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2020年10月7日

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目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

 実は彼女はアクセサリー嫌い。

 浮かんでは消し、消しては浮かぶそれに必死で抗(あらが)い、せっかくの袋が手から流れる汗で濡れそうになってるのを見て何か声を出そうと思った。

「え、えっと、」

 彼女が僕の顔を見上げた。
 黒目がちな瞳には、奥の方に最初の頃には見えなかった何かしらの光が見える。

 思う。
 やはりそれは、"とまどい"なのではないのだろうか?

 彼女は目線だけで僕と袋を交互に見比べ、それが何回か行なったあと、不意に袋に目線を下ろしたところで移動が止まる。
 そしておずおすと、上目づかいに何かを伺うような表情でこちらを見上げる。

 それに答えるように僕は頷いた。
 途端に彼女は、

 顔を真っ赤にした。

 瞬間、僕の背筋に電撃が流れ、僕の体は意志とは関係なく、彼女を抱きしめてた。


 ――何でこんなことになったんだろう。

 炎天下の、たくさんの若者達が行き交う服や雑貨店が立ち並ぶ往来の一角。
 僕は彼女を抱きしめた姿勢のまま立ち尽くしていた。

 どこか条件反射のように動いてしまった体を恨めしく思いつつ、どこかすぐに離すことも出来ないでいた。
 とくん、とくん、と彼女の鼓動が伝わってくる。

 彼女の身長は本当に低くて、顔が胸辺りに蹲っていた。
 長い髪がジーンズ越しに足に触れるのを感じる。

 今一体、彼女はどんな顔をしているのだろうか?

 後悔先に立たず、とはよくいったよな。
 本当、考えなしに行動するって最悪だよなぁ……。

 僕は自分が、彼女のあまりに可愛い反応にやってしまった行動に、とことん後悔していた。
 ……心の底の方ではちょっぴり嬉しいとか思いながら。

 彼女の体は思ってたよりもずっと細く、少し力を入れると、壊れてしまいそうだった。
 体温も、この炎天下の中にあってかなり低かった。

 それでも当然ある温もりと鼓動を、僕ははっきりと感じていた。
 ほの温かい体がとくん、とくんと、静かにゆっくりと――

 どくんっ、

「!?」

 と彼女の体が、いきなり強く震えた。

「ご、ごめっ、」

 謝り、慌てて離そうとした。
 が、

「……っ……ぁ、っ……ぁ」

「?」

 様子がおかしい。
 悲鳴をあげているというより、どちらかというと何事か凄い小声で呟いているような……

「く、暗戸さん?」

「……っ……っ、ぁ……っ……ぁ、ぁ……っ、ぅ……ぁ……ぅ、ぁ……ぁ……ぁ……」

「暗戸さ」

 どんっ、と両手で思い切り突き飛ばされた。
 まったく予期してなかったことと、彼女の予想外の力で僕は大きくたたらを踏み、そのまま躓き後頭部から地面に転んだ。

 がん、という衝撃。
 一瞬両目に火花が散り、脳味噌が大揺れする。

「っあ……!」

 痛い。
 頭を抱えて蹲る。
 三半規管が派手に揺れ、世界がぐらんぐらん回る。

 だけど彼女がどうなったかも見なくてはならない――。
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