“貴公子”小宮山大介 華麗なる足技で最年少全日本王者 記憶に記録にも残る鮮烈なる男!

2024年1月6日

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K-1ファイター小宮山工介の兄

極真空手の主に全日本ウェイト制の軽量級を主な舞台として活躍し、その甘いマスク、鋭くも華麗な戦いぶりから、"貴公子"と呼ばれた空手家だ。

幼少の頃より現在K-1で活躍し、スーパーフェザー級王座決定トーナメントで準優勝を果たした工介らとともに天才空手兄弟と言われ、手にした優勝の数はなんと43に及ぶと言う。

そんな小宮山大介は驚くべきことにわずか17歳にして第18回全日本大会に出場し、軽量級5度の優勝し、1本勝ちの山を築くその家の破壊力からカミソリキッカーと言われていた山本健策と対戦し、飛び込んでくるところを前蹴りで合わせ、少し間合いが開いたそのタイミングを狙われて山本健策得意の後ろ回し蹴りをくらい、倒され前に出るが、鉤突きを効かされ、三日月蹴りを叩き込まれ、残念ながら悔しい敗戦となる。

続く第19回全日本ウェイト制大会では準決勝まで進出し、挑んだ3位決定戦では猛烈なパンチ、カウンターの上段前蹴りなどを見せて、観衆を魅了する。

須藤元気と新極真長崎山田政彦の合宿に参加

その影響は中学を卒業後に同じ道場でその技術を学んでいると言う、"空手革命家"塚本徳臣の影響が大きいと言い、その塚本徳臣が地元であり、その代名詞マッハ蹴りを始めとした前蹴りなどの生みの親である師匠の山田政彦が開催する極真(現・新極真会)長崎の合宿に参加した際も、その当時道場で共に学んでいた後にk-1ファイター、総合格闘家として活躍し、さらにはその活動の幅をエンターテイメントなどに広げることになる須藤元気とともに誘われ、汗を流したという。

さらには同年11月に行われた無差別の第34回全日本空手道選手権大会にも出場し、前足での上段回し蹴りを放ち、その後追い込まれているところ塚本徳臣が必死に応援している姿が見て取れる。

そして迎えた第20回全日本ウェイト制空手道選手権大会では準々決勝では腰を回したフェイントだけで相手を転ばせ、前蹴りのように飛び込んでからの後ろ蹴りいっぱつで、1本勝ちを奪う。

凄みがある…もはや迫力が生まれている感すらある。

つづいての準決勝では、三明広幸と対決。

全日本ウェイト制中量級を3度優勝、無差別の全日本大会でも上位入賞の常連、第6回世界大会では中量級の体にしてベスト8入賞を果たしており、しかし腰を痛め、手を上げると腰が抜けるように倒れてしまうようになったと言い、そんな中でも自分ができること、自らの空手を独自に研究し、体力がなくても戦える空手、一切の上段カバーを放棄した独特な組手を展開しており、もともとの階級から下げているこの状況ではパワーも含めて、優勝に最も近い男であると言えるだろう。

相手の技をぱっと見きれるようになりたい。

そしてぱっとついて倒す、一撃必殺。

それを追い求めている相手との戦い、事実として前回優勝者を破った茂木を破っており、通常で考えればまず勝つ事は難しい相手と言えるかもしれない。

一級対三段、19歳対37歳の戦い。

第20回全日本ウェイト制優勝

手を下げ、人差し指で相手を差し、まるで合気道のように構える三明広幸。

中間距離で、フェイントの応酬、なかなかクリーンヒットしない。

小宮山大介の上段回し蹴りも、柳のように流す。

接近戦になったら振り回すような強烈な下、鉤突きの連打。

ペースとしては三明広幸だろうか?

大きく間合いを取り、見つめ、一体どうするかと思っていたところ、小宮山大介はステップイン、さらにステップイン、さらにステップインしての、飛び込んでの上段前蹴り!

3段ステップイン、さらに飛び上がりような蹴り、あれは間合いをとったのではなく、助走の距離だったのか、まさに塚本徳臣を彷仏させるような鮮やかな技!

さらに上段前蹴り、後ろ回し、内回し蹴り炸裂!

まさに圧倒的な難敵を下しての決勝進出。

そして決勝は再びの対決、カミソリキッカー山本健策。

小宮山大介は開始直後から中段廻し蹴り攻め込み、さらに膝蹴り、前蹴り、かかと落とし、多彩な蹴りで波状攻撃を仕掛け、足掛け下段づき。

さらに終盤では強烈な胸への突きの連打、膝蹴り、パンチパンチパンチパンチパンチ!

そして最後は塚本徳臣譲りの膝蹴り膝蹴り膝蹴り前蹴り!

