リアル宮田一郎!高橋ナオトがタイ王者ノリジョッキージムに大逆転勝利!

2024年1月16日

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宮田一郎

超本格ボクシング漫画はじめの一歩の中でもひときわ異質というかキラリと光るというか、そんな華々しく、美しく、しかし危うさ持った、魅力に溢れたボクサー、宮田一郎。

主人公幕ノ内一歩のライバルとして、1番最初にスパーリングお手合わせし、1勝1敗となり、その後決着をつけるためにジムを移し、減量苦しみながらも階級を変えず、その身を削るような戦いで我々読者を惹きつけて離さないキャラクターだ。

私にとっても1番に近い位に好きなキャラクターで、その名勝負はどれも目に焼きついて出てそしてこのチャンネルをやらせていただいて、いよいよそのモデルに迫りたいと考えた。

調べたところそのモデルには、一説によると2人のボクサーがいると考えられている。

今回はそのうちの1人、日本の誇るべきボクサー、高橋ナオトについて取り上げさせていただきたいと思う。

高橋ナオトは17歳の時に高校生プロボクサーとしてデビューし、そこから新人王、MVP、A級ボクサー賞金トーナメント優勝と言う輝かしき栄光手に、デビューして2年後に日本バンタム級王者を獲得。

その後一度の防衛を経て、ジュニアフェザー級に転向し、2階級制覇を達成した。

その鮮烈にして、見る者の心を打つ試合内容から、逆転の貴公子と謳われた名ボクサー。

そして今回お話しさせていただくのは、その2階級制覇の後、1989年、5月13日に行われた、タイ国王者、ノリ・ジョッキージムとの戦いである。

その時点で高橋ナオトは18戦16勝11KO2敗、21歳、ジュニアフェザー級として5度目の試合、その肩には解説の熱気から、大きな期待がかけられているのが感じられるものだった。

対するノリジョッキージムは、その時点で32戦25勝10KO6敗1分け、9ヶ月前にタイ国のジュニアフェザー級タイトル獲得した、19歳の勢いのあるナショナルチャンピオン。

タイ王者ノーリー・ジョッキージム

第一ラウンド、開始直後からノリはやる気満々で、拳を合わせると見せかけて左拳を高橋ナオトにぶつけてくる。

そこからも、非常に好戦的であることが見てとれるだろう。

ノリがジャブ、ジャブ、ジャブを打ったところで、そのジャブに合わせてのまさかのアッパーのカウンター。

場内騒然、当然だろう、そもそもがジャブにカウンターと言うのが難しいことに加えて、アッパーでのカウンター――まさしく実写版の宮田一郎だ。

そしてそのリングシューズは、シルバーとブルーとレッド、トリコロールだという解説に、何と言うおしゃれだと絶句した…が、このシルバーのトランクス含めて、現在入院して闘病中の72歳の会長夫人がプレゼントしたものだと聞いて、胸を打つものがあった。

先程のカウンターでノリが出られないところに、今度は逆に高橋ナオトが的確にして素早く、えぐりこむなジャブを送り出す。

さらにジャブ、壱発壱発が硬く、顎を狙って、重い。

さらに下からえぐりこむようなアパートもジャブともつかない、リカルドロペスのようなパンチ。

ジャブが鋭く、早い、まるで速射砲、こういったところもまさしく宮田一郎。

しかしノリは中間距離では分が悪いと見たのか、そこでは下手に手を出さず、接近してのアッパーに戦ノリを切り替えたようだった。

一瞬の機をつき、ワンツーワンツーワンツーの連打で追い込む。

しかしそれを高橋ナオトは見事なウィービングでかわしていく。

なんと目の離せない第一ラウンド早々。

危険な距離で、危険なパンチの交換。

高橋ナオトのワンツーに、逆にノリが左フックで合わせてくる。

押し込まれる高橋ナオト、パンチも被弾しているこれは劣勢かと思っていたところ-ノリを払ってきた左、右ストレートに合わせてのライトクロスがその顎に炸裂!

