堀口恭司完全復活!驚異のカーフキックに未来の縦蹴りシバター勝利、武尊来場に吉成名高との三竦みとは!!

2024年4月10日

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RIZIN26の三大話題

それはほとんど3つのイベントに話題を持っていかれたと言っても、過言ではないと思う。

シバター、朝倉未来、そして堀口恭司。

それも、2対2対6位の割合だと自分では思っている。

それぐらい、堀口恭司は圧倒的だった。

確かにシバターもまさかの下馬評を覆して勝利したのは立派だし、朝倉未来も足元掬われるかもとか、その底が知れたとか散々言われている中で、得意技である中段から上段に変化するブラジリアンキックもしくは縦蹴りで瞬殺の衝撃ノックアウトをしたのは私も大変驚かされた。

那須川天心とムエタイ選手との戦いは、非常にレベルの高いもので、那須川天心は左腕を壊されながらも、左フックでダウン直前まで追い詰め、最後まで主導権を握り、貫禄の完封勝利を収めた。

しかしそれもこれも何もかも、堀口恭司に持っていかれた感が否めない。

それぐらい、堀口恭司VS朝倉海の2戦目の戦いは、圧倒的なインパクトを持っていた。

誰もそうは思わなかったに違いない。

まさかこれほどの圧勝をして、堀口恭司が大復活をするだなんて。

カーフキック炸裂!

しかし、こう言ったら後出しジャンケンなのかもしれないが、直前にあげたYouTubeの中でも、順当にいけば堀口恭司が総合力で一日の長があるとは考えていた。

今回の勝負、決め手となったのは、何をどう考えてもカーフキックだろう。

関連記事→ 総合格闘技で流行ってるカーフキックを極真空手家が技術考察

皆、まさかその技が焦点になるとは想像もしていなかったに違いない。

私も想像していなかった。

堀口恭司は、皆が考える以上にはるかに、今回の戦いを徹底的に対策してきていた。

朝倉海の武器にして狙いは、誰しも理解していると思うが、その圧倒的なまでの攻撃力を誇る右ストレートに、アッパーに、そして膝蹴りだ。

それをさせてしまえば、ほとんど独壇場なまでに暴虐的な強さを発揮してしまう。

そこでカーフキックと言うことになる。

通常のカーフキックは、それこそふくらはぎのあたりを狙うものなのだが、堀口恭司の放ったカーフキックは、ひざの少し下あたりを狙っていた。

それはどちらかと言うと、膝の下のふくらはぎのツボを狙ったように私には思えた。

だからこそ、たったの4発で、朝倉海の足は壊された。

あれをムエタイの、もしくはキックボクシング、極真空手でやるように脛受けで受ければいいと言うならば、それは少し難しいかもしれない。

朝倉海の武器である右ストレートもアッパーも膝蹴り、全てが前足に体重を乗せなければ放てないものだ。

それがわかっていたからこそ、堀口恭司はそこに狙いの焦点を定め、もしガードするようだったらパンチで飛び込みで、そういったプランを練ってきたのだろう。

朝倉海からすれば八方塞がりだ。

完璧な作戦勝ち、そして総合力の勝利。

堀口恭司の引き出しは底知れない。

朝倉海のUFC進出、世界挑戦を心の底から応援したい気持ちはあるが、日本にこの男がいる段階で、どのようにするかは、一考に値するのかもしれない。

まさに日本の誇る総合格闘技の第一人者、堀口恭司。

彼の活躍が、これからの躍進が、さらに格闘技界を引っ張っていくことは間違いないだろう。

吉成名高の急適応に、武尊の来場、そして那須川天心のラストマッチ

そしてそんな中で個人的に大変注目したのは、ムエタイミライモンスターであり、”ムエタイを極めし体現者” 吉成名高だ。

タイ人以外で世界初であり唯一のルンピニー、そしてラジャダムナンスタジアムを制覇している、究極のムエタイ戦士。

対戦相手もタイ人であり、三冠王者と言う話だったが、全く何もさせずに、圧倒的な1ラウンドKO 。

元々は、ムエタイ自体が最初は様子を見て、3、4ラウンドでトップギアにすると言う競技だから、名高選手も最初はそういった戦いだったが、最近は日本の最初から激しくKOを狙う戦い方に適応していると言うことをまざまざと見せつけられた。

間違いなく日本、いや世界でも、トップクラスのトップクラスの実力を持っている、もはや化け物。

そんな彼が、キックボクシングでの戦いの引退を表明している那須川天心との、対戦をはっきりと希望していると口にした。

体重がかなり違うが、急いで体を作って、挑戦すると。

今回は那須川天心選手がムエタイ相手に勝利をつかんだが、それは決して楽な戦いではなく、間違いなく左腕を引き換えに、倒しきることもできなかった。

会場には武尊選手も現れたし、那須川天心選手のボクシングに向けての最終章に、役者が揃ってきた感じがある。

しかし、武尊選手も武尊選手で1月24日のK’FESTA.4で最強挑戦者レオナペタスとの戦いを控えている。

確かにこの大会での王者は堀口恭司だったが、しかしこれからの楽しみと言う意味では、様々な意味合いが交錯した大会だった。

2021年の格闘技の流れは、激流になることだろう。

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