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【宇宙兄弟】人生を教えてくれる史上ナンバー1漫画

2020年9月22日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

世界を席巻したバトル漫画たちを退ける

幼少の頃からドラゴンボールや幽遊白書、スラムダンクに最近では鬼滅の刃やDr.STONEなど様々な漫画をこれまで読んできた。

その中で1位、というものはなかなか決められないと思ってきた。それぞれに良いところがあり、それぞれ特色があり、そのような順位をつけるべきでないと考えてきた。

しかしそれを覆すほどの信じられないほどのインパクトを持つ作品に出会ってしまった。
それこそが表題にある、宇宙兄弟だ。

評判を遥かに越えるクオリティ

以前からその名前は聞いていた。
有名だ。何千万部も売れているし、アニメ化もされているし、実写映画化もされているし、NHKのアニメは99話まで制作された。

そしてNASAやJAXAとの協力もされているほどの作品だと言うことも知っていた。

そしてその内容も何となく予想がついていた。
そして読んでみて、それはまさにその通りだった。

しかし結果として、予想に沿ってはいたが、想像は遥かに超えていた。

私は昔からバトルものが好きで、鍛えたり戦ったりとかそういうわかりやすいものが好きで、いわゆる最強だとか超人だとかそういうヒーロー的な主人公に心惹かれてきた。

等身大のヒーロー

しかしこの宇宙兄弟の凄いところは、主人公である南波六太が、すごく平均的な人間に近しいところにいる、というところだと考える。

まず、物語はなんと彼が自動車外車をクビになるところから始まる。無職だ。しかも再就職活動がことごとくうまくいかない。
その上弟が、日本人初のムーンウォーカーになろうという宇宙飛行士なのだ。


しかし南波六太自身は弟のことを決して羨んだり妬んだり目の上のたんこぶのように思ったりはしておらず、むしろ弟の先に行って弟を導いてやれなかった自分を不甲斐なく感じている。

真っ直ぐで兄を信頼する天才

ただただまっすぐに、自分だけを信じて、宇宙まで行ってしまった天才である弟。

どうしても現実と理想のギャップというものに挟まれて、なんとなく流されてしまって、夢を捨ててしまった自分に――しかしだからといって自分に出来るとは思えないと、そんな等身大で小市民的な自分にどうにもならない葛藤を抱いている。

私はどうしようもなく、そんな彼と自分を重ねてしまった。

南波兄弟は、そのあり方はとてもリアルだ。
極端な兄弟愛はなく、しかし共に同じ夢を追い求めていたが故にお互いのことを深く理解していて、そしてさりげなく――大きなアクションはなくとも、極端なことをしなくても、互いのことを自分の肉体の一部のようにかけがえのなく感じている。

よく南波六太が「兄とは……でならない」という言い回しを使う。

そして弟である南波日々人は、兄をムっちゃんと呼び、全米の番組に出演した際にも自慢の兄でありと語り、常日頃から六太が自分のことを過小評価していること、もっと張り合って欲しい、そして追いついてほしいということを当たり前のように口にする。

そんな2人のあり方が、距離感が、私にはとても眩しく感じられる。

そして宇宙兄弟で特筆すべきが、当たり前の工程を、達成感を持って描かれているという点だ。

当たり前の重みを教えてくれる

ロケットを準備して、点検を行い、カウントダウンして、発射。
それだけのこと。通常だったら、省いてもおかしくは無い。そして、もしその過程を描くとしたら、何かしらのトラブルがあったり、何だったら爆発してもおかしくないような場面。

しかし宇宙兄弟は、どこまでも等身大で、現実との距離感を大事にする。

何百人もの人々が協力して、莫大な予算をかけて、人名も賭したその計画の重み。
それだけのリスクとコストを支払った末にロケットという名の人類の叡智は、大気圏を突破することができる。

当たり前の約束された成功などあり得ず、そして宇宙飛行士というものは何百人と言う希望者の中で書類選考からスタートしていくつもの試験を抜けた、選ばれし人間。

これを見ていると、フィクションではなく、本当に等身大の、現実に生きている人間が、学び、考え、その上で前に進もうとしているように本当に感じられた。

宇宙の恩師

その中で、特に私が好きな関係が、主人公の南波六太と、実質的な宇宙の先生と呼べるシャロン博士だ。

宇宙飛行士選抜試験のさなか、同期候補生と比べて病気の克服や家族の期待など大きな動機がないことを悩んでいる六太に、それで構わない、なってから悩みなさいと。

迷ったときは頭ではなく心で決めなさいと。

piece of cake――どんなことだって大した事はない、楽勝だと、不治の病であるALSという病気になってからも語る彼女の言葉は、主人公である六太と共に、観ている私自身の背中をも押していると言っても過言では無い。

宇宙兄弟に対する愛は、語っても語っても語り尽くすことができないかもしれない。

これはもはや、私の人生のバイブルと言っても良い。今まで何回読み返したか思い出せないレベルだ。それほど、生きるための指針があらゆる箇所にちりばめられている。

すべての人類に、ぜひ手に取って欲しい名作だ。
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