167回帰宅の主人がメイドカフェを3つのパターンに徹底解説!
メイド喫茶ってどんなお店なのか?
よく聞かれる質問です。
なんかワチャワチャしたところ、ネタで行くところ、オタクたちの巣窟、ただのコスプレ喫茶?
いろんな憶測を耳にしてきました。
その実態を今までメイド喫茶に167回ご帰宅した私が今回答えようと思います。
まずメイド喫茶には、大きく分けて3つのタイプに分かれます。
3つの店舗タイプ
1つ目が、アミューズメントタイプ。
2つ目が、クラシカルタイプ。
そして3つ目は、コンセプトカフェタイプです。
順を追って説明していきます。
まずアミューズメントタイプと言われているものが、いわゆる巷で、そしてテレビで、メイド喫茶として取り上げられている最たるものだと考えます。
アミューズメントタイプ
アミューズメントタイプとは読んで字のごとく、いわゆるミニスカートでピンクでフリフリでキラキラなアイドル風メイド服に身を纏い、入る時は入国だとか言って日本とは別の空間を演出したり、中で扱う貨幣も日本円ではなく例えば100円じゃなくて100りーみんだとか独自のルールを設けてみたり、食事や飲み物を頂く時もそのままではなくメイドさんと一緒に両手で♡を作っておいしくなーれもえもえきゅんとかやったり、他にもゲームメニューやアミューズメントメニューとか言って黒ひげ危機一髪とかワニの歯を押していって最終的に挟まれるやつとかあったりとかする、いわゆるそういうやつです。
テレビ映えするというか、いかにも特別な場所という演出をされていて、まぁ例えば地方から初めて秋葉原に来たということで、記念にどこか行きたいという感じだったら、わかりやすくてウケは良いかもしれません。
しかし例えば関東在住で、ちょくちょく秋葉原に行くという人が、落ち着いて腰が据えれるかと言うと人を選ぶかもしれません。
実際初めて連れていかれた人の反応も千差万別でしょうし、そういう人で心のそこから楽しんでいると言う人を見かけた事はあんまりなくて、結構気合が入ってる兄ちゃんなんかはマジウける、こんなもののために高い金払うとか馬鹿じゃね? こんなとこ通ってるオタク決めるとかキメェだとか、厳しい意見を耳にしたことも有ったりします。
クラシカルメイド喫茶
そしてそれと相反するジャンル、クラシカルメイド喫茶。
これもまで読んで字のごとく、本当にお客さんを屋敷に帰ってくるご主人様と見立てて、メイドさんはメイドカフェの店員ではなく本当に給仕人としての役割を果たすという立ち回りの、そういうメイド喫茶のことです。
具体的に言えば店の雰囲気は黒や濃い茶色で統一されていて、まさに中世ヨーロッパのお屋敷といった感じ。
入店すれば、あくまで静々と丁寧に足運びして出迎え、穏やかな口調でお帰りなさいませご主人様と出迎え、あくまで丁寧にゆっくりとお席まで案内する。
用事があるときは机に備え付けられている鈴で呼び出し、それにメイドさんは迅速に対応し、注文を伺ったらまた壁際まで戻って待機する。
絡みは一切なし。
特徴としては食事も基本的には奇抜だったり手を抜いたものもなく、価格も非常に良心的だったりしていてかつチャージ料等もないとそういった意味では敷居は低いのですが、逆に言えばメイド服のお屋敷風という以外はただの喫茶店という感じは否めなくもありません。
何か遊びたいとか、記念にとか、思い出にとか、そういった魂胆で店に向かってしまうと肩透かしを食らうかもしれません。
コンセプト喫茶
そして最後の1つが、コンセプト喫茶と呼ばれるものです。
これは実は少し基準が難しくて、実際はメイド喫茶というジャンルそのものがコンセプト喫茶の1種であると言う方が正しいかもしれません。
コンセプト喫茶とはいわゆる喫茶店を、何かしらのコンセプトに基づいて経営されているものをいいます。
例えばメイドさんというかスタッフは吸血鬼で、お客さんである我々はそれの生贄として来訪すると言うパターン。
もしくは隠された女神の中庭に紛れ込んだと言う設定。
鉄道の居酒屋に、鉄道員として切符を買ってそれを切ってもらって入場するスタンス。
もともとはコンセプト喫茶=メイド喫茶と言っても差し支えないほどにメイド喫茶しかなかったのですが、いわゆるメイド喫茶ブームを迎えて、雨後のたけのこのように大量のメイド喫茶が出現した結果、他店との差別化を図るためにそういった方向性が用いられたものと考えます。
逆に言うと、元々はほとんどがメイド喫茶だったのですが、それが淘汰されて、その結果として別の方向性を家出そうとした結果、現在はコンセプト喫茶の方が多くなっているように見受けられます。
秋葉原の客引きはほとんどがコンセプト喫茶
特に秋葉原駅に着いて、中央通りを通って、セガ3号店の脇から1本路地に入って末広町駅へ向かう通りには、大量のメイド喫茶の客引きがあります。
しかし実際はそのほとんどがメイド喫茶ではなくコンセプト喫茶だったりしますし、実はそういう客引きをやっている店の中には王道とも言えるクラシカルメイド喫茶のタイプはなかったりするので、自分がどのようなニーズがあるのかを見極めないで安易に引っ張られてしまうと、自分の求めるものが得られずに、満足できずに、こんなものかとがっかりして、それっきりとなってしまう危険性が秘めています。
それはそれで別にいいと感じてしまうもしれませんが、しかし私個人的にはメイド喫茶というものは秋葉原という文化の1つの大きな流れを有していると考えていますので、それに触れる機会というものがあっても良いのではないかとも考えています。
ジャンルごとにすでに述べたようにはっきりと別の方向性を持っていますし、さらにもっと言ってしまえば同ジャンルの中の別店舗でさえほとんど別の領域の店と言ってしまって構わないほどの違いを魅せてきます。
しかも上記の3つのジャンルと言うものは、はっきりと分かれているわけではなく、例えばアミューズメント寄りのクラシカルメイドカフェと言うのももちろんありますし、例えばメイド喫茶なのだけれど戦国武士のコンセプトも混在した店というのも存在します。
その割合が壊滅的に失敗しているパターンもありますし、見事なバランスを醸し出してまるでカフェラテのアートのように美しく輝いている店もあります。
その辺の情報や、手がかりの1つとして、私の記事が一助になれば幸いです。
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