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目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

 それにより、僕の思考は停止する。
 とっくに僕ら三人は着替え終えて、熱い砂の上で彼女が更衣室から出るのを待っていたのだ。
 どっちかっていうとドアを眺めていた。

 そのドアノブが今、動いたのだ。

 彼女が来る。

 そう思うと、途端に緊張感が体中を駆け抜けた。
 再び思考が動き出す。
 どんなん来る?
 ちなみに僕は赤で、隼人は青で、神龍は黒にけつの辺りに金の竜の刺繍がされてるやつ。
 惜しい、これで神龍が黄色なら信号機なのに。
 いや、でも金色が入ってるから微妙にセーフ?

 ……って僕は何を考えてるんだ。

 違う。
 彼女だ。
 彼女の水着だ。

 やっぱりいつものように黒か?
 それとも――

 ドアが開いた。
 僕らは目を見開いた。

 心臓が高鳴る。
 青空と白い日差しと青い海と白い砂の下、僕はそれよりも鮮やかな色に目を奪われた。





 黒じゃなかった。
 真っ白な、ワンピースタイプの水着だった。



 膝まで届く長い髪は根元に一つ、毛先に一つ白いリボンを使い、ポニーテールのように後ろで一房にまとめてあった。

 いつもの野暮ったさは欠片も見受けられない。
 初めて見る手足は白く透明で、強烈なな太陽の光を浴びて、全身がきらきらと輝いていた。
 その美しさと繊細さと清浄さと、今まではなかった白さに、目が潰れる思いがした。

 彼女自身が、まるで発光体のようだった。

 その明るさに目が慣れるてくると、彼女が両手をせわしなく組み替えていることに気づいた。
 僕たちの視線に気づいて、物陰に隠れるようにこそこそと移動しながら、不安げに目を伏せながら出てくる。
 僕たち見過ぎか?

「く……」

 何か言おうとした僕の姿に、彼女が気づく。

 途端さっ、彼女の体は素早く影のように動き、僕の背中に隠れるように張りついてしまった。
 この反応に隼人は困ったように笑い頬を掻き、神龍は珍しい生きものを見るように興味深気な視線を彼女に送る。
 そして隠れられた当人の僕は、その反応にすっかり頭がバカになってしまった。

 ――かわいい!
 しかも僕、なんか頼られてる!?
 なんかもー楽しいからどーでもいーや!!

 この世の春とばかりにあはははははと笑い、神龍の肩を思い切り叩く。

「よっしゃ神龍! 今日は照ヶ崎の海底を調べるために、徹底的に潜るんだよな!?」

 付き合ってやらぁ! と続けようと思っていたら神龍は、

「いや」

 と僕の声を遮った。

「ん?」

 勢いを止められた僕が怪訝な顔をしていると、神龍は人差し指を立てる。

「今日はもう一つ、興味深い被験体があるからな。海は後だ。隼人」

 呼ばれ、隼人は背負っていたリュックからバレーボールを取り出した。
 バレーボール?

「これは?」

 神龍は笑う。

「ビーチバレーだ」



 なんで海水浴にそんな馬鹿でかいリュックが必要なのかと不思議には思っていたが隼人の存在そのものが不思議なので黙っていたが、その中からにょきにょきとバレーネットとポールが二本出てきた時は正直言葉を失った。
 お前ら一体何やってるねん。

 神龍と隼人は手際よくそれを砂浜の真ん中に突き刺し、ポールを伸ばし、ネットを取り付け、即席のビーチバレーコートを作り上げていく。
 浅瀬で遊んでた親子が、なんだなんだ? という感じでこちらの様子を窺う。
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