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第13話「あの日のその後②」

2020年10月8日

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目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

 首以外の体はまったく動かなかった。

 それどころか感覚すらまったくなかった。

 首だけ回して見ると、周りには同じように真っ白い白衣と真っ白いナース服と真っ白い看護帽を被った人たちが囲んでいた。

 その中におとうさんとお母さんの姿もあった。

 おとうさんは厳しそうに顔をしかめて、お母さんは両手で胸を押さえてこっちが苦しくなるほど辛そうな顔をしてこちらを見つめていた。
 他の知らない人たちが見下ろしている、という感じなのに対して二人が見つめている、と感じたのに少しだけほっとした。

 そのあと白衣を着たお医者さんらしき人が一歩前に出て、僕のすぐ脇に立って説明を始めた。
 話によると、僕が意識を失ったそのあとすぐにおとうさんとお母さんが戻ってきて、異変に気づいて慌ててテントの中に入り僕たちを保護したらしい。

 どうやって保護したかに関しては一切の説明は無かった。

 続いて傷の説明に入った。

 僕の怪我は二箇所。
 胸の亀裂骨折、つまりはひび。そして左脛の粉砕骨折。

 胸のひびに関しては包帯をぐるぐる巻いて絶対安静にしていれば問題はないとの話だった。
 痛み止めの薬の話とか予後とか色々聞かされた。

 それよりも問題なのは左脛の方だった。

 左脛の骨は、もう元には戻らないと言われた。

 完全に、粉状に近いところまで砕かれているので、もう手の施しようがないとのことだった。
 このままでは自分の足で歩くことも出来ないだろうということも聞かされた。
 その時お母さんが辛そうに顔を伏せるところと、おとうさんが厳しく眉根を寄せるのが見えた。

 だけど、お医者さんは言葉を続けた。

 現代の医学では、人工骨というものがあるそうなのだ。
 それは僕みたいに、骨が自然治癒不可能なほどに破壊されたものの代わりに、人工的に作られた骨を埋め込み使用するという技術だった。
 インプラントとも呼ばれている人工の歯や人工心肺などと同じ分野の技術で、現在までに様々な原材料が試行錯誤されているらしい。
 それを聞いて、お母さんは胸が細るような息を吐き、おとうさんは僅かに表情を緩めた。

 そのあと手術を受けるかどうかの意思確認が行われ、僕も両親も一も二もなく首を縦に振り、すぐさま緊急手術が行われた。

 ストレッチャーに載せられ、ガラガラと運ばれていった。
 出術室の前まで両親もついてきてくれた。
 お母さんは最後まで心配そうに顔を歪めて、おとうさんは最後まで厳しそうな顔だった。

 テレビドラマで見るような押し開くタイプの扉と、その上にまだ点滅してない『手術中』と書かれたランプが見えてきた。
 自分があれに入る時が来るとは思ってもみなかった。
 そういえばここに来るまでに救急車にも乗ったのかと思ったら、なんとなく覚えていないのが惜しいような気がした。

 入る直前お母さんが僕の手を両手で包むように握った。

 僕は頷いた。

 おとうさんが僕の肩を支えた。

 後ろまで後退した生え際に汗をかいてた。僕はなんとか笑顔に近いものを作ろうとした。
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