる事は間違いないと思う。

そんな中で今回紹介したいのが、南米の星アデミール・ダ・コスタVS、ヨーロッパ最強の男ミッシェル・ウェーデルの戦いだ。

極真史上最強レベルの、2人の激突。

最高レベルの世界大会として名高い、第4回世界大会の中にあってなお、事実上の決勝戦と言われた試合だ。

言わずもがな、この2人は私のチャンネルでも紹介させていただいている、疑うべきところがないほどの、極真史上最強クラスの男たちだ。

アデミールダコスタはブラジルではなく、それこそ南米の、星。

ブラジル大会は脅威の13連覇し、さらには荒業100人組み手も完遂しており、その折には恐るべきことにまさかの27連続1本勝ちを達成している。

100人組み手の中で1本勝ちを取る事は、常に相手が元気な状態で飛び出していくと言うところから難しい事はご理解いただけると思うし、そもそもが多人数組み手と言うものが大変なことで、普通に20人、30人、40人あたりで終わると言うことも珍しくない、実際に直近で極真松井派の世界チャンピオン上田幹夫が挑戦し、60人で残念ながら断念せざるを得ないという状況に追い込まれている。

しかしそれにもかかわらず、27連続1本勝ち、そもそもが1本勝ちとるというのは普通に難しいと言う状況の中、これはどうかしているとしか思えないような神業だ。

さらには前回大会の第3回世界大会で4位入賞し、第14回全日本大会ではあの世界大会で2連覇した偉大なる王者中村誠を相手に、再延長での判定勝ちをもぎ取っている。

そして今大会においてもアデミールダコスタの勢いはさらに凄まじいものがあり、それまでそこまで多くなかった左の変則廻し蹴りである、ブラジリアンキックでの連続の1本勝ちを決めており、そしてその直前の4回戦では第21回全日本大会王者にして、第6回世界大会でチャンピオンに輝く"超巨大戦艦"八巻健二と激突し、体重25キロにも及ぶ体格差を跳ね返しての勝利をつかんでいる。

対するミッシェルウェーデルは、すでに彼を特集した動画でも述べさせていただいたが、その勝利した戦いの全てを1本勝ちと言うまさに鬼神の如き活躍。

ヨーロッパ大会はもちろん敵なしで、アンディフグを破ったイギリスの"黒豹"マイケル・トンプソンに、決勝に置いて数秒で戦意喪失に追い込むほどの差を見せつけていると言う。

第18回全日本大会にも乗り込んできており、そこでも1本勝ちの山、ストップザミッシェルが叫ばれ、対小笠原戦での不運の反則負けがなければ、優勝していた可能性が圧倒的に高いと言わざるを得ない。

本大会においてももちろんその全てが1本勝ち、膝蹴り、左中段廻し蹴り、下段廻し蹴り、上段回し蹴りと穴がなく、特にその下突きの破壊力は、そのあまりの破壊力に相手の体が背中側に張り出してしまうほどだった。

そんな尋常な漁る、人間を超越してるような2選手による、激突。

試合前のその興奮は凄まじいものがあっただろう。

実際に拝見できる動画の中でも、応援合戦は相当のもののようで、特に印象に残っているのが応援しているブラジルの、アデミール、アデミール! とリズムの良い掛け声と、その合間に叩き鳴らされるおそらくはブラジルの伝統的な太鼓の音と、笛の三重層により奏でられる、陽気な音だった。

