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“戦慄のブラジリアンキック”グラウべフェイトーザ 人間凶器と恐れられた足技、秘密・ルーツに迫る!

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

二つの異名

戦慄のブラジリアンキック。

人間凶器。

この2つ名が、これ以上ないほどに似つかわしいもいないと、そういう風に思える選手。

グラウベフェイトーザを一言で表してしまえば、こうなる。

歴史上最も上から落とす蹴りを使いこなした空手家。

上から落とす蹴りというのは、ブラジリアンキック及び縦蹴り、マッハ蹴りと呼ばれるその蹴りを作り上げた、新極真会長崎支部の山田政彦が命名している呼称である。

ちなみに上から落とすという言い方があまりにもあれなんでいろいろ提案したことがあるのだが…まぁ何か天空蹴りとか、中二病みたいな感じのやつも…まぁ全部却下されたというか、呼び方なんかどうでもいいと、そう言うところもさすがだなぁとか思ったりするんですが…。

そういう経緯はあるのだが、今回は一般的だと言うことで、この後は基本的にはブラジリアンキックと呼ばせてもらうことにする。

さらに追記だが、ブラジリアンキック、つまり極真のブラジル支部にこの技を使う選手が多いと言うのも、山田政彦が22歳の時にブラジル支部に赴き、そこで指導し、南米の星と呼ばれた私が個人的に極真史上最強の5人の1人で選ばせてもらっているアデミールダコスタにその技を指導し、その弟弟子にあたるフランシスコフィリオ、グラウベフェイトーザ、そしてルシアーノバジレなどに伝えたことからそのような状況になっている。

現在私がざっと思い返して、そのブラジリアンキックを使った選手と言うのは、以下のようになる。

アデミールダコスタ、フランシスコフィリオ、グラウベフェイトーザ、ルシアーノバジル、リュージイソベ、塚本徳臣、石原延、柏木信弘、木山仁、そしてMMAではRIZINに所属している朝倉未来なども使いこなしている。

この中で山田政彦が作り上げたその理念に近しい形の、殺人的な破壊力を誇っていた選手となると、アデミールダコスタ、グラウベフェイトーザ、塚本徳臣の3人になるかもしれない。

そしてさらにその3人の中でも、グラウベフェイトーザのその命中率、K.Oおよび1本勝ちの高さは群を抜いている。

というか頭おかしいレベルに達している。

そ蹴りの秘訣はさすがにトップシークレットなのですべては話せないが、重要なのは股関節及び膝の柔らかさにあると聞いている。

そういう意味ではグラウベフェイトーザはその両方を兼ね備えていたと言って間違いないだろう。

さらには身長が193センチと言う長身も間違いなく寄与している。

世界を席巻したブラジリアンキック

そのブラジリアンキックが花開き初めたのは、まずは第一回の全世界ウェイト制大会と極真パリワールドカップ地域別団体活動選手権大会における活躍と言えるだろう。

まさにとんでもない活躍ぶりだった、日本のトップ所の重量級がバッタバッタと倒される。

特に第24回全日本空手道選手権大会でチャンピオンに輝いている田村悦弘を、バックステップしながらのまさに上から叩き落とす形で切って落としたシーンは、文字通りの戦慄としか言いようがない。

ちなみにだが第6回世界大会で数見肇が準々決勝で破っているのだが、それはその前の試合で第26回全日本大会で3位に入っている市村直樹に、その猛烈で強烈な下段回し蹴りを十分にきかされていたと言う功績があると言うのは間違いないだろう。

その後第7回世界大会では4位だが、自分よりも体格がはるかに上の相手にすらブラジリアンキックをぶち当ててこれまた戦慄の1本勝ちを決めるなど、その片鱗がさらに見え始めている。

2001年のK-1で、ようやく中迫剛相手にブラジリアンキックを炸裂させたが、その後もグローブルールでは不振が続く。

そんな中、第8回世界大会で4位に入り、2大会連続のベスト4入りと言う成績になる。

そして2004年から、グローブルールでの快進撃が始まる。

一撃と言うイベントでアリスターオーフレイムにアッパーでK.O勝ちし、さらソウル大会でTOA相手に戦慄のK.O勝ちは皆の脳裏に焼き付いていることだろう。

そしてなんといっても1番印象に残っている大会が、2005年のラスベガス大会。

準決勝のカーターウィリアムス、決勝のゲーリーグッドリッチを、かかと落とし、ブラジリアンキックで、完膚無きまでの圧勝。

上から落とす蹴り、ブラジリアンキックの、そのあまりの破壊力、それを世間に知らしめた大会だった。

そしてその年のグランプリでは、リザーブマッチでゲーリーグッドリッチ相手に前蹴りで前歯をへし折り、準決勝で武蔵を飛び膝蹴りで葬り去り、そのまま優勝と行きたかったところだがセーム・シュルトに阻まれてしまって準優勝となった。

そして次の年のグランプリでは、準々決勝でルスラン・カラエフをやはりブラジリアンキックで瞬殺で葬ってしまう。

あまりにも相手が回避できず、そしてかすめただけでも立っていることを許さない、必中必殺のまさに恐怖の技。

そしてそれは準決勝のピーターアーツ戦でも炸裂したのだが、そこでピーターアーツは根性を見せて盛り返して逆転K.O負けし、その弱点である地力の若干の弱さを露呈してしまう結果になる。

次の年のグランプリでも準々決勝でセーム・シュルトと戦い、あの絶対王者をブラジリアンキックを当ててフラつかせて会場を沸かせたが、その後やはり逆転されて判定負けを喫する。

まさに漫画のような必殺技、それを携え、多くの試合で炸裂させ、そのあまりに鮮烈な印象で我々の心を奪ったグラウベフェイトーザ。

しかし悲しいかな、彼は最後まで決定的に優勝に絡む事はなかった。

優勝までは手が届かなかった理由

地力のなさ。

決して弱いと言うわけではないが、いわゆる一流どころ、さらには超一流所と戦う際には、その一本技だけで挑むには、多少虫が良いところがあったりする。

やはり一流、そして超一流ところにはその所以があり、その先でどういう風に差をつけるかと言う次元になったりもする。

そういう意味では、グラウベは残念ながら、そのパワー、スタミナ、打たれ強さ、単純なパンチ力、ローキック、そういったものに、1日の遅れがあると言うのは否定できないところがあったりした。

まさに、惜しい、そう言わざるを得ない、そんな逸材だ。

しかしそれを差し引いても驚異的な活躍を見せて鮮烈な印象を残し、そのブラジリアンキックの破壊力を天下に知らしめた。

そういった意味で、彼の残した功績、素晴らしさは、決して色褪せることではないだろう。

誰よりも多く、その左上段廻し蹴りで倒し、有用性を見せつけた男、グラウベフェイトーザ。

いつかまた、それを超える使い手が現れ、そしてまた、彼の名誉がさらに広まることを、願って止まない。

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