ソードアートオンライン 最先端の中二病! 王道のスカっと出来る無双主人公!
強くてニューゲーム
おそらく事の発端は名作RPGである、クロノトリガーを全クリした後に現れる選択肢、強くてニューゲーム。
RPGをやってみたことがある人間ならば、まず間違いなく妄想したことがあるはずだ。
こういう世界観で、こういう設定で、自分だけが他の人が知らない特殊ルートで、カンストしたステイタスで無双出来たら楽しいだろうなって。
それを、この上なく綿密にして最高なストーリーに仕上げたのが、ソードアート・オンラインと言えるだろう。
オンラインゲーム、RPG、そういったものの醍醐味を、この作品は目一杯網羅してある。
私はオンラインゲームは未経験なのだが、それでもというか、だからこそというか、これでもかといううほどに楽しめる。
剣一本で戦う漢気!
特によく言われている面もあると思うが、私が気にいっているのは最初の、アインクラッド編だ。
そもそもがこのアインクラッド編の舞台となっている世界観こそが、ソードアート・オンラインと呼ばれるゲームなのだ。
ここでは思い切った試みが用いられている。
RPGであり、オンラインゲームであるにもかかわらず、魔法が禁止なのだ。
剣。
剣一本で、立ち向かわなければいけない。
漢気全開の設定だと言える。
魔法があれば、遠距離から対峙することなく敵の戦力を削ったり、極大魔法で一気に戦局をひっくり返したりできるが、剣一本ならばそうもいかない。
だからこそ、おおざっぱなストーリーや、ご都合主義がない――まぁこの設定でそういうのも多分に語弊がある気もするが、そういう骨太のストーリーが展開される。
私が特に好きなのは、青眼の悪魔――ザ・グリーム・アイズとの戦いだ。
ユニークスキル・二刀流炸裂!
そこで彼が、片手剣しか持っていないのにもかかわらず、なぜ盾を装備しないのかという伏線が回収される。
空手だったその左手に、もう一本の剣が装備される。
ファイナルファンタジーシリーズが好きな人ならば垂涎モノの裏技、二刀流だ!
そこから、圧倒的な体格差、戦力差をひっくり返して、スキルによる連続技「スターバースト・ストリーム」を繰り出して、気迫の勝利をもぎ取る。
デスゲームの奥深さを表現
しかしそのストーリーの最終戦ではゲームマスターが相手となり、逆に相手はスキルを全て読んでくるから逆に単発技で勝負しなければいけないと言う駆け引きの機微まで現れる。
巷では、俺TUEEEの元祖、キリトくんカッケーなどの声が飛び交っているが、しかしその実、作者は本当にゲームと言うものや、勝負の機微は、醍醐味、奥深さを理解していると思っている。
戦闘だけではなく、死んだら終わりのデスゲームと言う設定も存分に活かして、その哀愁や、苦しみ、葛藤、切なさ、その辺も十分に作品に深みを与える結果になっている。
銃の世界で、剣で戦う!?
さらに続きの話では魔法もありになっているが基本的には使わないし、さらにその続編では銃の世界観であるガンゲイル・オンラインというう別ジャンルのゲームになっていた。
その中にあってキリトはどのように戦うのか――ぶっちゃけその時もやはりアインクラッド編の設定が好きだったから、その攻略先に戻してくんねーかなーくらいに思っていたのだが――
数多の銃が蔓延る武器の中から、まさかの数少ない剣であるビームサーベルを選んで、相手が銃を乱れ打ちする中、ビームサーベルで銃弾を斬って斬って斬って斬って斬りまくって間合いを詰めてぶった斬ると言うとんでもないハチャメチャ無双ぶり!
ここまでくればもはやギャグだが、そのラスボスがまさかの銃ではなく剣使いで、何かシステム的な穴を使ってその世界にはありえないような裏技的なとんでもない剣を使って結局剣劇戦になるなど、本当にストーリー的に徹底していると感じた!
ハッキリわかりやすい設定、ストーリー、そしてキャラクター!
そう、ストーリーを通して作者がやりたいこと、見せたいこと、その世界で面白いと、凄いと思わせたいこと、はっきりしているのだ。
個人的には、中二病の最先端を行く作品だと思っている。
そしてそのヒロインたちもご多分にもれず、いわゆるあらゆる属性を備えた萌えキャラが揃えられているので、間違いなくお気に入りキャラが見つかるだろう、ちなみに私は妹の直葉が好きです、パッツン前髪の想いを胸に秘めた健気な巨乳妹最高か(ぇ
ハッキリ解りやすくスカっと気持ちよく萌えて燃えたいのならば、この作品で決まり!
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