文句なしフルマークでの本戦勝利を手に入れ、若干19歳での史上最年少初優勝、さらには世界への切符を一気に手に入れることになった。

世界大会・ワールドカップ出場

第6回世界大会での塚本徳臣が築いた21歳と言う記録を超える史上最年少世界王者誕生の期待がかかった、第8回全世界空手道選手権大会。

1回戦を前蹴りからの膝蹴りをたたみかけ、そこからの膝蹴り、上段膝蹴り、後ろ回し蹴り、意識を上に向けておいての膝蹴り、中段廻し蹴りで鮮やかなスタート。

しかし続く2回戦では、ヨーロッパ王者であり、その2年後に行われた体重別の世界大会である第3回空手ワールドカップで3位に入賞するブルガリアのディミター・ポポフと対戦し、強烈な奥足への下段を食ってしまう。

前蹴りで距離を取ろうとするが、奥足への下段をガードの上から効かされ、技あり。

必死に反撃しようとパンチをたたみかけ、それがわずかに効いたようにも見受けられるが、奥足を食らい、パンチを畳み掛けられ、延長判定5対0で敗北を喫した。

そして小宮山大介は第21回全日本ウェイト制空手道選手権大会に出場。

世界大会での敗戦を払拭し、二連覇を期して挑んだであろう大会。

2回戦、相手の攻撃をマタドールのように躱し、膝蹴りを的確に突き刺し、中段廻し蹴りを効かせ、塚本徳臣譲りのマッハ蹴り。

さらに中段廻し蹴り二連打で完全に腹を効かせ技あり。

下がりながらの飛び後ろ回し蹴りで会場を沸かせ、胸のパンチから右左の中段廻し蹴り、そしてガードを下げさせておいての無慈悲な上段回し蹴り炸裂!

対戦相手吹き飛ぶ!

完全決着での勝利し、3回戦では鮮やかなステップワークを見せつけ、4回戦は合わせ技を連発、準々決勝では再びステップインしてからの前蹴りを決め、跳び横蹴り、首跳ね起き、下段中段前蹴りの畳み掛けて場外に叩き出しての準決勝進出。

準決勝の徳田則一との戦いは、前蹴りから後ろ蹴りと言うとんでもないとび2段蹴りを見せ、さらに内回し蹴りのカウンター、パンチを喰らいやや止まるが、膝蹴りで応戦して、上段にも当て、最後のパンチのラッシュしてもんどりうって1回転するほどの圧力を見せるが、惜しくも引き分け。

しかし延長では長距離の前蹴り、それでのけぞらせてからのパンチ、その戦法で優位を保ち、身長差を利しての判定勝ち。

決勝では三度激突、山本健策。

まずは前蹴りからパンチで押し倒す小宮山大介。

しかし戦いは意外なことにローキック、そしてパンチが中心となる。

お互いが華麗なる蹴りを持っているために、それでは決着がつかないためか――と考えたその一瞬。

小宮山大介が放った奥足へののローキックに対する、カウンターの山本健策の中段突きが炸裂。

技ありを奪われ、中段廻し蹴りからの下段廻し蹴りのラッシュを見せるが、パンチの反撃をもらう。

絶体絶命の中、鉤突きの連打が第18回全日本ウェイト制大会を思い起こさせるか。

下段廻し蹴り下段廻し蹴り、パンチをもらいながらも下段廻し蹴り下段廻し蹴り。

それはやや効いたように思われるが、腹が効いているためか腰が回らず、それでもがむしゃらに前に前に前に。

残念ながらポイントを取り返すまでには至らず、本大会は準優勝と言う結果となった。

その日、小宮山大介は母が誕生日と言うことで、優勝をプレゼント、じゃないですけど、と語っていた。

その後2階席で見守る母と視線を交わし、涙を見せる場面も見受けられた。

しかし最後にテレビ映るの嫌だなぁと言う年相応の言葉も聞かれ、出場した第3回空手ワールドカップだったが、その1回戦アディン・ノヴルゾフを相手に最終延長4-1で敗れたようだった。

くも膜下出血を乗り越えJFKO出場

その後はプロへと戦いの舞台を移し、活躍する中相手の攻撃によってくも膜下出血を起こし、しかし医者にも危険だと言われながら2年のブランクを経て2ラウンド、奇跡のKO復活を遂げ、さらには空手の大会としては9年ぶりに第一回全日本フルコンタクト大会に出場。

30歳にして、空手家が大同団結したこの大会、絶対に出場しなければいけないと決意したと言う話だったが、そもそもが試合のブランクとしても四年もの期間が空いており、練習相手、練習場所がないというギリギリの中で挑んだときう戦いは、3回戦、最終延長まで果敢にパンチを繰り出し続けたが、そこでその幕を閉じることとなった。

しかしそれだけの悪条件の中、いきなりの大同団結の全日本大会で、最終延長での一度の勝利をつかんだと言うのは、驚嘆すべき事実と言えるだろう。

まさにそのあり方、華麗なる試合で満州を魅了した、"貴公子"小宮山大介。

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