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2020年10月7日

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目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

 保守的な我がゼミの中にあって、その長たる土野(つちの)先生だけは過分に包容力のある性格だった。
 大体にして、あの切間をこういうゼミに入れようという神経がそもそも常人の域を越えてるといえる。
 基本的には放任主義で、でも締めるところはきっちり締めて、どこかずるいなぁと思わせる世渡りのうまさを持っていた。

 ああいうのが上手な大人っていうんだろうと思う。

「ぼくもしんやのゼミにすれば良かったかなぁ。グループ作業ばっかりで、変わったことなんて一つもなし。超つまんないよ」

 隼人はマーケティング系の橋口(はしぐち)ゼミだ。
 うちとは正反対のお堅いゼミだっていう、もっぱらの噂だ。

「神龍のところはどうだったっけ?」

「うちも白柳たちのところと同じ、放任主義だ。基本的に期日までにレポートを出せば、別にゼミの時間に出席しなくてもいい」

 そこまで話して、ブレーキ音が響き渡った。
 バスが来たのだ。
 会話を打ち切って乗り込もうとした時、神龍の器用に立てられた髪の間から見え隠れしている額に、かなりの汗が浮かんでいるのが見えた。

 バスの中ではもっぱら僕と隼人が喋り、それに彼女がメールで入るといった構図になった。
 慣れたもので、違和感なく会話が弾む。


 神龍には前もってメールでの会話の件は話しておいたので、大して興味なさげな様子だった。
 ぼんやりと窓枠に頬杖をつき、外――というか、空を眺めている。
 うーむ今更だが、こいつはホントにまいぺーす。

「――そういえば。りゅうちゃん」

 不意に話を止めて、隼人が神龍の方を向く。
 声をかけられても神龍はまったく動こうとはしない。

 慣れているので、隼人は構わず続ける。

「よづっちゃんに自己紹介、した?」

「まだ」

 相変わらず空を眺めたまま、まるで呟くように答える。
 隼人は笑顔を浮かべて、

「じゃ、今した方がいいよ」

「俺は神龍幸之介、二十一歳だ、よろしく」

 抑揚をつけずに一息で自己紹介を終える。
 まるでお前なんかに興味ないと言わんばかりだ。

 まぁ実際はそういうつもりじゃないんだろうが……
 唐突に隼人の携帯が鳴る。ぴろぴろぴーんという単音の、間の抜けた着信音だ。すぐに出る。

 僕も横から覗く。

『暗戸夜月、十八歳、よろしく』

 ――横目で彼女を見る。
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