派手な音が周囲に響き渡る

ほんとに目が離せない、そこから連打でまくし立てるが、ノリもそこはうまくかわしていく。

ロープ際でフックを交換、しかしそこで顎にもらってしまい、逆に高橋ナオトがぐらつく。

シーソーゲーム。

第二ラウンド、お互いここは慎重な始まり、しかし30秒で、ジャブからの大きな円を描くチョッピングライト!

ほんとにこの選手は一つ一つの動きが絵になる。

高橋ナオトが細かく刻み、ノリが一瞬で振り回してくると言うところだろうか。

しかし音を聞く限り、パンチが重いのはノリの方だろう。

打ち合い、相討ちでは、分が悪いかもしれない。

しかし高橋ナオトは気がつよいのか、逆にどんどん足を止めて行き、リング中央で踏ん張って大きなワンツー。

しかしその後のジャブに右ストレート合わせられ、膝が崩れ、そこからフックの連打をまくし立てられてしまう。

そこはしのぐが、再び左に右を合わせられる、もしかしたらこのパターンが弱いのかもしれない。

ワンツーと左右のフックで襲いかかるノリだったが、しかしここで驚くべきことに高橋ナオトは下がったり凌いだりせず、逆に自ら前に出て、拳を振っていく。

マジか、すごい、気がつよい、勇敢、しつこいが実写版宮田一郎だ!

貰っても貰ってもクリンチせず、逃げず、あくまで中間距離で、強いパンチを交換しようとする。

残り40秒ではロープ上で、まるでデンプシーロールじゃないかって言う左右のフックの打ち合い!

しかしそこで押し切られ、アッパーを求められ、ついにダウン。

絶体絶命、堪えた分だけ、ダメージは深い。

全身血まみれ、まるで戦場のような光景。

ナオトコールが巻き起こり、ノリは両手を振ってアピール。

終了間際に後頭部というか背中を叩かれ前のめりに倒れたが、それはスリップで次のラウンドまで生きのびる。

コーナーで休むその姿には、何の余裕もない。

絶体絶命からの奇跡の大逆転

ノリ・ジョッキージムと闘う高橋ナオト

第3ラウンド、悲壮な雰囲気が流れる中、開始早々やはり左に右を合わせられてしまう。

完璧にタイミングを掴まれている。

さらに連打、果たして、果たしてしのげるか、と思っていたら左ジャブでまたも鼻血が出る。

厳しいと思っていたら、ノリの左ジャブに右のクロスカウンター、それは肩にあたったが、狙っていると言うことか?

しかし本当にクリンチしない、ブロックしない、いつでも一発を狙っている。

死んでいないその瞳。

右、左のカウンター、当たらなかったが、徐々に、徐々に、その場合、タイミングが合ってきているように感じられる。

そして1分半、バックステップして、端端端戸飛び込んでの、振りかぶっての右ストレートが、ノリの顎を捉え、さらにフォローの左フック!

直撃!

さらに左右フック左右フック左右フック、左フック!

ノリはまるで弾け飛ぶようにダウン。

劇的、劇的だ!

大歓声、高橋ナオトが気力を振り絞って左右のフック、規則正しい連打の中に、渾身の右ストレートを混ぜている。

そして大振りのチョッピングライトで隙を見せてためを作り、相手が打ち返してきたところに、迎え撃つような左のアッパーが炸裂!

これはまさしく、開始早々に見せたあのパンチだ!

ダウン、2度目のダウン、立ち上がらない、そのまま終了、逆転、正しく、大逆転勝利!

何と言う、何という漫画のような戦い方をする人なのか…いやこれほんと褒め言葉なんですけど、見てる方からしたらほんとに目が離せなくて、すごい。

あんな状態からこんな倒し方できる人がどれだけいるだろうか…

劇的、繰り返しになるが、本当に劇的。

本人はこの試合、世界ランカー失格、0点と言っているが、決してそんなことはないだろう。

ボクシングと言うのはプロフェッショナルであるからね、やはり魅せる試合、勇敢に立ち向かう試合、そういうものが求められると思う。

ある種芸術のような、クリエーターのような。

高橋ナオトは、そういった意味で、記憶にも記録にも残る、日本ボクシング史に燦然と輝く名ボクサーだったと言えよう。

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