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2020年10月8日

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目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

 ――よし!
 ずんずんと大股で一気に近づいて一息で、

「ねぇねぇあのさジュース飲まない!」

 ――身構える一瞬、

 彼女からの反応は、なかった。
 ――どころか、僕に"視線すら"向けられることはなかった。

 ……これは、単に話し掛けてる相手が自分のことだと思ってないだけなんじゃ?
 そう考えて、僕はもう一度ゆっくり深呼吸して心を落ち着かせてから、彼女の左肩を叩いて気づかせようと右手を近づけ、


 物凄い勢いで彼女は振り返った。


 一瞬、時が止まった。

 今まで人形のように微動だにしなかった彼女が、まるでバネ仕掛けの人形のように振り返ったのだ。
 いや、それもある意味同じ人形かなどとまとまらない思考で、更に混乱する。

 彼女は感情の宿らない瞳で、じっとこちらを見つめていた。
 それに、はっと我に返り、右手を突き出した姿勢のまま僕は用意しておいた言葉を発した。

「ね、ねぇねぇ」

 初めて正面から顔を見る。
 黒目がちのあどけなさを感じるその瞳はどこか虚ろで、微かに見開かれていた。

 驚いている。
 こちらの言葉を待っている。

 ……落ち着け。
 自分に言い聞かせる。

 もう一度心の中で三つ数えてから、


「――あのさ! ジュース飲まない?」

 言いながら、あらかじめさらに奥に入った自販機で買っておいたオレンジジュースを差し出す。
 女の子に炭酸は選り好みがあるし、お茶じゃジュースとはいえない、と熟考した末での選択だ。
 アップルジュースとどっちがいいかな、とは思ったが、そこまで考え出したらキリがない。

 彼女は――呆けたような顔をしていた。

 ――と思っていたら、僅かに――だが確かに、斜め前方に頭を傾けた。
 見ようによっては頷いているともとれるような気がする。

 …………YES?

「ど、どーぞ!」

 そう判断して僕は、無理矢理テンションを上げてジュースを手渡す。

 指先が触れた。
 少し、冷たかった。

 ――えーと……次、は……。

 彼女は貰ったジュースをしげしげと興味深げに見つめている。
 おかしいな、切間。
 普通はここで断るんじゃなかったっけ?

 気づけば僕の膝は笑っていた。
 沈黙は緊張感を増す。

 だめだ。
 突っ走れ。

 体が急激にだるくなる。
 このままだとここにいられなくなる。

 逃げ出したくなる。
『じゃあ、これで』とか言って逃げ出したくなる。

 その前に突っ走れ。
 突っ走れ。
 突っ走れ――

「あ、あのさ! 横、すわって、いい? かな……」
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