“魔神襲来”サムゴー 日本初上陸にて”野良犬”小林聡と激突!衝撃!日本が戦慄したその日!

2024年4月9日

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サムゴーギャットモンテープ

小林聡を蹴り飛ばすムエタイサムゴーギャットモンテープ

サムゴー・ギャットモンテープ。

それまで幾人ものスター選手が日本に訪れてはいたが、一般的な知名度は現在ほど高くなく、そして何よりもムエタイ独特の、序盤は様子見をし、その非常に柔軟なテクニックで見せていく玄人好みの選手たちだったのに対して、サムゴーギャットモンテープは、そのあまりにもわかりやすく、インパクトのある戦いで、衝撃をもたらし、そして一気に日本の格闘技ファンの心をつかんだ。

その日本での最初の相手であり、最大のインパクトもたらした戦いが、2002年9月6日に行われた、全日本キックの舞台だった。

相対する小林聡は、若干16歳でキックボクシングプロデビューを果たし、プロレスの試合を行ったり、オランダやイギリス、タイなどに渡り、さらには国内に戻ってからも所属団体を転々とし、そのあり方から野良犬と呼ばれ、藤原ジムに所属してからはWKAムエタイ世界ライト級王者が始めとして、複数の団体での世界、日本タイトルを保持し、世界の野良犬と称された。

そんな日本を代表する男殿、初対面。

日本、タイ国際戦と銘打たれたこの戦い、その当時サムゴーはルンピニースタジアム三階級王者、三年間王者で強すぎて賭けが成立しないのでスタジアムを追い出されてしまったという伝説の王者とされていたという話もあり、そんな相手を日本キック界のエースとして長年君臨し、ムエタイのランカークラスも粉砕している小林聡に白羽の矢が立ったという状況だったという。

人生を左右するような試合になると思うと語り、想像絶するような練習を重ねた末に迎えた当日、WKA、WPKC世界ムエタイライト級王者として小林聡が体を揺らしてじっと対角線上の相手を見つめる――いや、睨めつける。

サムゴーは二大スタジアムの1つである、タイ国ルンピニースタジアムジュニアライト級王者として、両手を掲げて応える。

黒光りする体が、盛り上がった方が背中が、その強さをの如実に物語っているようだ。

やる気パンパンの小林聡は、ゴングが鳴り終わるか否かというタイミングでいきなりインローキックの連打。

さらに右のインローで追い詰め、コーナーに磔にしようとしたところで、最後の左ミドル。

バスン、という重たい音。

――こんな音が響く事ある?

と驚く間もなく、まさかの3連打。

しかしそれにもひるまず、小林聡がインローの連打で対抗。

これは熱い戦いになるか、そしてローキックの打ち合いに変遷していくかと思いきや、一発のミドルキック。

バスン、と膝と肘で受け止めたにもかかわらず、小林聡が大きく体制を崩す。

まるで爆弾みたいだ。

それにやや小林聡のローキックが力をなくしたように思える。

そして間合いを開けて再びのミドルキック、バシン、と今度は重く弾けるような音、前に出る小林聡、勝とうとしているのと同時に、ミドルの間合いを潰そうとしているのだろうか?

ここにきて戦いはインロー対左ミドルの構図となる。

左ミドルに連打、一発一発に会場に緊張感が走る、かつて見たことがないような衝撃の光景、音。

ミドルハイ、まるで首ごと持っていかれそうな迫力。

まだ開始1分程度というのが信じられない。

左ミドル一発ごとに、肘が吹っ飛ばされている。

どんな鋼鉄の脛を持っているというのか、この男は――

しかしさらに接近されたら肘でカウンター、近づけばいいというわけではないのがルンピニースタジアムチャンピオンたる所以か。

前蹴りを見せ、しかし少し落ち着き小林聡が左右のローキック。

パンチでまとめだし、盛り返してきたかなぁというところ、右ローキックがいい感じで決まり、肘も放たれ、ハイも出る。

さすがは世界の野良犬、勝負はまだこれからか?

そう思ったタイミングで、いきなりの左ミドル。

少し慣れてきたか、動揺せずに間合いを詰める、しかしその後の左ミドルを腕を上げずに、体を逸して回避する。

まさかこれは――

“世界の野良犬"小林聡との初対決

2ラウンド、開始直後からワンツーローキックで攻め立てる小林聡。

それに左ミドルを返すサムゴー、手数、プレッシャーでは小林聡か?

しかしミドルキック、ガードの上から小林聡の状態が仰け反る。

しかしここでサムゴーが、左ミドルではなく、左ローで、小林聡の奥足を襲う!

効いた!

そこからの左ミドル一発で、小林聡をコーナーまで吹き飛ばす。

ローローロー!

ローローロー!

猛烈な畳み掛け、そこから左ミドル、再びコーナーへ、連打、肘、膝膝膝、肘肘、ムエタイのスペシャルコースフルコース!

そして間合いが開いたら、左ミドル、左ミドル、肘、膝膝、もたれかかって体を振り回してのミドルが炸裂!

超高等技術のオンパレード!

さらにロー、ロー、ロー、ハイ、肘で、第二ラウンド終了。

第3ラウンド、やはり開始と同時から攻めていくが、やはりやや力がなく、だから自分を鼓舞するように強烈な左右のストレートを叩き込んでいく小林聡。

しかしそれにサムゴーは走りながらのインローからの、加速をつけてのもの凄まじいジャンピングハイキックを返す!

あんなのくらったら死ぬな!

しかしここまで今気づいたのだが、サムゴー一発のパンチも出していない、これは恐るべき日といえるだろう。

もはやグローブつけてる意味ない、いや防御面が大きくなるから本当の意味では意味ないことないんだけど――

下りながら左ミドル、左ミドル。

さらに一瞬止まったのを見逃さず、左ミドル、それ左ミドル放つが、小林聡腕が上がらない!

腕が来た!

衝撃、こんな光景、それまで見たことなんてない!

危ない、顔面にもらった死んでしまうぞ!

ローキックも咄嗟に腕で受けるが、やはり力なく吹き飛ばされてしまう。

そして止めのローキック崩れ落ちる。

絶望感が会場に漂う。

防御のための腕、それを殺されてしまった。

立ち上がったとしても、一体どうすれば――

やはりミドルハイ一発で倒され、ローローロー、必死にパンチで反撃、そしてバックハンドブローを放つが、なんとそれにミドルを合わせる!

腕よりも早い足ってどういうこと!?

そして腕へミドル、腕が上がらない所へミドル、棒立ちになったところに奥足へのローキックをたたみ込み、大きく体勢を崩してからの膝蹴り。

全く無駄のない完璧なコンビネーション――そしてミドルハイからのローを奥足へ。

……恐るべし。

それ以外言葉が浮かばないほどの、圧倒圧勝無敵の戦いぶり。

日本が左ミドルの魔神、その襲来に、戦慄したその日だったといえる。

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