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SAMURAI GIRL リアルバウトハイスクール 超改悪 主人公変更に本筋を追わない茶番劇

2023年1月16日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

様々な要素を昇華させた傑作原作

この作品はライトノベル、つまりは小説が先に出ておりそれを原作にしたアニメがあり今回はそのアニメ版をレビューさせてもらいたいと思う。

先に前提として述べておくと、私はこの作品に触れたのはライトノベル版が先だ。

正直傑作だと思った。

この作品のタイトルは、召喚教師リアルバウトハイスクール。

その頃の流行、そしてライトノベルの王道として、学園ものの主人公は、ほとんどの場合がそこに通う何の変哲もない一般の男子生徒だ。

しかしこの小説は、主人公がその名の通り、教師、しかも世界最強の格闘家南雲慶一郎になっている。

彼が赴任した学園を舞台としているのだが、彼は以前から何者かによって異世界に召喚され、そこに現れるモンスターを拳1つで退治すると言うことを半強制的にされていた。

こんなライトノベルの黎明期とも言える時代から、異世界転生、いや転生とは多少違うかもしれないが、異世界召喚をやっていた。

その上で現実世界の学園でも、木刀を使うヒロイン御剣涼子や、突っかかってくる真っ黒なイケメン関西弁男草彅静馬など、バラエティーに富むキャラクターや、その人物相関図や背景ややりとりを通して、非常に奥深い世界観を構成して、実に読み応えがある作品を作り上げていた。

しかし既巻が長いことや、はまりだした時期が忙しかったことなどもあり、その全てを読むことは叶わなかった。

そんな折アニメ化されていると言うのを聞き、より手に取りやすいかと思って鑑賞してみることにした。

そこでまず違和感があった。

まず、あれだけの長編であるにもかかわらず、一期だけ、それもワンクールしか作成されていないと言うこと。

その上、タイトルの改変、召喚教師が、SAMURAI GIRL リアルバウトハイスクールになっていること。

そこでふと、思い出した。

そういえばこの作品は漫画版もあって、そちらでも主人公が教師である南雲慶一郎から、サムライガールである彼女御剣涼子に変更されていたと言うことを…。

そして確か漫画版も6巻で終わっていて、その中身は…全てを把握しているわけではないが、そんな記憶がよみがえっていた。

嫌な予感がしていた、それも何か本辺が始まる前に年齢制限的ななんかそんな告知までされているし。

果たして、私の予感は見事なまでに的中してしまった。

原作殺しの極致

これまで見てきたあらゆるアニメの中で、はっきりと最下位レベルだと断言できる。

ここまでひどい改悪は見たことがない。

まずそもそもが侍があるが主人公になってるから、ストーリーが全く違う。

最強無敵の格闘家が、なじみのない教師をしながら、八面六臂の大立ち回りによる大活躍を見せて、その中での学園モノの組み込みや、本人も異世界転生して化け物と戦うと言う緊迫感などが本作の売りであるのに、それがない。

しかも内容も、どこかで見たようなものをつぎはぎし劣化コピーしたような、この娘、侍ガールでかわいいでしょう、しかも戦うんですよ、パンチラもたくさんありますよみたいな感じで売り出しているんだけど、その製作者の思惑が前に出すぎてて、正直気持ち悪い。

キャラが生きてない、キャラが踊らされている。

しかも主人公であったはずの南雲慶一郎が、全然出てこない、出てきてもしゃべらない、だから本筋に全く関わらない。

そして話が進まない、ここが何より衝撃だった。

肉厚の設定と、複雑な人物相関図、張り巡らされた伏線など、とても12話位じゃぁ1巻分すら補完できるかどうかと言うその内容を、全く追わない。

毎回毎回、こう言ったらなんだがくだらない茶番劇や、どうでもいい即興の対決、深みの全くない日常回で終わらせる。

この脚本書いたやつ出てこいって言いたいレベル。

そんなのがほとんど最終盤まで繰り返されて、これどうやってまとめんだ?と思っていたら、最後の方でいきなり南雲がなんかすごいアジトに乗り込む的なノリで、そこに草彅静馬と御剣涼子もついていって、なんかよくわかんないうちにバタバタあって、いやこれほんとに誇張じゃなくて作家でも把握できない位駆け足というか大事な経緯すっ飛ばしてるんでこれホントにそう感じて、そしてなんか南雲は結局思わせぶりな感じでラスボスっぽいのをなんかよくわかんない感じで倒したのかどうかもわかんない雰囲気で、そして最後急転直下で場面転換されいきなり朝の登校風景になって、御剣涼子はまた戦いを挑まれて、サムライガール、今日も元気です!みたいなノリで終わる。

しかもオープニングとエンディングもほんとにひどい、ひどいばっかり言っててひどいって言葉がゲシュタルト崩壊を起こしそうな勢いなのだが、歌下手というのは十分に言われているが、アニメーション自体も安易にセーラー服の剣道少女に新選組の誠の着物を着させるとか、安易安っぽいにもほどがあるし、なぜかエンディングは多分やってる声優さんの実写だし、もうそもそもアニメやる気があるのかって言うレベル。

これでまだ原作がつまらなかったのなら許せるレベルなのだろうが、原作が傑作なのだから始末が悪い、ほんとに改めて作り直して欲しいが叶わないのが本当に悲しい寂しい限り。

繰り返しになりますが原作はほんとお勧めです、様々な要素がほんとに素晴らしい塩梅でバランスよく深みを持たせているので、ぜひ一読を。

怖いもの見たさだったのならばアニメも手に取ってみるのも…やはりオススメはできません(汗

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