“オセアニア最強”ウォルターシュナーベルト 野地竜太”拳獣”サムグレコを下した鉄拳で一本を築き全日本ベスト8、リングスでバロージャクレメンチェフを倒した英雄譚!

2024年4月9日

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パプアニューギニアの暴君

彼の名をご存知の方はある種極真通とも呼ぶことができるのかもしれません。

身長183センチ体重94キロと言う精悍な体格を誇り、世界大会、そして全日本大会に連続出場を果たし、同じように活躍していた同時期の"鳥人"ギャリーオニールとともに旋風を巻き起こし、日本の王座を脅かした強豪外国人の1人である。

ウォルターはシンガポールやカナダ、イギリスにブラジル、ロシア大会などにおいて常にトップ3以上という大変優れた戦績を収めたとも言われ、さらにはオーストラリアの重量級を5度、タイトルとしては7度もの数獲得したともされる。

そんなウォルターは1995年11月3日から5日にかけて開催された第6回世界大会に出場。

3回戦で、前年のアジア大会優勝、全日本ウェイト制ベスト4以上3回、次の世界大会ベスト16、全日本大会にも6位に入賞することになる入澤群と戦い、その強烈な右下段を喰らいながら、当時はオーストラリア代表としてものすごい右の正拳突き、下突きをぶちこみ、さらに左右の膝蹴りに繋げ、完全に腹を効かせ、棒立ちにまで持ち込み、圧倒しての勝利をつかんでいる。

しかし続く4回戦、ブラジルの、後に人間凶器、戦慄のブラジリアンキックと呼ばれるグラウベフェイトーザと対戦し、接近しての左ローキックに活路を見出すそうとするが、あまりにも打点の高い膝蹴り、振り回すパンチ、中段廻し蹴りの集中放火に遭い、その下段廻し蹴りは確かに効いていたがどうやら惜しくも判定で敗れたようである。

しかしウォルターはベスト32と同時に、試し割り合計史上最多に次ぐ29枚を割っての試し割り賞も同時に獲得している。

その後ウォルターは翌年に開催された第28回全日本空手道選手権大会に参戦。

全日本大会を席巻

その2回戦、接近してくる鈴木選手を相手に、右の鉤突き5連発で相手をマットに、文字通り沈み込ませるようなあまりにも鮮烈な技ありからのさらに鉤突き2連発での1本勝ちを披露。

さらに3回戦、第12回全日本ウェイト制ベスト4の高見彰に大きな廻し蹴りから接近しての下突き、前蹴り、廻し蹴り、膝蹴り、下突きと様々な間合い、技で翻弄し、上段回し蹴りで場外に叩き出し最後は自ら間合いをとって、飛び込んでくる所へ踏み込みカウンターでの右正拳突きで技ありを奪い、さらに再びの中段突きで合わせ一本勝ち。

続く4回戦には、全日本ウェイト制の重量級2度の優勝、無差別でも3位入賞し、3大会連続の世界大会出場を果たすことになる岩崎達也を17歳のデビュー戦にして右上段回し蹴りで1本勝ちで下し、その後第30回世界大会4位、第7回世界大会で7位入賞を果たす野地竜太と戦い、接近してくる相手をあえて引きつけ、ものすごい右の下段廻し蹴りで逆襲し、さらに左につなげて、ギャリーオニールばりの上段前蹴り。

膝から下段廻し蹴り、膝蹴り、左右の鉤突、上下左右バラエティに富んだ攻撃で技を散らし、各所にダメージを蓄積させ、上段回し蹴りも当て、右の鉤突きが有効と見るやそこから膝蹴りに繋げ、後回し蹴り、そこから野地竜太もラッシュを仕掛けるが、冷静にさばき、右の下段右の下段右の下段、右の下段右の下段下突き下突き!

怒涛の反撃から左の内股への膝蹴りで崩し、激しい打ち合い、延長へ進み、ボディー、内股膝、右のロー。

そのうちの一発の膝上の急所を狙ったローキックが効果を発揮し、連打、そこから左、鉤突下突きと繋げ、カウンター君の膝蹴りがもろにレバーをえぐる!

技あり。

冷静に詰めて、鉤突き下突き、膝蹴り中段廻し蹴り、棒立ちにしての右の下段、膝蹴りからの右の下突きでフィニッシュ!

あまりにも鮮やかで、暴風のような上下左右の攻撃、そこからの三連続、すべての試合での1本勝ち!

