“KING”中村誠 結婚式で大山倍達激励で世界大会二連覇の大偉業!

2024年4月9日

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第13回全日本大会

他の追随を許さない圧倒的な力を持ち、第11回全日本大会を制し、第2回世界大会で優勝、その勢いのままみいつけた左中段廻し蹴りで1本勝ちの山を築き決勝まで至った第12回全日本大会であったが、決勝にて三瓶啓二の秘密兵器左の内股蹴り、そのカウンターの連続により足を効かされてしまい、崩されてしまい、残念ながら準優勝となった中村誠。

続いて出場した第13回全日本空手道選手権大会、やはり左の中段廻し蹴り一発で効かせ、得意の左正拳から右下突き、そして左中段廻し蹴りのフォロー。

最後は後ろ回し蹴りで相手を回転させるような勢いでマットに叩きつける。

続いての戦いも左中段廻し蹴りからの左正拳、さらに右正拳が冴え渡り、そこで間合いを測っての左中段廻し蹴りを連打。

それが次々と決まり、最後は左の三日月蹴りで圧巻の一本勝ち。

4回戦まで全て本戦で退ける圧倒的な強さで勝ち上がり、準々決勝で相対するのは後の第16回全日本大会で準優勝に輝く竹山晴友。

開始早々から連打してくる竹山晴友の攻撃を軽くいなし、そこから一発一発見事に腰と体重が乗った左正拳と右下突きで主導権を握ってしまう。

そこからの左中段廻し蹴りがガードの上からでも強烈無比にして、膝蹴りで体がくの字に曲がる。

左正拳のカウンターで体が吹っ飛び、右下突きで場外に叩き出し、追撃の右正拳突きで相手の体は半回転。

その間にも左中段廻し蹴り、左前蹴りが腹に食い込み、完全なる制空権を確保。

一瞬でもカードが下がろうものなら、左上段廻し蹴りが顔面を襲う。

準決勝は当時のパンフレットで驚異のブルファイターと紹介された、前回大会も準々決勝で後の世界王者松井章圭と死闘を繰り広げた空手歴3年、21歳の大学生、わずか身長165センチにして、体重80キロの白石昌幸。

体重差は驚きの1.5倍以上に誇るといわれ、当時の記事によると誰もが木っ端微塵に粉砕されると予想していたというが、やはり中村誠は左正拳、右下突き、左中段廻し蹴りの猛攻をかけるが、白石昌幸は下がらない、ひっくり返らない。

打ち返してくるところに中村誠はさらに奥襟をつかんでの膝蹴りをぶちこむ。

耐える白石、打ち込む中村。

壇上には目を見張るような緊張感がみなぎり、誰もが手に汗握る戦いは、しかしやはり中村誠のパワー、そしてへ技の多彩さ、間合いのコントロール術が優り、膝を頭部に何度も打ち込み、そこからの中段廻し蹴り、膝蹴りで場外に炊き出し、最後は正拳突きのラッシュを見せ、さすがの格の違いを見せつける結果となった。

決勝は5度目の対決、三瓶啓二。

そのうちの3度は勝っているとはいえ、直近の戦いは敗北の憂き目を見ているだけに、星を取り返したいところではあったが、果たして壇上に上がる中村誠の表情は渋いものがあるように思われた。

開始、しかし中村誠はすぐにはおそいかからない、左の内股を警戒しているのだろうかと思われたが、その左内股が早速中村誠の左足を吹き飛ばす。

何という破壊力か。

体重差は40キロとも50キロともいわれているというのに。

少し中村誠もそれを堪えて左右の下突きを打ち込む。

鞭のような三瓶啓二の蹴りと、バズーカのような中村誠の突き。

三瓶啓二は完全に作戦、それに徹しており、中村誠の攻撃に対してのカウンターの左内股を狙っており、そしてそれは完璧なる対策といえた。

前蹴りも左中段廻し蹴りも的確に外され、下突きも正拳突きも躱され、膝蹴りも透かされ、前に出られずにいるところに今度は逆に三瓶啓二の猛烈な下突きの逆襲!

