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2020年10月9日

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目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

「…………」

 最初、これが人生を終える時に聞く音なのかと思った。
 しかしいくら待っても胸に激痛が走らないことに、違和感を覚えた。

 そして瞼を、上げた。

 地に、真ん中からへし折れた矢が、落ちていた。

「…………?」

 そこで異変に気づいた。
 なぜ自分の胸を貫かんとしていた矢が、こうして地に落ちているのか?
 なぜ真ん中からへし折れているのか?

 なぜ自分は――無事なのか?

 なにが、起きたのか?

「…………アレ」

 初めてベトは、アレのファーストネームを呼んだ。
 あんたという代名詞や、アレ=クロアというフルネームではなく、その名を呼びかけた。

 アレは、両手を伸ばしていた。

「……っ……っ!」

 両の掌の付け根を合わせ、こちらに向けて、肘を伸ばし、そして瞳を固く閉じていた。

 それになにより、杖が地面に転がっていた。

 立っていた。

 両の、自身の足で。

 なんだそれ?

「……どういう、ことなんだ?」

 意味がわからない。
 一個も。
 さっきとは違う意味で。

 なんだそれは?
 どういうことだ?
 いったいぜんたい、どうなってやがるんだ?

「おい……どういうことだ? 説明しろ、アレ・クロア」

 一瞬の気の迷いだったのか、ベトはすぐにいつもの呼称に呼び方を戻す。

 それにアレはきつく閉じた瞼を、ゆっくり薄っすらと、開ける。
 そしてこちらを確認するようにしてから、

「あ……よかったぁ……生きてた」

 ふわっ、と笑った。
 まるで花が、咲くように。

 それに、ベトは思った。
 いや感じた。

 この女――いや娘は、ただ――なんの小細工も計算もなく、ただただ自分を救おうと両手を伸ばした、だけなんだと。

「…………」

 それにベトは、腹の底からなにか込み上げてくる思いを味わった。
 力もなければ、知識もない。
 矢のなんたるかも知らず、そして自分の手を引くだけの行動力もないこの娘は、ただ両手を伸ばした。

 それだけ。
 ただ、それだけ。

 理屈を素っ飛ばした、子供じみた真似。
 それだけの、ことなのに。

「あ、あんた……」

「おいおい、なんだそりゃあ!?」

 アレとベトの二人の空気を引き裂くように、いきなり後方から聞き慣れたダミ声がかかる。
 ベトが振り返ると、仲間たちが一斉に雪崩れ込んでくるところだった。

 だがどーも様子がおかしい。
 ベトはてっきり誰かが飛来する矢を逆に矢による狙撃で撃ち落としてくれたくらいに思い、そんなこと万に一つにでも出来る可能性があるのはマテロフぐらいのもんだからあとで礼いっとこいぐらいに思っていたが、彼らはお互いにけん制し、おっかなびっくりといった様子でなかなかちかよってこないで、なにか小声で噂話をしていた。
 その内容が微かにだが、ベトの耳にも届く。

 ――なんだ今のは? 見えたか?

 ――ああ。なんか……矢が途中でへし折れて、地面に押し付けられたぞ?

 矢が、地面に?

 奇怪な言葉に、ベトは眉をひそめる。
 そう考えれば、狙撃されたのなら矢が真っ二つになっておらず途中でへし折れているのは妙な話だった。
 しかもちょうど自分とアレの真ん中地点にあるのもおかしい。

 ベトは気になりもっとも手近なレックスに向けて、

「おい、それっていったい……?」
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