“豪州のラングレン”ジャドリード 内弟子から神奈川王者、全日本・世界と飛翔し白蓮の南豪宏や北島悠悠と激闘繰り広げ百人組手完遂し映画となった名選手!

2024年4月9日

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オーストラリアの雄

ジャドリード。

身長175センチして体重は90キロに迫るというたっぷりとした体躯。

しかしそれを感じさせないほどに引き締まり、絞り抜かれ、そして固められた筋肉は、圧巻の一語。

そんなジャドリードは1990年12月1日から2日にかけて開催された第22回全日本空手道選手権大会に出場。

1回戦。

長崎の、その県大会で幾度も優勝に輝き、あの全日本大会5度の優勝、世界大会最年少及び最年長世界王者となる塚本徳臣とも三度の決勝戦を争い、その最初の対決では一本勝ちで下しているという岡村繁美と対戦し、接近してくることを右中段回し蹴りで迎え打ち、さらに引き込んで右の下突きの連打を加えるが、岡村繁美は退かす、そこにさらに左右正拳突きの連打。

さらにローキック、正拳突き、かかと落としを繰り出し、それでも迫ってくる岡村繁美を振り切ったという。

その2年後の1992年9月27日には神奈川県大会に出場。

出場した32名には首都圏や中部など9支部、本部の外人内弟子の後の世界大会2年連続のベストエイト、K-1ジャパングランプリ優勝を果たすニコラスペタスや、ムエタイの選手も含まれていたといい、さらには当年の中部大会優勝、準優勝した船橋孝彰、松田伸雄の両選手も参戦しており、迎え打つ地元選手は緊張の色を隠せなかったという話だ。

しかし本戦において、その前評判通りの結果を残せなかった中決勝に残ったのは、そのジャドリードと、谷川光だったという。

神奈川県大会優勝

ジャドリードは2回戦を左中段廻し蹴りの連打で合わせ一本勝ち、準々決勝は突きから下段回し蹴りで技ありと圧倒的な強さで注目を集めていたという話だ。

対する谷川光も後に人間風車と呼ばれ無差別の世界大会で軽量級の体格ながら3位に入る実力を遺憾なく発揮し、準決勝は30キロも体重差がある相手に再延長で3対0の判定勝ちを収めたという。

しかしそんな2人の決勝戦は予想とは違いあってなく勝負が決まってしまったのだと。

数発の打ち合いの後、ジャドリードが突きで谷川光を隅に後退させ、そこで右のカカト落とし一閃。

左側頭にヒットし、あの谷川光を開始わずか28秒で一本勝ちで下したという話だから驚きである

この時点でジャド・リードは、

オーストラリア人。

1990年6月に来日し、3年間の内弟子修業を目指して若獅子寮に入寮、現在に至っている。

21歳、二段。日本の大会で優勝できたことがたいへんうれしいと話していた。

と紹介されており、1991年3月21日に開催された妖刀村正と謳われし足技の名手大石代悟の50人組み手が開催された際にも3人目に相手をし繰り返しかかと落としを繰り出している様子が見受けられ、

そしてその3年後、1995年10月3日から5日にかけて開催された、第6回全世界空手道選手権大会に出陣。

第6回世界大会

この時点でジャドリードは24歳、三段、空手歴9年、175センチ89キロとされており、2回戦、ドイツのアンドレヤース・ビヤーと対戦。

小刻みに間合いを詰め、繰り出されたかかと落としを避け、まずは左の内股。

中段廻し蹴りを受け止め、再びのかかと落としを捌き、強烈無比な下段廻し蹴りから左中段回し蹴りという対角線上の攻撃で場内に派手な音を響かせる!

一気に沸く場内。

さらに左中段回し蹴り、かかと落としを避けて、今度は相手の体をまたぐほどの豪快なかかと落としを見せ、ものすごい根っこから引っこ抜くような内股、左中段回し蹴りから胸への突きで場外に叩き出す!

剛の組み手。

さらにかかと落とし内股を合わせ、胸への突きから左中段廻し蹴り二連打、それで効かせ、前かがみになったところに上段前蹴りをもらいながらも突進し、突きで押し出し、詰めて左下段回し蹴りを叩き落として動きを止めてのもんのすごい左中段廻し蹴り!