あの中村誠の姉妹巨体が、くの字に曲がる。

延長、再延長でも流れを変えることができず、旗が向こうに二本上がり、その腹に無数の拳を浴びて、4度目の延長の末掴みによる減点一も含めて5対0の、ある意味完敗を喫することとなった。

翌年に開催された第14回全日本空手道選手権大会では4回戦まで順調に勝ち進んだというが、そこで第3回世界大会4位、第4回世界大会5位に輝く、"南米の星"アデミールダコスタと激突。

アデミールダコスタに敗北

前羽の構えで距離をとり、ステップワークでタイミングを制し、長い手足による正拳突きで先手を奪い、そして下段、中段から変化して顔面を襲うブラジリアンキックに大苦戦。

蹴っても叩いても芯を外してすぐに反撃され、その軽やかな足さばきを捉えきれず、再三そのブラジリアンキックを顔面に浴びてしまい、延長2回目に突入。

下段廻し蹴りに勝機を見いだすが残念ながら脛受けされ、アデミールダコスタは円を描きながら下段、中段後ろ廻し蹴りで反撃。

最後はまるで闘牛とマタドールのような展開となり、体重差約2倍というアドバンテージを活かしきることはできず、判定3対0でまさかの敗退の憂き目を見ることとなった。

そして翌年の第15回全日本大会に、中村誠は出場する事は叶わなかった。

2年ほど前から痛めていたという手首を、その夏。

西日本大会での正拳によるブロック割り――しかも試し割り用ではないブロックを、という演舞により、5本の指の骨を支える袋が全て剥がれ、外れてしまったからだという。

三瓶啓二の三連覇を見届け中村誠は引退を決意したといい、その後結婚、式に大山倍達を招き、スピーチをお願いしたというが、そこで事件が起こったという。

最近の君はだらしない。

全盛期の君を知る私には、これは悲しいことである。

来たるべき世界大会では捲土重来、ぜひとも皆が納得する成績を上げるように、

今の君には新婚の密月よりも、空手道の精進の方が大切である。

世界大会までは盆も正月もない。

叱咤激励ここに極まれり…で済ませていいんだろうか汗

さしもの中村誠も、言った館長も偉いけど…結婚ていうのも毎年するんだったらいいけど…食べ過ぎだ太りすぎだ何が結婚式だて言わんでもいいだろうと苦笑い笑

第3回世界大会出場するにあたって、第2回世界大会での様々な雑音、まあそのいわゆる大山総裁が語ったような相撲空手うんぬんも耳に届いていたといい、それを払拭するという意味でも中村誠は意気込んでいたという。

年齢は31、それに加えて全日本大会最後の出場は4回戦敗退、前回全日本大会不出場、右手の回復具合は7割という不安のため、体重測定の時など1回戦で負けたらどうしようなどという弱気な発言も聞かれていたという話もある。

2回戦はペルーの選手を相手に、ほとんど試合にもならないような展開で退け、迎えた4回戦。

そこで中村誠は本大会最大の修羅場を迎えることになる。

“イギリスの黒豹"マイケル・トンプソン。

マイケルトンプソンとの死闘

前回世界大会でアメリカのチャックチズムと大変な激闘を繰り広げたジェフホワイブローの愛弟子であり、本大会においても飛び廻し蹴りでの衝撃一本勝ちを飾り、次の世界大会では4位に入賞する、恐るべき名選手。

