新着記事

Thumbnail of new posts 157

: 空手および格闘技

“不退転の覚悟”マイケル・ヤング 三瓶啓二,ミッシェルウェーデル,増田章ら超強敵と闘い闘志を見せつけたその勇姿!

三瓶啓二のアバラを叩き折る フィジー、そしてオーストラリアの極真空手家、マイケル ...
Thumbnail of new posts 171

: 空手および格闘技

間柴了の必殺技モデルトーマス・ハーンズのフリッカージャブでパブロ・バエズを衝撃K.O!

間柴了 主人公幕之内一歩の初期のライバルであり、現在でもメインキャラであり、幕之 ...
Thumbnail of new posts 060

: 空手および格闘技

“ヒットマン”長田賢一 空道北斗旗を通算7度制し,佐竹雅昭,極真と共に最強の一角に数えられた、一撃必殺のその打撃!

大道塾草創期の絶対王者 大道塾空道を代表する選手として、その草創期に多大なる活躍 ...
Thumbnail of new posts 191

: 空手および格闘技

ミッシェルvsアデミール 欧州最強の男と南米の星で繰り広げた星の潰し合い、世界最強を決める壮絶な戦い!

極真史上最高のBEST BOUT それを考えた場合私の頭に、3つの戦いが浮かんで ...

記事ジャンル一覧

関連記事

  • #33「バベルの塔」小説月が堕ちた夜の表紙

    最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む___________________ 本編  心細いのは、ぼくよりも彼女方かもしれないと思った。  首都高に入る。 車の動きが、今までよりも全然速い。 周りの車 ……

  • 第22話「大学②」

    最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む___________________ 本編  考えていると余計に気が滅入り、僕は教授に気づかれないように机の陰に俯いた姿勢で、溜め息をついた。  それに二人の人 ……

  • 第73話「50種類のスパイスのカレーパン」

    最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む___________________ 本編  野生の獣のようだ。僕がこの位置まで来て改めて、その凄さを実感する。 頭をよぎる、とうさんの異名。  空手の神。 「 ……

  • Ⅷ:【odeon gernika(楽園の、終焉)】

    最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む___________________ 本編 「なんのためらいもなく逃げるとはな……誇りもないのか、人間?」  じゃり、という硬い音。 それに振り返ると、ロプロス ……

ⅩⅧ/哀しい笑顔②

2020年10月9日

まずはブログランキングにクリックのご支援
何卒宜しくお願いします。

 にほんブログ村 にほんブログ村へ 
 にほんブログ村ランキング   人気ブログランキング

最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む
___________________

目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

 さぁ、ここが岐路だ。
 あんたの覚悟を、試させてもらおうか。

「軍隊って、なんですか?」

「また、そこからかよ……っ!」

 ベトは思い切り、頭を抱えた。
 ふとすると忘れがちだが、この子は無知な子供そのものだ。
 言動が堂々としたり、やたら物怖じしない時もあるからあれだが。

 ベトは気を取り直して、

「……軍隊ってのは、俺たちみたいなのをたくさん従えてる組織のことだ。戦争してるっつったろ? 国は、軍隊を使って戦争してるんだよ。
 その軍隊が、あんたを御所望なんだと」

「わたし、を……ですか?」

「ああ。あんたの妙チクリンな力を、貸して欲しいんだろ。で、あんたはどうすんだ?

 行くのか、行かねぇのか?」

「いきます」

 肩透かしもいいところだった。
 悩みすらしないとは、失望させてくれる。
 いやでもこの予想の斜め上感も、らしいといえばその通りか?

 結局ベトは、感想を結論づけられなかった。

「そうか、行くか。じゃあな、短い付き合いだったが案外楽しかったぜ。ああけど、戦争を舐めん方がいいぜ? 確かにあんたは変てこな力を持ってるみたいだが、それだけでそうそう簡単にはいかないのが戦争ってもんさ。色んな奴いるし、戦略や地形とか――」

「いって、みなさんにもお願いしてきます」

「……お願い、だと?」

「はい。世界を変えたいんで、協力してくださいって」

 一瞬、正気を疑った。

 けれど、この自分をして協力を願い出たこの子を思い出し、現実問題に直面することになった。

「……あんた、あの連中にも助けてもらおうと考えてやがるのか?」

「助けてというか、わからないことを教えてもらおうと。そして出来たら、わたしにできないことをやってもらえたら、嬉しいです」

「……あめぇ」

 俯き、ベトは低い声を出す。
 それにアレは頭の上に疑問符を浮かべて頭を傾げたが、それにベトは吐き捨てるように、

「あめぇ……あんた、奴らのこと知らねぇからンなこと言えンだよ。奴ら人の命なんて、道端の石くれ以下ぐらいにしか考えてねぇンだぞ? 人が死のうが生きようが、自分たちの利益さえ守って、人の利益を奪えればそれでよしとしてる連中だぞ? そんな奴らに、話が通じるとでも思ってんのかよ!」

「でも、お話は出来ると思います」

「できねぇよっ! 薄汚ねぇひと殺しのおれたちに、毛が生えた様な連中だぞ?」

「でもベトたちは話を聞いてくれました」

「ッ……き、気の迷いだ! そんなもん、他の連中にまで期待すんじゃねぇ!」

「でもやらないと」

「やるやらないの問題じゃねぇ、できねぇっつってんだ! 理屈で考えろ、頭で理解しろ! 出来ないって、無理だってわかってっから誰もやんねぇんだろうが!」

「でもやらないと、世界を変えられないから」

「夢見てんじゃねぇ!」

 ベトはついに爆発し、アレの胸倉を掴み、引っ張り上げた。

 それにアレは、抵抗しない。
 その瞳は怯えもなく、真っ直ぐにベトを見つめていた。

 むしろ吼えているベトの方が、その純粋な瞳に怯んでいた。

「ッ……わかってねぇわかってねぇわかってねぇわかってねぇッ! あんたなンにもわかってねぇわッ! 世の中ってのは、あんたが思うほどみんな優しくねぇ! できねぇもんはできねぇし、世の中諦めなくちゃ――」

「――――」

「……あんた、」

 言葉が、続けられなかった。

 もう、その瞳がすべてを物語っていた。

「……どうしても、行くのか?」

「はい」
___________________

続きはこちらへ! → 次話へ進む

クリック👍のご支援お願いします。
にほんブログ村 にほんブログ村へ 
ありがとうございますっ!🙇