相手がのたうち回るほどのダメージを与えての圧巻の勝利を収めて迎えた3回戦。

オランダのロバートボクセルを相手に、いきなりの左中段回し蹴りで体をずらし、返してきた左中段回し切りに下段廻し蹴りを合わせ、追撃の左中段回し蹴りをスネ受けしようとしたその膝の上のあたりにぶち当てて、なんと驚きの体を飛ばし、そのまま対戦相手は膝を抱えて、崩れ落ちる。

秒殺、というか瞬殺といっても差し支えないほどの下段回し蹴りよるとんでもない一本勝ち。

絶句…この恐るべきほどに整ったきれいな顔からは想像をつかないほどの、まさに力による破壊的な組み手。

ついてジャドリードは4回戦、第一回全世界ウェイト制大会軽重量級で世界王者となる、高久昌義と対戦。

高久昌義の鮮やかな飛び込みからの連打にひるむことなく真っ向から重い攻撃を打ち返し、互角に闘うも、再延長、体重判定の末の、試し割り判定で本当に惜しくもここで敗れたようだった。

ステファンタキワとワンマッチ

さらにその3年後の1998年には、第5回世界大会ではベスト16、第6回世界大会では3回戦まで進出し格闘マシーン黒澤浩樹に惜しくも敗れ、さらにさかのぼるとジャドリードと一回違いの第21回全日本大会にも出場を果たしている、その猛烈なパンチで話によると10年以上にわたりニュージーランド重量級チャンピオンに君臨したというステファンタキワとワンマッチにチャレンジ。

スイッチを繰り返しながらじわりじわりと間合いを詰め、相手の攻撃をしっかりと受け止めながら双方慎重な組手を展開。

タキワ独特の両手を広げるようなパンチを繰り出し、まずは攻勢を取ったように見受けられた。

ジャドリードは下がりながらの左上段廻し蹴り、そしてカーフキックのような右下段から左右下突き、追撃の下段廻し蹴りで反撃。

左の下段から右の下段で場外に叩き出す、一発ならかなり分があるように思われる。

さらに連打の最中かかと落としも顔面にヒットさせ、右ローから左ミドルのコンビネーションでぞわりとさせる。

左、左ミドルを中心に追い詰め、1ラウンド終了。

第2ラウンド、かかと落としで牽制し、そこへ後ろ蹴り、しかしタキワは強烈なパンチと連打で反撃したところに、ジャドリードは右の下突きでカウンター。

間合いを取り勢いをつけて左下段から左右の下突きで場外へ叩き出し、互角の打ち合いの中下突き、膝蹴りを左の脇腹に突き差し、下がらせ、そしてカカト落としのフェイントでタイミングを測っての、前に出るモーションを使っての後ろ回し蹴り一閃!

それは文字通り閃光のようにステファンタキのこめかみを貫き、まるで撃たれたようにダウン!

その後何とか首を振りながらタキワは立ち上がるが、もちろん判定はジャドリードの一本勝ち。

まさに衝撃。

あの流れからまさか後ろ回し蹴りが飛び出すなどと誰が思うだろうか。

恐るべし、その目撃勝利した戦いの全てが一本勝ち、それも左中段廻し蹴り、左下段回し切り、右後ろ回し蹴りと、上中下すべて違う技。

その多彩さ、底の知れなさ。

さらにジャドリードは20年もの間プロの世界で国際的な戦いを繰り広げたといい、州トーナメント、オーストラリア選手権優勝、世界王者に輝き、伝説的な偉業100人組手を達成、その模様は映画化されたという話。

まさにその甘いマスクと対照的に、剛の組み手、ケンカ空手。

それで前に出続け相手を打ち砕きそのインパクトを残した、第二回世界大会にて一本勝ち、そして後の世界大会2連覇中村誠相手に激闘を繰り広げ、その後俳優としてリアルアクションスターとして活躍したドルフハンスラングレン、彼を報復させる名選手だといえるだろう。

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