その動きは華麗にして鋭く、ボクシングのモハメドアリのような蝶のように舞い蜂のように刺す戦いの体現者。

中村誠はじっくり構え、その周りをステップワークで飛びまわる、第14回全日本大会のアデミールダコスタを彷彿とさせるような展開。

廻し蹴りの打ち合いがお互い空振りに終わり、そこからまるで剣豪の立ち会いのような間合いの探り合いとなる。

当たらない、蹴りが当たらない。

届かない。

だというのにトンプソンの突き、蹴りは届き、会場は水を打ったような静けさに包まれる。

場外ギリギリ、中村誠の左中段廻し蹴りを躱し様放たれた左上段廻し蹴りが鼻先を掠める。

どよめく場内。

マイケル・トンプソンの動きは、中村誠の動きを完璧に予測、理解し、もはや視覚として捉えているかのように完璧なものだった。

すべての攻撃に対して合わせ、返し、そしてカウンターが飛んでくる。

延長開始早々初めて左下段廻し蹴りが捉え、徐々にガードの上からとはいえ突き蹴りが当たり始める。

しかしやはりガードの上、ダメージは与えられてはいないかもしれない。

しかし一発の内股下段の合わせで、その体を転がせることに成功。

だがそれ以降はマイケル・トンプソンのペースで試合が進められ、最後はパンチの連打を浴びて再延長へ。

打ち合いとなる場面も見られるようになるが、トンプソンも怯まずその身に似合わぬ剛腕で打ち返してきて、一瞬の隙を見せれば左上段廻し蹴りが頭部を襲う。

延長は3回目に突入し、トンプソンは一瞬の飛び後ろ回し蹴りを狙ったり、中村誠もあまり見せない左足による奥足への下段を連打したりする。

打ち合いも多くなるが、鋼のようにそのボディは鍛えられているのかマイケル・トンプソンは全く怯まない。

ここで一旦主審含めて中村誠の3対0となったというが、大山倍達の待ったがかかり、試合は続行、異例の延長4回目、しかしそういった意味では延長2回を戦った時点で、ある種体重測定に持ち込むべきではないかという話ではあると思うのだが…

打ち合いで突破口が見出せない。

中村誠はそう判断し、戦いの焦点、狙いは、左下段廻し蹴りに切り替えたようだった。

しかし少しでも隙を見せれば、今度はマイケル・トンプソンの左上段前蹴りが顎を貫いてくる。

しかしそれにしてもマイケル・トンプソンの打たれ強さ、腰の強さ、体幹、パンチ力はイカレてるというか、もはや超人の位置に達しているといえるかもしれない…

延長5回目、引き分けはないというアナウンス――というかもっと早くすべきだったんじゃないか…あと体重判定はどこいったんですかね…

下突きでものすごいラッシュをかけてくるマイケル・トンプソンに対して、中村誠は左下段を連打。

そのうちの一発が相手が足を上げたタイミングと重なり、足払いのような形となり、なぜかそれが技あり。

同じようなことが繰り返されたように思われるが、今回はその判定となり、それが決定打となって、延長5回の末中村誠は判定勝利を手にすることになった。

中村誠はこの死闘により、三年も四年もエネルギーなり、試合感を、忘れていたものを取り戻したという。

世界大会二連覇

続く5回戦のミカエルソーデルクヴィストは、第12回全日本大会で三瓶啓二と準々決勝で争い入賞を果たしている選手にして、本部で修行をしていたということもあり、中村誠も何回もやり合い、実際本人曰く散々な目に合わせていたということでこの上なくやりやすかったと語り、左右の下段廻し蹴りで攻め立て、右下突きに繋げ、その繰り返しで終始圧倒しての勝利。

準々決勝では2大会連続世界大会ベスト16に入っているアメリカのギャリークルゼヴィッツを下して上がってきたイギリスのデイブグリーブスを相手に、ほとんど試合にならないレベルに追い立て回し圧勝。

この試合に関しては中村誠本人も、トンプソンと同じイギリスだというのに涙ぐんでるし、パンチの一発も打たないし、なんでこんな選手が準々決勝まで上がってきたのかなあと語っているほどだった。

そして準決勝では第14回全日本大会以来の再戦である"南米の星"アデミールダコスタと対戦。
しかしアデミールダコスタはその全日本大会で敗れた水口敏夫と三度に及ぶ延長でダメージを被っていたようでいきなりの左下段一発で体をくの字にへし折り、そこからの怒涛の正拳、下突き、左中段廻し蹴り。

さらに右下段廻し蹴りの連打も追加し、相手に全く何もさせない完勝に近いリベンジを決める。

決勝は6度目の対決、三瓶啓二。

ここまで3勝2敗、雌雄を決するにふさわしい舞台といえたが、対戦相手の三瓶啓二は驚くべきことにその時点で肋骨を5本、折っていたという。

試合前の控え室はシャットアウトされ、痛み止めを六本打ってもらい、下手をすると肋骨が内臓に突き刺さり命を落とす危険があるという医者の警告の中。

大会審議長の3分間に限って私の裁量で戦うことを認めるという中それは行われたといい、

胸部保護のコルセットさえみっともないと外し、始まった戦いは肉弾戦などという甘っちょろい言葉では到底表されるべきではないと思われ、本戦を引き分け、その戦う姿が心を動かしたのか本来あり得なかった延長戦へと戦いは続き、そこで中村誠は永遠のライバル、ともにその名を冠する三誠時代を築いた三瓶啓二を4勝2敗と勝ち越すことで、世界大会2連覇の大偉業を達成することとなった。

その道のりは決して平坦ではなく、本人の心も幾度もくじけたというが、しかし迎えた大会において中村誠は正しく無人の野を行くような勝ち上がり方を見せ、まさしく讃えられるようなKING OF KYOKUSHINその威容を見せつけたともいえるだろう。

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