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”女帝” ヴェロニカ・ソゾベドス ~極真女子史上最強の二人

2022年4月27日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

飛び抜けた存在

極真史上最強の女性選手

最近YouTubeで格闘技関係の投稿を行っていて、ふと、次はどのような投稿しようかと考えたときに浮かんだのが、この項目だった。

既に記事にしている者を順当に一つ一つ、丁寧に上げていくのももちろん構わないのだが、編集作業というものはなかなか大変なもので、その瞬間その瞬間ひらめいたものをあげるというのもなかなか楽しい気がする。

極真史上最強というよりも、はっきりと頭二つ三つ飛び抜けた存在が、2人いる。

差別発言をするつもりはないが、やはり女性というものは男性よりも力においては劣るもので、さらに新極真会のルールでは第9回世界大会から女性の大会は同時開催しているが、足に脛サポーターをつけてのルールになっているので、なかなか組み手に個性というものが出にくい状況になっている。

そんな中で、化け物みたいに強い選手がいた。

“女帝"ヴェロニカ・ソゾベドス。

はっきりって、名前だけで強そうな位だ。

そしてその強さ、その組手は、まさに女帝そのものだった。

絶対無敵の女帝

第9回世界大会のその圧倒的なまでの強さに、私は呆気にすらとられた。

正直いって、敵がいないところではない。

ぶっちゃけ、女子の大会に男子の、それもトップどころが混じってしまったようなレベル。

知らなかったのだが、ヴェロニカはそれまでに国際女子大会の第1回と2回を連覇、及び体重別の世界大会であるカラテワールドカップを第2,3回と連覇中の、無敗街道を驀進中のまさに絶対無敵の女帝だった。

神が授けたとしか思えないほどの恵まれた体格、身長180センチ、体重80キロ、正直男子と比べてすら見劣りすることがないく、しかもその上で均整のとれた体躯は、まさに戦うための彫像そのもの。

全く隙がない、そしてこれから先どんな選手が現れようとも決して到達できないようなレベル、そんな、まさに完全無欠の怪物。

まぁ、女性に対してこういう発言は失礼にあたるかという危惧もあるが……。

あえて得意技といえるかもしれないのは、その後ろ回し蹴り。

超高速で回転して、そしてガードの上から相手を吹き飛ばすほどの破壊力、命中精度。

圧倒的なほどの膂力を存分に活かして、振り上げて一瞬で腹部、そして胸部へ到達するパンチは、まるで振り上げたたき落とされるハンマーそのもの。

前蹴り、廻し蹴り、すべて申し分なく、下段中段上段すべて不得手なところはなく的確に相手の各部を破壊し、特に下段はサポーターを感じさせないほどに相手の自由を奪う。

膝蹴りで、サポーターをつけているのに、くの字に曲がり、足がへし折れ、顔をのけぞり、相手の腰が落ちる。

一瞬の稲光のような輝き

私が特に面食らったのはベスト16、日本女子のトップ選手である岡田円を相手に、突き刺すような膝蹴りを顎に叩き込み、更には踵落としで――そもそも女子の試合で踵落としが見られることが珍しいのだが、それこそマットに叩きつけて、あわやそのまま踏み潰しそうな勢いだった。

正直、ゾクリ、とした。

ほとんど空手の試合で見られるな光景ではない。

総合格闘技でも、こんな光景はほとんどないだろう。

それこそ本当に漫画。

その上連打が効いて、スピードも暴風のようで、スタミナも最初から最後までラッシュできるとなると、もはや対策を考えることがばかばかしいレベルだ。

優勝後の、表彰式を見て、私は再び度肝を抜かれた。

あの、男子ですら持ちあげるのが大変な優勝のその巨大なトロフィーを、片手で、頭上に高々と掲げていた。

私は空手の先生に尋ねていた。

「あれって、並みの男子じゃ敵わないんじゃないですかね?」

「並みじゃなくても敵わんよ」

まさに女帝、唯一無二、絶対の強者、おそらくは二度と出てくる事は無いほどの、怪物そのもの。

そして彼女は初の世界大会で圧倒的な強さで優勝をかっさらって、そのままあっさりと引退してしまった。

世界大会の優勝という栄光、その後の選手としての輝かしい実績の積み上げ、そういったものに全く興味がないということなのだろうか?

まるで一瞬で通り過ぎていった、嵐や稲光のようだった。

その鮮烈なまでの光を、私は忘れる事はないだろう。

昨今K-1やRIZIN、そして海外のBellatorやONE Championshipなどの団体でも女子格闘技の競技は隆盛だが、そんなものが児戯に見えてしまうほどのレベルの開きがある。

女帝ヴァロニカ・ゾゾベドス、彼女に肉薄するような存在は、出てくる事はおそらくは無いのだろう。

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