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十三話「答え合わせ」

2021年11月7日

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目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

 二人、言葉がハモる。

 そして天寺を先頭に進行を再開し、

「と、話それたけど。その件で尾けてたってことは、なんか当たりくらいはつけてたりするわけ?」

 その言葉に、再び遥はドキリとする。

「ま、まぁ……予想くらいは」

「んじゃ、言ってみなよ。合ってたら拍手くらいしてやるからさ」

 ――なんか本当に、こいつって遊び心の塊りみたいなやつなんだな。

 遥は、初めてまともに話すこの得体の知れない男の言動に半ば呆れ、半ば感心し、試しにと今まで朱鳥には内緒でこっそり考察してきた可能性を口にする気になった。

「じゃあまず、最も現実的で可能性が高いやつから。なんか物を投げた」

「外れー」

 一番自信があったそれを即座に否定され、遥は若干の動揺を覚える。

「マジか……じゃあ、実はお前なんかの超能力者!」

 天寺は苦笑する。

「はい、また外れー。お前、なんか無茶なことばっか考えるのな」

 その言葉に遥はさらに動揺する。
 た、確かに馬鹿なことを考えたといえないこともないかもしれないが……でもそうすると、あと残るのは――

「えっと……じゃあ、まさか――蹴ったのか?」

「はい、あったりー」








 "あの"──幻のように目の前を通り過ぎていった風切り音が、再び遥の鼓膜を揺らす。



「…………」

 一瞬遥は、息が詰まった。

 あの事件のとき、砂鉄入りのグローブが弾き飛ばされ、大島自身も倒された際に聞こえた、その音。

 硬直した体を錆びた鉄のように慎重に動かし、首を回す。

 右に90度きっかり回した遥の目の前、自分の右肩の上に、堆守高校指定のローファーがあり、その爪先が天を向いていた。

 視線を下げ、その根元を探っていく。
 ローファーの下には白い靴下、制服のズボンの裾が続き――それは紛れも無く、目の前の天寺の身体に繋がっていた。

「これが大島を倒した、前蹴りだ。まだ練習中で、あんま巧くないんだけどな」

 これで……練習中?

 遥は目を白黒させる。天寺と遥の身長は、ほぼ同じだ。
 その遥の肩越し――つまりは顔の高さまで、まったく苦も無く天寺の右脚は上げられていた。

 こんなに人の脚が高々と上がるところを、遥は見たことがなかった。
 テレビで新体操とかフィギュアスケートの女性が自分の足を持ち上げるのを見たことがあるくらいだ。

 その上、とんでもなく疾(はや)い――

「そんでこれが……」

 呆然とする遥を尻目に、天寺は上げていた右脚を一旦下ろし――

 同時に天寺の体が、遥の視界から消失する。

 目の前で巻き起こった風に、遥の尖った髪が微かに揺れる。
 目の前に舞っていた一枚の木の葉が、掻き消えた。

 そして今度は風の唸りが、耳朶を叩く。

 すべては一瞬の、出来事だった。

「これがオレの必殺技――後ろ回し蹴りさ」

 さっきとは違い、今度は右足を後方に引いた状態で、体を大きく泳がせ――というより流しながら、天寺は笑った。

「お前も見たろ? 今日の昼休みに、あのボス猿――大島を、床に蹴り倒したのを。悪いけど、ありゃまた当分包帯ぐるぐるだな。まあ元々向こうが悪いんだから、同情の余地もなし。そもそも3対1だったわけだしな」

 饒舌に語る天寺に、遥は口を開く。

「あ、あのさ……」

「ん、なんだ?」

 親しげに微笑む天寺に遥は、

「正直、何が起こったのか……見えなかった」

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