アデミールの速攻とミッシェルの迎撃

開始早々、いつものペースでアデミールダコスタがどんどん詰めていき、ミッシェルウェーデルがそれを迎え撃つ形となる。

最も自分の得意とする、下突き、そしてブラジリアンキックが威力を発揮する中間距離に陣取り、攻撃を加えていく。

開始早々、ブラジリアンキックがミッシェルウェーデルの顔面を捉え、早々にペースを取るかと思われた。

しかしそれに対してミッシェルのすさまじい破壊力の右の下段廻し蹴りと、突き抜けるような左の下突きで応戦する。

おそらくはさすがのアデミールもたまげたのではないか、少し距離を開ける。

すると今度はミッシェルが追いかけて、左右の下突きの連打。

中途半端な距離が逆に危険だと感じたのか、アデミールが今度は先ほどよりも近い胸がつくような接近戦に持っていこうとする。

そして下段廻し蹴りから、得意とする上段後ろ回し蹴りにつなげて、その顔面を脅かす。

直撃すれば、何人もの相手をマットに沈めてきた、もう一つの必殺技と言える。

しかしミッシェルには当たらず、逆に下突きの連打をくらい、やや蹴りの威力が、勢いが衰えいたように見えた。

さらに下突きで釘付けにしておいて、右の下段回し蹴りが強烈無比。

しかしここからアデミールの動きが変わる。

上半身を柔らかく動かし、一気に詰めるのではなくベタ足で詰めて、相手の攻撃をいなすようにして受け流し、試合のペースを緩やかなものに変える。

そこからパンチを捨て、後ろ回し蹴りを捨て、廻し蹴り1本に戦法を変更したようだ。

対してウェーデルも圧力を受けながらも、ものすごいパンチを連発して応戦する。

そして時折放つけど廻し蹴りがものすごい音を立てる。

手数を出しているのは間違いなくミッシェルウェーデルなのだが、圧力をかけているのはアデミールだった。

おそらくはミッシェルも、なぜこれだけ蹴って、叩いて、効かないのか、下がらないのか、不気味に思ったことだろう。

本戦終了、ミッシェルに一本だけ、1対0で引き分け。

延長戦、アデミールは最初からじっくりと間合いを詰めて超接近戦に持っていこうとするが、そこにウェーデルはパンチの連打から連打につなげるローキックで、突き離そうとする。

しかしそんな地獄のような間合いでも耐え忍び、受け流し、殺し、アデミールダコスタは間合いを離さず、こつこつとローキック、膝蹴りを返す。

ミッシェルの左右のミドル、下突きがクリーンヒット、会場に重い音が響き渡る。

しかしそれを耐えて返した、アデミールの左のローキック――いや軌道が変化し、上から叩き落とされる、ブラジリアンキックの下段の連発に、明らかにミシェルの動きが鈍った。

効いている。

アデミールダコスタはなりふり構わず、頭を胸につけて接近する、とにかくミシェルウェーデルの下突きを、その威力を殺す。

そして気合の入ったアデミールの膝蹴り2連発で、延長が終了、アデミールのその顔に、疲労が濃く広がっていた。

逆にミッシェルはポーカーフェイスのように見える中、判定は引き分け、両者ともに1本も上がらず、再延長戦へ。

その判定が降った瞬間、アデミールの表情には火がついたような闘争心が湧き上がっているようだった。

ここで決める、と言わんばかりに。

ミッシェルウェーデルはやはりポーカーフェイスながらも、どこか覚悟が決まっているような、そんな迫力が見て取れた。

開始、もはやお互いの狙いははっきりと決まっていた。

胸板に頭突き!?

アデミールはブラジリアンキックのロー、そしてミッシェルウェーデルは下突き。

そんな中、くっついていくアデミールダコスタの腹に、カウンター気味のミッシェルの下突きが二発突き刺さった直後、アデミールダコスタが接近戦から、まさかのその胸板へ頭突きをかましての、ローキックで場外に叩き出す。

極真の長い歴史でも、なかなか胸板への頭突きと言うのは見られない、まさに気合が入った、男の戦いがここにあった。

そしてお互い気合を入れて、続行とともにぶつかり合い、ミッシェルの下突きがアデミールダコスタの腹をえぐったその直後、アデミールダコスタ渾身のブラジリアンキックが、右の太ももを貫き、その腰を落とさせた。

効いた。

さらに追い打ちをかけようとしたところに、ミッシェルウェーデルの上段前蹴りが飛んできたが、それは何とか胸板にあたり、事なきを得る。

さらに接近して、ぶつかり合い、その凄まじさに解説から、重戦車同士がぶつかっています、と言う名言が聞かれる。

そしてもう完全に割り切ってアデミールは頭から突撃して、全体重を乗せたブラジリアンキックのローキックで、ミッシェルウェーデルを棒立ちにもっていく。

とにかく下突きの反撃を止めるために、体を後方に残して下段、下段、下段の連打連打連打。

ミッシェルも当たるとか当たらないとか関係なく、下突きを闇雲に連発して、つかんで引き込んで膝蹴り。

正しく解説曰く、壮絶な戦い。

ミッシェルウェーデルが膝蹴りの注意1をとられたところで、再延長終了。

判定、何もかも出し切ったでアデミールが変顔を作って天を仰いで歩きまわり、ミシェルが沈痛な表情でうつむく中、判定は4対0で、アデミール。

解説が叫ぶ、アデミールダコスタ、ヨーロッパ最強の男ミッシェルウェーデルを破りました。

ナレーションが語る、アデミールダコスタ、誰もが彼の決勝進出を予想した。

その言葉が物語る通り、これはまさに極真史に残る凄まじいまでの激突であり、まさしく世界最強決定戦と言えた。

既に言葉を尽くしており、付け加えるものはないが、あえて言わせてもらえば、本当に最高レベルの激突でありながら、最後にちゃんと差をつけて、自らの技量が上であることを証明したことが、アデミールダコスタが極真史上最強であり、ミッシェルウェーデルがそれに次ぐ者となったその明暗を分けたと言えるだろう。

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