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第99話「しろ」

2020年10月7日

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目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

「さっきは手加減なしに打ってすまなかった。この謝辞は万言を尽くして――」

 彼女は言葉を遮るように、ふるふると頭を振った。
 長く結ばれた後ろ髪が、それこそ本当の尻尾のようにぶるんぶるん揺れる。

「――君はなんてカインドネスでミステリアスでファンタジスタなんだろうな! もしよろしければ俺と」

 お、おい!?

「友達になってはくれまいか? 実に刺激的な毎日が送れそうな気がする!」

 …………はぁ。
 僕は思い切り肩を落として、嘆息した。
 本当……このアホは。

 彼女は迷うことなく、こくりと頷く。
 神龍はそれに両手を広げて喜びを表す。

「ありがとう! いやー、今日は良き日だ! そういえば君は、メールの送受信による意志疎通を好むそうだね? 出来たら俺ともアドレス交換をしてはくれまいか?」

 彼女は迷うことなく素直に頷く。

「ナイスだっ、夜月君!! では、」

 彼女はござの上に上がってきてバッグから携帯を取り出し、二人して赤外線通信を使って交換する。

「ハハハ。いやー……ん?」

 神龍の携帯から黒電話のベルの音が鳴り響いていた。
 相変わらず渋い着信音、早速彼女がメールを送ったようだった。

 携帯を操作する神龍の肩から、僕も覗いてみる。

『お前もなかなかやるね』

 ……えーと、

 ぷっ


「ハハハハハハっ! 面白い! 君は本当に面白いぞ、夜月君! さすがはしろの思いびグフッ!」

 バカ笑いしてアホなことを言い出そうとする神龍の腹に、渾身の膝蹴りを叩き込んで黙らせる。
 ……普通そういうこと、本人の目の前で言おうとするやつがいるか!?

 腹を押さえて顔面からござの上に突っ伏す神龍。
 ついでにいい加減、しろって言うのやめろって!!

 そのやり取りをくすくす笑いながら見てたスタッフのお姉さんが、僕の傍に近寄り、耳打ちする。

「彼女、あんなにきめ細かくて白い肌してるんだから。変なことさせないで、大事にしてあげなさいよ?」

 それに僕は大きく頷いて同意する。
 でも、彼女とか大事にするっていうのは、この人なんか勘違いしてないだろうか……?

「……はい、大事にします。手当て、ありがとうございました」

 お姉さんは気さくな様子で手を振りながら、店の中に戻っていった。
 それを見送っていると、彼女が僕を不思議そうに見上げていることに気づいた。

 ん? なんだ?

 要領を得ない僕に、彼女は再び携帯でメールを打ち出す。
 途端"神龍"の携帯の着信音が鳴る。
 倒れ伏している神龍の死体の傍に投げ出された携帯を拾い上げ、僕に向ける。見ろってことか?

『しろ?』

「……ああ、それね」

 一瞬わからなかったが、神龍が僕のことをそう呼ぶのを彼女が聞きとめ、不思議に思ったのだと理解した。
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