新着記事

黙想する大山倍達

: 空手および格闘技

黙想 稽古前後に行われるそこに秘められた、武道空手の深奥とは――

黙想 極真空手の稽古において、それを始める前に正座してまず初めに行われるものだ。 ...
白蓮会館世界王者北島悠悠

: 空手および格闘技

“白蓮世界王者”北島悠悠 南豪宏に次ぐ絶対王者として塚本徳臣とも激闘を繰り広げた必殺の飛び膝蹴り!

白蓮会館覇者 最強の侵略者である、白蓮会館、その初期を支えた絶対的な覇者であり、 ...
ロッキー・リンにアッパーを打ち込むリカルド・ロペス

: 空手および格闘技

ホワイトファング!リカルドロペス最強伝説 はじめの一歩越え衝撃アッパーが相手を場外まで吹き飛ばす!

史上最強リカルド・マルチネス 範馬刃牙でいう範馬勇次郎、ドラゴンボール超でいう破 ...
郭雲深の半歩崩拳

: 空手および格闘技

“半歩崩拳あまねく天下を打つ”郭雲深 郭海皇のモデル,史上最強の武術家 太氣至誠拳法澤井健一の師 王郷斎を弟子に持つ!

郭雲深 私の先生は実技のみではなく、空手のみではなく、様々なジャンルや、そして武 ...

記事ジャンル一覧

関連記事

  • Ⅻ/ベトの離脱③

    最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む___________________ 本編  ぼんやりお日様を眺めていたら、声をかけられた。  でっぷりした体躯にひかる禿頭、スバルだ。 スバルは初めて会った時 ……

  • 第10話「仮初の日常②」

    最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む___________________ 本編 「今日の卒論発表会、結構長くてだるかったね。正直みんなもっと色々と見応えがある大掛かりなものが出たり、飽きないような ……

  • ⅩⅩⅢ/アレ=クロア①

    最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む___________________ 本編 「うむ、これでいよいよ悪魔と契約した可能性が高くなったな……くわばらくわばら」 「いやいや、嫌な時代ですな。おちおち ……

  • #49「なんで?」小説月が堕ちた夜の表紙

    最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む___________________ 本編  純化されていく。 降り注ぐ雪の冷たさが、すべてを。  このまま凍りついてしまえば、それこそ見応えがある美しい彫像に ……

Ⅸ/不吉な兆し①

2020年10月9日

まずはブログランキングにクリックのご支援
何卒宜しくお願いします。

 にほんブログ村 にほんブログ村へ 
 にほんブログ村ランキング   人気ブログランキング

最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む
___________________

目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

「……使命、ね」

 考えていた。

 使命。
 使わされた命。
 命の、使い方。

 そんなものがあるだなんて、考えたこともなかった。

 人はただ、生きている。
 他の生物を食って、加工された水を飲んで、吐き出して。

 そして、死ぬ。
 それだけだった。

 それだけじゃないのか?

 なにか、しなければならないのか?

 それだけだと、生きていることにならないのか?

 間違っているのか?

 自分の生き方は、本当は悲しいモノなのか?

「……ふぅ、わかんね」

 わからなかった。
 今までの生き方と、考え方と、在り方と、あまりに真逆な存在。
 本当に人間か? とさえ疑うことすら――

 悪魔憑き。

「…………」

 厭な単語が、脳裏をかすめた。
 それに思わず、いつの間にか閉じていた瞼を開く。

 窓から差し込んでくる月の光は、いつになく眩しかった。

「まさか……」

 な、とまで言いたかった。

 だが言えなかった。
 それは、それを言えばあまりに今までの行動の不可思議が解決される言葉だったから。
 だとすれば、あの変貌も、神との契約という言葉も、そして昼間の事件も――

「……どうすっかな?」

 面倒だった。

 聞くべきか?
 でも悪魔憑きは、自身ではわからないという。
 なら、確かめようがないか?

 悪魔祓い(エクソシスト)。

「…………」

 対抗手段といわれているのは、聞いたところでそれだけだという。
 教会が所有しているという、対悪魔の特殊部隊。
 ツテは、ないでもない。
 こんな稼業をしていると、あちこちで色々と恩を売ることにもなる。

「明日……」

 衣擦れのような音がした。

 キン、とベトは傍らの愛剣を、静かに抜く。
 物音には、昔から敏感だった。
 敏感でなければ、死んでいたような環境だったから。
 それに戦場で産声を上げたというのも大きかったのかもしれない。
 だからベトは今まで、不意打ちというものを喰らったことがなかった。

 しかし今のは、起きていなければ気づかないほどの些細なものだった。
 たまたま遅くまで珍しく考え事をしていた今日だったからこそ、気づくことができたのかもしれない。
 それにベトは、眉をひそめる。

 ――なんだ?

 息すらひそめ、態勢を変えず剣のつかに手をかけたまま、気配に神経を集中させる。

 動きが、あった。

 ひどくゆっくりだが、それは徐々に、こちらではなく入口に――

 まさか。

「……アレ=クロア?」

 微かに微かに、呟く。
 既に中にいて出ようとしているなら、他に該当する者はいないだろう。
 自分の感覚を無視して進入することは、不可能だ。

 気配が完全に外に出たことを確認して、ベトは起き上がった。
 そしてあとを追おうとして――移動用の杖がその場に置き去りなことに、気づいた。

 どうしたというんだ、あの娘は?
___________________

続きはこちらへ! → 次話へ進む

クリック👍のご支援お願いします。
にほんブログ村 にほんブログ村へ 
ありがとうございますっ!🙇