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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikuunovel

カノンスック・フェアテックス

ムエタイ王者カノンスック・ウィラサクレック

私がこの名前を知ったのは、やはり現在のキックボクシング団体の先駆けとも言える、全日本キックボクシングの舞台だった。

最初に知った名前は、カノンスック・フェアテックス。

ムエタイの選手はリングネームの最後はジムの名前にする傾向があり、現在そのジムの名前がウィラサクレックフェアテックスムエタイジムと表記されているので、そういった関係ではないだろうか。

2005年に日本でのデビュー戦を、元全日本キックフェザー級王者の前田尚紀にKO勝ちと言う形で華々しく飾り、その後2006年3月19日に、その前田尚紀を破り対戦2ヶ月前までチャンピオンであった、山本元気と対戦。

それは全日本キックで恒例となり、名物であった、日本VSタイの、5vs5マッチ、その先鋒戦だった。

一番最初の、切り込み隊長、正しくカノンスックフェアテックスは、そのような印象があった。

山本元気も、スピードマスターと呼ばれる山本真弘に判定で敗れたとは言え、全日本フェザー級1位、右の殺し屋と呼ばれ、その破壊力は間違いなくナンバーワンと言う誉れを受けていた。

カノンスックは、ルンピニースタジアムスーパーバンタム級9位、ムエタイ二大殿堂の1つ、実力においてはもう一方のラジャダムナンを上回るのではないかと言われているルンピニースタジアム、さらにはライト級より下はムエタイでは神の階級と呼ばれているのその激戦区での、その称号、実力は、確かに保証されていると言って間違いのないものだった。

全日本キックフェザー級1位山本元気

威風堂々とした様子でリング中央まで歩いて行き、軽いタッチでグローブを合わせる。

どちらかと言うと細く引き締まり、角張った、全身が鋭い刃物でできているような印象の多いムエタイ選手の中で、カノンスックの体格は非常に興味をそそられるものがあった。

全身が筋肉で覆われており、丸みがあり、そして無骨。

ここから離れる打撃は、果たしてどれほど重いのか?

いきなりの山本元気の、強烈なインローキック。

右足を吹き飛ばされるが、しかし可能足はその眼光に込めた鋭い光を弱めない。

お返しの右ジャブからの、全身で振り回すような左ハイキック。

ものすごい思いっきり打ってきて、めちゃくちゃ重い。

場内がざわめく。

正しくガチンコ対決。

山本元気の、得意のワンツー、ロープまで吹き飛ばされ、さらに強烈な右ミドルを腹にもらうが、前に出て左ローキック。

強烈な攻撃にさらされながらも、強気に体を揺さぶり、ワンツーを返す。

山本元気の強烈な右のインローで足を飛ばされ、しかしお返しとばかりにものすごい左ミドルを返す。

ロープまで追い詰められて、パンチのラッシュからの右ミドル、しかしカノンスックは揺らがす、じっと見据えて、左のインローを蹴って体勢を崩す。

明らかに劣勢、パワー負けしている中、しかしその瞳、体に、揺らぐところは見られない。

相手コーナーから動かず、静かに、強烈な攻撃を返す。

覚悟を感じる、海千山千の、ルンピニーのスーパーバンタム級を戦い、勝ち抜いてきた、その修羅場、経験から培ったであろう。

しかしそこから放された、山本元気のボディーで、体が揺らぎ、初めてカノンスックがうなずいた。

効いた。

ムエタイにおいて、ボディーブローを得意とする選手は少ない、その経験の、感覚の差によるものだろうか。

しかしそれでもカノンスックはその戦い方を変えず、回り込んで再びの猛烈な左ハイキック。

ミドルキックよりもハイキックをよく蹴る選手と言うのも珍しい。

しかしそこで、山本元気再びのボディー。

最初は堪えようとしたが、しかし耐えきれずダウン。

マウスピースを吐き出し、そのまま立ち上がることはできなかった。

わずか2分44秒の戦いとなってしまったが、しかし私としてはその無骨なあり方、戦い振り、そしてムエタイの象徴とも言える肘打ちや首相撲を結局1度も使わなかった、そういった点が非常に印象に残っている試合となった。

まるで全身の骨が鉄になっている、ひたすら地道に歩いて間合いを詰める、兵士のような。

大和哲也、石川直生、板橋寛との激闘

その後カノンスックはチームドラゴンのAKIRAに1ラウンド右ストレートによるKO勝ちを決め、M1フェザー級王者となり、

さらにムエタイ世界王者、K-1世界王者となる、剛腕として知られる大和哲也に左ストレートにでのKO勝ちを収め、

当時NAOKICKと呼ばれ大変な人気があり、全日本スーパーフェザー級王者となり、山本真弘との戦い以外は連戦連勝を重ねていた石川直生に、序盤は飛び膝蹴りからの肘打ちでダウンを奪わられたもの、コーナーに追い詰め、石川直生の右ストレートに鮮やかすぎる左ミドルを合わせ、腕ではなく腹を効かせ、さらに追撃の左ミドルキックでKO勝ちで葬り去った。

その後も多くの勝利を重ね、2010年7月31日には、第二代RISEスーパーフェザー級王者板橋寛と対戦。

その時の煽りでは、WPMF世界ライト級王者、カノンスック・ウィラサクレックと紹介されており、開始と同時に右手を跳ね上げ、やはり得意の左のハイキックから試合は開幕。

やはり通常のムエタイスタイルとは異なり、ガッツリと足を止めて、パンチとローキックで撃ち合うカノンスック。

正しく真っ向勝負、打ってこい、こちらも打つといった感じ。

ロープに追い詰められ、連打をまくしたてられるか、しかし全く回りこまず、膝蹴り、そしてパンチで応じる。

下がりながら左ミドル、左ミドル。

そして呼び込み、飛び込んでの右フックからのボディー。

レフトクロス。

尋常じゃないほどのボクシングテクニック。

打たれても打たれても打たれても打ち返し打ち返し、テクニックではなく真っ向勝負にこだわる。

そして強烈な左ストレートを狙っている。

不器用なほどの、無謀なほどの、まっすぐな戦い方。

そして一瞬の左ハイキック、鋭い、そして重い、まともに当たればいっぱつだろう。

最終ラウンドより激しく、強いパンチを交換し合う。

ほとんど駆け引きなんか考えてないんじゃないかと言う展開。

荒々しく倒し、足を効かされながらも捌かず、左ハイキック、ロー、どんなに効かされても、追い詰められても自分のあり方を変えず、戦い抜くその姿はまさに戦場の兵士そのもの。

最後の最後は完全にガードを捨てての、連打連打連打連打。

その後カノンスックウィラサクレックは激しい戦いを続けたようだが、2014年に1度リングを遠ざかり、しかしその4年後2018年9月24日に開催されると言う名古屋のイベントに、マッドTSジムと名前を変え、剛腕ムエタイ戦士、名古屋で復活と言う煽りで試合が組まれていたようだった。

残念ながら多くの試合を見ることが叶わなかったが、その凄まじいまでの戦歴、そして何よりもその美を顧みない激しい戦いは、私に強烈な印象を与えて離さない。

まさに鉄骨の如き体で戦う、兵士。

カノンスック・ウィラサクレックの名前を私は忘れる事はないだろう。

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