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2020年10月27日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

メイド喫茶とはそもそも何なのか?

現在ではコンセプト喫茶という概念が世間に広く普及したので、メイド喫茶というものに、その存在意義を求めることがほとんどなくなり、あくまでコンセプト喫茶の1種として捉える人が大部分を占めるようになったと思います。

しかし実際のところ、そのコンセプト喫茶の先駆けともいえる、その走りであるメイド喫茶は、そもそもが成り立ちから違うと考えています。

メイド喫茶は、元々はPCゲームの、そのタイトルの一時的な催事イベントとしてスタートしました。

メイド喫茶の成り立ち

キュアメイドカフェの看板

1997年、「東京キャラクターショー1998」にて恋愛シュミレーションゲーム「Pia♡キャロットへようこそ!!2」の舞台を再現したレストランとして出店されたものです。

内容としてはそのゲームのコスプレをした女の子がドリンクやグッズなどを行い、ファンからも好評を博すこととなりました。

一時的なものですから、それでお客を入れて、それによってゲームをPRするといった、そのような目的であったはずです。

しかしそれが大変人気を博し、翌1999年ゲーマーズスクエア店内に同ゲームのコンセプトカフェを期間限定でオープンし、さらに翌2000年にコスプレウェイトレスが接客を行うカフェ「Café de COSPA」がオープンしました。

そのように少し認知が広まっていき、づつニーズが伸びていき、そして最終的に2001年、世界初のメイド喫茶第一店舗として「CURE MAID CAFE」がスタートします。

2次元文化を3次元にコンバート

メイド喫茶ぴなふぉあ3号店のもなイベント

その経緯には、発起人の「ゲームを本物にしたい」という想いがあったといいます。

それは元々は、独自の世界観、その構築であり、それをわれわれが住む3次元の世界にコンバートするといった、大げさではあると思いますがそのような着想から始まっていると考えます。

ですから個人的には、メイド喫茶で1番大切な要素は、その世界観なのです。

非日常、異世界、2.5次元的な、そこでしか体感できない経験。

元来的には、そういったものを求めて、訪れるものだったと考えます。

私は個人的に、ガールズバーだとか、極論言ってしまえばキャバクラだとかと違うところは、その点だと思います。

基本的にはメイド喫茶は風営法をクリアしていないので、席についての接客は認められていません。

そもそも非日常的なものを提供するのでしたら、隣に座って世間話に興じるのは少し違うような感覚もあります。

世の中を取り巻く様々な不合理、不条理、そして飽き飽きするルーティーン、そのような毎日に疲れた人たちが、オタク文化ですべてを忘れて癒される。

その一端を担うジャンルこそがメイド喫茶だと考えます。

だからこそ、屋敷の作り、メイドさんの立ち振る舞い、その衣装、そして設定、そのようなものにはこだわりを持ってほしい気持ちがあります。

断っておきますが、私はクラシカルメイド喫茶だけを認めると言っているわけではないです。

メイド喫茶のそもそもの概念を考えた場合には、クラシカルメイド喫茶から始まっていることは間違いありません。

しかしオタク文化でメイドと言えば、フリフリメイド服で、どじっ子で、眼鏡っ娘というのがテンプレートな位でどちらかと言うとそちらの方が圧倒的に多いのが実際です。

逆に言えばそこまで振り切ってくれれば本当に非日常で2次元的なので私は通いたいなぁと思ってしまいます(笑

日常を忘れさせ、生活に潤いと癒しと萌えを

頑張ってるなぁと思う店の1つに、基本的にメイドさんがオタク関係の事しか話さないというパターンがあります。

世間話も愚痴もそれはそれで別に構わないですが、やはり普段それほど話すことがないオタクなアニメや漫画やゲームの会話を、非日常の空間で美少女ととことん語り尽くすというのは、これ以上ないほどの、その場所でしか味わえない希少価値と言えるでしょう。

もちろん現在はメイド喫茶が広く普及し、コンセプト喫茶というものが世間に受け入れられているので、そもそものメイド喫茶という概念がもはや必要ないと言われればそうなのかもしれません。

ですがやはりあまりにも曖昧になると他の業種や、ニーズとの兼ね合いや、そういったものが薄れてしまい、メイド喫茶が元来持ち得る尖った部分が影に隠れてしまうような気もしています。

メイド喫茶ってなんだろう、どういう風にして生まれたの、そういう風な疑問に対する1つの答えになっていれば、幸に存じます。
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