“白い水牛”ギャリークルゼヴィッツ 三瓶啓二と死闘の連続世界ベスト16!大山空手vs正道空手5対5マッチで角田信朗に勝利した無尽蔵の突進!

2024年4月9日

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ギャリー・クルゼヴィッツ

この名前をご存知の方は、相当な極真通とお見受けできるといえるだろう。

身長185センチ体重100キロ。

格闘家として非常に恵まれた体格を持ち、アメリカというスポーツ大国で生を受け、そして同時期にウィリーウィリアムス、チャックチズムといった歴史的な空手家と切磋琢磨することになった類稀な男。

その実力はあの大山茂もウィリーウィリアムスだと並べて認めていたといい、その練習はその大山茂の竹刀の下激しさを極め、それにムチ打たれながらの片腕によるパンチの果てしなき連打に次ぐ連打。

そしてパトカーに乗り、制服に着替えてイリノイ州の警官としての職務を全うする姿は、頼もしいの一語。

ウェスタン風のテンガロンハット被るその格好は、彼の組み手スタイルに似つかわしいものだといえるだろう。

顔を真っ赤にして、激しく気合を入れ、のべつまくなく打撃を加え続ける。

それにより鍛え抜かれた体を武器に、アメリカ代表として5番目の位置にいて、誰よりも高く右手をかけて試合場に乗り込む。

第二回世界大会出場時には体重は90キロだったといい、準々決勝の入賞まであと1つというベスト16で、この次の年に開催された全日本大会から3年連続優勝という前人未到の3連覇を果たすことになる三瓶啓二と激突したといい、双方大きく――いや、その三瓶啓二よりも大きく大きく両手と体を広げ、そこから右の下突きを連打。

三瓶啓二を追い詰める

右の下突きといえば三瓶啓二の代名詞ともいえる圧倒的な得意技であり必殺技のはずだが、それには三瓶啓二も応戦せず、いやできないのか?

ぐいぐいぐいぐいと押し込まれていく!

ギャリークルゼヴィッツには横の動きはほぼなく、直線的に詰めてきており、ローキックをもらってもその反動を利用してさらに間合いを詰める。

蹴りにも前蹴りのみで、まさに突進に次ぐ突進!

下突き下突きと、あの闘志の権化とされる三瓶啓二を相手にのべつまくなく打ちまくる!

しかしそんな相手に三瓶啓二は回り込み、的確にローキック、それに勝機を見出し、効かせ、効かされ、入賞まであと1歩というところで敗退することになるが、その残したインパクトたるや凄まじいものがあったといえるだろう。

ついで4年後に行われた第3回全世界空手道選手権大会では、体重を5キロ増量し95キロとなっていたといい、4回戦にて全日本大会五大会もの入賞、12回大会では足を骨折するもギブスをつけて戦い抜いたという三好一男と激突。

双方真正面からぶつかり合う展開となり、もつれ合っても突進に次ぐ突進で三好一男をひっくり返す。

懐に入り込んで下突き下突き下突き!

続く5回戦で激突したのが、後に"イギリスの黒豹"と呼ばれ本大会にて世界大会2連覇を果たし中村誠を延長に次ぐ延長で追い詰めたマイケル・トンプソンと同郷の弱冠20歳にして一級のデイブグリーブス。

日本に着いてからの時差ぼけ対策のために大会1ヵ月前から本国イギリスで夜稽古して昼寝るという生活を送ってきたというデイブグリーブスとの戦いはやはりというかギャリークルゼヴィッツが間合いを詰めて圧力をかけ、下突きからの今度は膝蹴り。

さらに下突き下突き下突きに胸へのパンチを交えて相手に反撃を許さず、時折膝蹴りも加えて、やはり前に前にのパンチパンチパンチパンチ。

デイヴグリーブスも必死の反撃を試みるが押されている感は否めなかったものの、3回に及ぶ延長の末2対3というスプリットディシジョンにて、結果的に2大会連続のベスト16という結果、しかし世界大会で連続の安定した実力を見せつけることとなった。

この突進力、パンチ力、もし勝ち上がっていれば次の戦いにてデイブグリーブスがほぼ何もできずに敗れた中村誠相手にどのような戦いを見せたが、非常に興味深いところではある。

そしてそこから驚きの7年半後、1991年6月4日に開催されたUSA大山空手VS正道空手5対5マッチに中堅として出陣。

対戦相手は極真の第7回全日本ウェイト制大会重量級ベスト4、リングスやK-1、ボディービルダーとしても活躍することになる、角田信朗。

先鋒、次鋒、特別試合と一進一退の展開で引き分けが続く中、ギャリークルゼヴィッツは年月の経過を感じさせないいきなり飛び込んでのインロー。

vs角田信朗

三度のノースアメリカンチャンピオンに輝き体重も100キロになっていたというギャリークルゼヴィッツは間合いを詰めて手刀で押さえ込み、ローキックを流し、堪え、インローで攻め立てあっという間の場外。

再び間合いを詰めて、下段やパンチを受けても微動だにせず、下突きとインローでぐいぐい押し込んでいく。

角田信朗の上段廻し蹴りを弾き飛ばし、パンチもものともせず、ローキックで崩されたように見えてもその反動で吹き飛ばし、そのケタ外れの打たれ強さ、圧力、パワーを見せつける。

左の肘打ちと右の下突き、膝蹴り、そして右のインロー。

その4つの武器で押して押して押しまくり、笑顔で戦う時を待ち侘び、ずっと自分の間合いで、自分の空手を展開し続ける。

場外場外場外、上段回し蹴りが顔面をかすめての圧力でダメージを受けず、相手である角田信朗の頭をポンポンする始末。

押し込んで、つかんで、膝蹴りを突き刺し突き刺す様は、正しく猛牛、角を突き出す白い水牛ホワイトバッファロー。

それが顔面にまで伸び、角田信明はほぼ万事休す。

ローに次ぐローで反撃すら出来ず、肘肘肘で振り回され、起死回生の跳び後ろ回しを外し、大USAコールの中両手を掲げ、判定3対0で勝利!

かと思われた矢先、場内からのブーイングと延長コールに押される形で、協議の結果なんと異例の延長戦に突入!

元来的に延長戦はないというはずだったのだが、抱き合い、角田信朗の右手を掲げていたギャリークルゼヴィッツは茫然自失。

何度も角田信朗と抱き合い、とても戦うコンディションではないようで何度も右手を切り、しかし始まった延長線で間合いは詰めるものの攻撃に迫力はなく、茫洋とする中上段膝蹴り、足払いを食らい、2度目の上段膝蹴りで技ありを奪われてしまう。

そこから反撃を試みるも勢い、手数はなく、終盤の投げをきっかけに少しそれは戻ったものの、そのまま逆転負けを喫することとなった。

勝利した角田信朗も勝った気がしないようでひたすら手を振っており、それにギャリークルゼビッツつも、今回をラストファイトと決めていたといい、全力で戦える相手に出会えたことに、感謝の気持ちでいっぱいだったと語っていたとされ、2人はお互いの道着の交換を行い、その敬意と感謝を伝えているようだった。

その余りある情熱と、体格と、突進力。

それを真正面から受け止めてくれる相手に巡り会うことなく、その実力を正確に表される機会に恵まれなかった、"ホワイトバッファロー"ギャリークルゼヴィッツ。

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