そして準々決勝、そこで相対するは翌年の全世界ウェイト制軽重量級で優勝を果たす、日本どころか世界屈指のテクニシャンとも言える、高久昌義。

延長戦、藤間から中段廻し蹴りを放つウォルター、そこから得意の下突き、右下段へとつなげる。

それが高久昌義のバランスを崩したりをするが、ここからしっかり脛受けして重ねさせず、パンチ含めて攻撃が入らなくなる。

再延長では逆にウォルターが距離をとり、蹴りを狙い合うテクニカルな展開となり、逆に言えばなかなか必殺のパンチと繋げられないでいた。

上段前蹴り2連発で突き飛ばしたりと見せ場も作ったが決定的な優勢は奪えず、試し割り17枚VS 26枚により最終戦績6位となった。

その後ウォルターは雑誌のインタビューに、

僕は100%全力を出して高久と戦ったわけだから、内容に関して後悔は無い。

ただ願わくば、せめてベスト8以降は体重判定や試し割り判定制度を設けず、完全決着性を導入してほしい。

そのほうが気持ち的にすっきりする。

とのコメントを残している。

さらにウォルターは翌年に開催された第29回全日本大会にも出場、3回戦にて、2回戦で昨年下した野地竜太を破った佐藤選手と対戦し、延長にてパンチ、上段回し蹴り、膝蹴りで終始プレッシャーをかけ続け、ボディーを完全に効かせての貫禄勝ち。

4回戦ではなんと前回の全日本大会で逆に野地竜太に上段回し蹴り破れている岩崎達也と相対し、遠間から踵落とし、上段回し蹴りを狙い、そこからパンチの連打につなげていくが、それに岩崎達也も正拳突きからの下段廻し蹴りで応戦。

そのうちの右下段廻し蹴りがクリーンヒット、畳み掛けられ、足を引きずり、膝蹴りで盛り返そうとするが届かず、ウォルターはここで全日本大会のキャリアを終えることになる。

世界ウェイト制、団体戦、リングスでの活躍

その7ヶ月前には第一回目にあたる、97全世界ウェイト制空手道選手権大会重量級の部に出場しており、準々決勝まで進出。

そこでの代表はパプアニューギニアとなっており、対戦相手は28回全日本大会4位、29回全日本大会7位、出場した同大会で自分よりも上の成績を収めている、高尾正紀。

ステップを踏み、飛び込んでの正拳突き、内股、上段廻し蹴りと矢継ぎ早に繰り出し、高尾を翻弄するウォルター。

その中の飛び込んでの正拳突きが腹を効かせ、膝蹴り下突き下突き下突きと畳掛け、さらに正拳下突きの乱れ打ちを繰り出す。

完全に試合をものにしたかと思われたが、ここから下段廻し蹴りの逆襲に会い、失速、強烈な下突きは返すものの、手数に圧倒的な差が生まれ、バランスも崩され、1対1で引き分け、延長では開始早々に胴廻し回転蹴り、前蹴りを放つが下段のダメージは隠しきれなくなり、再びの胴廻し回転蹴りが顔面をとらえるがダメージはなく、最終戦績7位という結果となった。

その後は1998年にパリで行われた団体戦でフランスのアレキサンダーを体格差で押されながらも堪え、得意の突き、膝、そこからの飛び廻し蹴りで沈めたり、ブラジルのキャプテン格であるセルジオ・ダ・コスタとの頂上決戦を、強烈な下段でバランスを崩し、相手のお株を奪うような高い上段回し蹴り、かかと落としを見せ、そこからの下段膝蹴り、パンチ連打で叩き出し、圧勝。

同年7月4日、オーストラリアはビクトリア州で開催されたインターナショナルワンマッチチャレンジに参戦し、第4試合、3分2分2分の3ラウンド制で守友完也と戦ったり、さらにはリングスにて、ロシアのバロージャ・クレメンチェフとの極真空手対決を果たす。

バロージャが下段中段を中心に仕掛けるのに対して、ウォルターが中段上段を中心とした蹴り合いとなる。

体重差は20キロにも及ぶと言うが、押されることなく跳び後ろ回し蹴りを返したりして、真っ正面からの下突きでロープに押し突け今度は胴廻し回転蹴り。

膝蹴りの逆襲もさばき、左中段廻し蹴り、突き突き突き突き、時折胴廻し回転蹴り、そしてハイキックでほぼフルマークの勝利を手にした。

そんなウォルターは遡り、その日本での初披露ともいえる第6回世界大会より前、1992年10月31日から11月1日にかけて行われた第24回全日本大会の中、シンガポールインターナショナルオープントーナメントで紹介されており、共に活躍することになるギャリーオニールが軽量級で、第3回から第5回世界大会に出場し優勝候補としのぎを削ることになる同じくオーストラリアのマイケル・ヤングが中量級で惜しくも準優勝となる中、重量級の部の決勝戦で登場。

第5回世界大会で"イギリスの黒豹"マイケル・トンプソンと死闘を繰り広げ、その後リングの戦いで1本勝ちでその雪辱を晴らし、K-1の舞台で"拳獣"として凄まじい活躍を見せるサム・グレコと相対し、それを文字通り拳で鳴らすサムグレコに正拳突き、下突きで追い込み、場外に叩き出し、蹴りを捌き、パンチパンチパンチパンチパンチのラッシュで追い込んで追い込んで追い込んで、最後は自ら倒れこむほどの飛び膝蹴りでフィニッシュ。

体重判定の結果、国際大会でその力がオセアニア地区でナンバーワンであることを証明していた。

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