新着記事

Thumbnail of new posts 089

: 神アニメレビュー

【かおす寒鰤屋】この程度の雨なら濡れるのも風情だ――名作漫画名言

骨董がテーマのジャンプ漫画 ジャンプ漫画の中でも極めて珍しい、骨董をテーマにした ...
Thumbnail of new posts 059

: 神アニメレビュー

【Dr.STONE】楔を打ち続ける!石神千空×コハク邂逅の時!

異色な科学漫画 それまで様々な漫画やアニメやゲームやライトノベルなどあらゆる媒体 ...
Thumbnail of new posts 114

: 空手および格闘技

奇跡の逆カウンター”クリスクロス”長谷川穂積vsウィラポン2伝説の一戦!

カウンターのカウンター「クリス・クロス」 この言葉を、その意味を初めて知ったのや ...
Thumbnail of new posts 053

: 空手および格闘技

”幻の右”の真実!ガッツ石松日本初のタイトル奪取 はじめの一歩ヴォルグザンギエフのホワイトファングの如き一撃!

幻の右 ガッツ石松と言えばOK牧場を中心とした、現在ではバラエティー番組に引っ張 ...

記事ジャンル一覧

第95話「21点マッチ」

2020年10月7日

まずはブログランキングにクリックのご支援
何卒宜しくお願いします。

 にほんブログ村 にほんブログ村へ 
 にほんブログ村ランキング   人気ブログランキング

最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む
___________________

目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

 そこからのビーチバレーも熾烈を極めた。

 内容は元々背が高く力があり、運動神経もいい神龍と、驚異的なジャンプ力と体のバネに加えて、動きの俊敏さをも併せ持つ彼女との渾身のアタックと必死のレシーブの応酬となる。
 自然僕と隼人はサーブ係兼、レシーブされた球を必死になってトスして上げるためだけにそこにいるような立ち位置となった。

 何点マッチか決めてなかったので、途中で僕が二十点マッチを提案したが、神龍の「公式は二十一点だ」の主張により二十一点マッチということになり、そして今――

 神龍の手から放たれた爆撃機のようなアタックが僕と彼女の間のスペースに炸裂し、十六対二十で神龍サイドがマッチポイントを迎えた。
 神龍が
「おぉしっ!」
 とガッツポーズを決め、彼女が苦しげな表情を浮かべる。

 負けている原因は、彼女の消耗にあった。

 スタミナもそうだが、何より問題はその両腕。
 真っ白で透き通り、まるで発光体のようだったそれは神龍の強烈なアタックを受け続け、赤く腫れ上がってしまっていた。
 いや、もはや赤紫色、といった方が近いかもしれない。
 表面だけじゃなく、内出血も起こしているようだった。

 そしてその痛みのせいだろう、今までのような電撃的な反射速度が、動く一瞬躊躇われるような間が出き、そこを突かれて神龍サイドのリードを許していた。

 振り返ると、前傾姿勢で構えている彼女の肩が、上下に激しく揺れていた。
 ただでさえ、今日も物凄い暑さだ。
 全身から滝のように噴き出している汗が、日差しを浴びてキラキラと輝いている。


 僕も額の汗を手の甲で拭う。
 そしてもう一度その痛々しい腕を視界に入れて、

 ……しょうがないな。

「隼人ー。ちょっと、タイム」

 サーブを打とうとしている隼人に合図してから、彼女に駆け寄る。
 彼女は不思議そうな視線を僕に向けている。

 僕は手を口に添えて、それを彼女の耳に寄せて、

「次のアタックは、僕に打たせてくれない?」

「?」

 よくわからない、という顔をする彼女に僕は続ける。

「ちょっと考えがあるんだ。……いい?」

 やっぱりよくわからなそうな顔をしていたが、なんとなく、という感じで彼女は首を縦に振った。

「いいかー?」

 神龍が叫ぶ。

「お――っ、いいぞー!」
___________________

続きはこちらへ! → 次話へ進む

クリック👍のご支援お願いします。
にほんブログ村 にほんブログ村へ 
ありがとうございますっ!🙇