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第100話「強い?」

2020年10月7日

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目次
この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

本編

「え、と」

 一瞬言い淀む。
 あんま説明したいことでもないのだが、彼女が目をくりくりさせて見上げているのに勝てそうにもなかったので、諦めて、

「……僕の本名、白柳進也っていうんだ。普段はみんな進也とか白柳って呼んでるし、僕の方もそう呼ぶように言ってるんだけど、昔ね。切間って覚えてる?」

 頷く。

「あいつが……っていうかあのアホが、僕のこと、『しろ』って呼んだんだ。しろやなぎ、しんやだから、『しろ』だってさ。んで、僕はもうムキになって怒ったんだ。やめろ、あほ、しろって僕は犬じゃない、って。そしたらあいつもっと面白がってしろしろ呼んでさ。……まぁあれ以来、しろって呼んでも返事しなかったから最後は折れて進也って呼ぶようになってくれたんだけど、今でもたまにからかう時にはしろって呼ぶし、神龍もなんかハイになった時はそう呼ぶ。ほら、言いやすいから。しろやなぎ、より、しろが」

 彼女は僕の目を見て黙って聞いていたが、話が終わると俯き、黒電話のベルが鳴った。

『白』

「うん、そう。白柳のしろだから、漢字だと『白』だね」

 黒電話のベルが鳴る。

『しろは強いね』

「え……」

 そこで、僕は気づく。

 彼女が僕の名を呼ぶのが、初めてだということを。
 進也と呼ばれたことが、なかったということを。

 しばらくその事実に呆然としていたが、ふと視界の隅の隼人が柱の一つにかけられた時計を指差していることに気づいた。

 視線をそちらに移す。
 時刻は既に、五時にさしかかろうとしていた。

 意図に気づき、隼人に目で合図する。
 隼人はそれを読み取り、神龍の死体の傍に腰を下ろして呟く。

「りゅうちゃん。もう五時近くだから、そろそろ探索始めないと間に合わないよ?」

 途端、死体が跳ね起きた。

「何!?」

 本当にタフなヤツだ。

「そんな訳で、ぼくたちは照ヶ崎海岸探索を始めるけど、しんやたちはどうする?」

 手筈どおりの言葉に、僕も手筈どおりの言葉を返す。

「じゃあ僕たちはその辺のカフェで軽く飯でも食ってくるよ」

 彼女の方を向き、

「それでいい?」

 頷く。

 ――ぉしっ!

 僕は心の中で力いっぱいガッツポーズを取った。
 狙い通りいった!

 そして隼人と神龍はあのバカでかいリュックを持って、再び海に向かった。
 僕はまず、来る時に着てきた青いアロハシャツを肌の上からじかに羽織った。
 彼女には僕のストックで持ってきた無地の白いTシャツを貸してあげて、上から着てもらった。

 そのあと密かに予約しておいた海沿いのカフェに向かった。
 砂漠の中にいるように錯覚するほどだった暑さも、五時近くになるといくぶん和いでおり、砂利を噛む音をサンダルで響かせながら二人並んで歩いた。
 僕のTシャツは彼女には大きすぎて、手が隠れ裾も太腿の半分ほどまで覆い隠していた。
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