“処刑人”ジェラルドゴルドー 極真空手世界大会で戦慄の連続秒殺一本&増田章との超絶死闘を見逃すな!
ジェラルド・ゴルドー
身長196センチの脅威の長身を誇り、体重も98キロ、まさしく恐るべき体格を保持した格闘技王国の雄は、まさに獰猛ともいえる凄まじいファイトを極真空手の世界で巻き起こした。
1984年1月20日から22日にかけて開催された第3回世界大会出場を果たしたジェラルドゴルドーは、その緒戦、韓国のテコンドーとのアナウンスのチョイ・ハーユンと対戦し、のしのしと前に出ていきなりの長距離砲の前蹴り。
そして右下突きを入れて、場内に鳴り響く左上段回し蹴り!
こめかみを捉え、相手は吹き飛び、立ち上がることができず、あまりにも鮮烈な立ち上がりといえた。
さらに2回戦、やはり相手との身長差は際立っており、慎重な立ち上がりで相手との、タイミングを見極め、一気に踏み込みスイッチして右が来ると思わせた瞬間にまたも左の上段回し蹴り一閃!
完全に顔面を貫き、相手はもんどり打って仰向きにぶっ倒れ、顔を抑えて立ち上がる気配は無し。
会場戦慄の連続秒殺1本待ち。
つええ…てかこええ…
担架出動、自力で立ち上がることさえできないという有り様…そのまま救急車へ…まるで死んでるみたいな顔色が恐ろしさを掻き立てる…
しかしそこまで順調に勝ち上がったジェラルドゴルドーだったが、3回戦で対戦したのはヨーロッパで無敗記録を爆進中、世界大会でも怪我での棄権を除けば、同じく前戦の足の負傷により十分な実力を発揮できずにその大会において優勝を果たした松井章圭に敗れる以外は誰にも遅れを取る事はなかった恐るべき実力を発揮した美しき獣ともいえる、イギリスのニコラス・ダ・コスタ。
身長175センチ体重77キロという中量級の相手ながら、ニコラスラコスタの恐ろしく早い出入り、そのペースについていくことができず思わずつかんでしまい、そして下段を効かされて場外に吹き飛ばされ、つかみを繰り返し減点一をもらってしまい、足払いで転ばせたり前蹴りを決めたりするも腹も効かされてしまい、そのポイント差も相まってそこで残念ながら敗れてしまうこととなった。
続いてジェラルドゴルドーは1987年11月6日から8日にかけて開催された第4回全世界空手道選手権大会出場。
緒戦、前蹴りを決めて場内をざわつかせ、そこからの上段膝蹴り、そして必殺の左上段回し蹴りと上段3連打という脅威のコンビネーションを見せつける。
さらに2回戦、やはり前蹴りから強烈左右左下段回し蹴りの連打で相手のバランスを崩しひっくり返す。
3回戦はブラジルのオリベイラを相手に、左の突きから十分に十分に十分に引きつけての右の膝蹴りでマットに這わせる!
驚愕の戦いぶりで迎えた4回戦。
対戦相手は城西の爆撃機、後に第22回全日本大会優勝、第5回世界大会準優勝を果たすことになる、増田章と大激突!
増田章戦
空手母国日本の中でも最強クラスの攻撃力を持つ男との対決ともいえ、やはりその増田章がジェラルドゴルドーの左前蹴りをかわしての突進を決めてくる。
しかしそこにジェラルドゴルドーこれまでに鍛えに鍛えたか相手の体を突き抜けるようなとんでもない下突きの連打!
これはまずいと思ったのか、ド級のパンチ力を持つ増田章がまさかの道着をつかんでの回避。
増田章は中間距離からの下段回し蹴りに切り替え、そこにジェラルドゴルドーは前蹴りを放つ。
振りかぶっての顔面に行くんじゃないかという右ストレートのような正拳突き。
そしてまたも増田章のクリンチ。
そんな最中左の下突きが肝臓に食い込み、一瞬増田章が嫌がるような素振りを見せる。
何という、何という狂気のような突きを放つのだろうか、この男は…
押し込まれて場外近くまで行くが、そこで払った下突き5連打が超高速にして凄まじい破壊力!
これは耐えている増田章を称えるべきといえるだろう。
さらに再開直後の右上段廻し蹴りが側頭部に派手な音を立て、頭から突っ込んでくる増田章の腹部にめり込む膝蹴りがえげつない。
中間距離では長い足を生かした蹴り、突っ込んできたところに下突き膝蹴り。
対策としては確立しているようだったが、やはり下がりながら打っているので場外に出ているのが印象に悪いところだろう。
延長では下段廻し蹴りを連発されさらに下がる場面が増えるが、下突きの威力は健在、さらに途中からガードの上から体を揺るがす左中段回し蹴りを多用。
途中から右の下段を右の膝で受け止めるという器用さも見せるが、0対2で引き分け。
再延長では戦いの激しさが増し、下段廻し蹴りのラッシュで追い込まれながらも接近戦から戦慄のパンチ10連打なども見せつけ、要所要所で振りかぶってのものすごい正拳突きで胸をえぐり、増田章の顔を歪ませ、1対1の引き分け。
最終的には体重88キロvs95キロ、試しあり20枚対12枚を以て、本当に惜しくもここで敗れることとなった。
攻撃力、そして威圧感という意味ではこの上ない迫力を持った恐るべき男。
組み合わせさえ不運に見舞われなければ、間違いなく上位入賞、優勝戦線に食い込んでいた可能性は非常に大きいといわざるを得ないだろう。
もしくは極真空手においての旗が上がるような勝ち方それを工夫することができれば、また違ったかもしれない。
そしてジラルドゴルドは戦いの舞台を超え、またも恐るべき戦いを繰り広げることとなる。
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