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ポンドの価値は円の約3倍!? 必死で生き抜け、海外差別を乗り越えロンドンバイト探し奮闘記!

2020年9月18日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

ロンドン脱出の危機、ポンドの価値は円の2,5倍!?

来英後1週間で始めたバイト探し

さて、とりあえず無事に学校に通い始めた私に、早くも試練が訪れていました。

バイト探しです(笑

ではなぜ留学したばかりで、早くバイトを探す必要があったのか?

もう第一回目のタイトルでネタバレしていますが、たったの10万円しか持っていかなかったからです。

聞いてみるとざっとですが平均的に皆さん、50万から80万円位は持って留学先に向かっているようです。

その使用用途の内訳は、お昼ご飯や、通学日、さらにはいろんなパーティーや付き合いのご飯、旅行に買い物に、多岐に渡ります。

ですが最低限お昼ご飯と、通学費用は必要不可欠です。

円―ポンドの為替レート

その頃史上最高の円安で、 1ポンドがなんとびっくり250円で取引されていました。

ちなみにこちらが1ポンドの実物になります、厚みといい大きさといいこの描かれているドラゴンのハリーポッターっぽさといい、正直とても好みなビジュアルなので、ガラケーで写真を撮っていたのがこんなところで役に立ちました(笑)

ざっくりですがその頃ロンドンの貨幣価値が、1ポンド大体100円ちょっと位の感覚でした。

つまり感覚的には10万くらい持っていったはずなのに、4万円ぐらいにされてしまったような感じでした。

4万円じゃ、正直お昼ご飯と交通費ですら1ヵ月持つか持たないかといったレベルです。例えばお昼の100円ポッキリのチップス、要はイギリス式のフライドポテトだけにしても、です。

そしてそれは最初からほとんどわかっていたことでした。

そんなわけで私は、留学して、ようやく交通事情や、食文化や、学校の行き方を理解し始めた位の1週間後には、ジャパンセンターと言うものに行かざるをえませんでした。

とりあえず今回はこのくらいで、正直今回は自分の事情ばっかり話して終わってしまったので、最後は渡英したばかりで美しいロンドンの風景を背景に知り合ったばかりの音楽家と記念撮影した写真を貼って終わろうと思います、果たしてこれが僕のロンドン留学生活最後の一枚となってしまうのか!?(笑

ロンドンバイト探しの3つの注意点

ロンドンでバイト探しをする際に、注意すべき点が3つあります。

距離

1つが、距離。

バイトに行くために多額の交通費を払っていたんでは本末転倒、さらに自分はジムに通うなどいろいろなことをするためにロンドンに行っていたので、その辺の兼ね合いも重要でした。

時給とチップ

2つ目が、時給。

これを言ってもいいのかと言う気もしますが、実は留学生は足元を見られます。

海外から来ている、英語があまりできない、ものを知らない、などの観点から、最低賃金を下回る額を提示されることが頻発しました。

例を挙げます。実際に、電話した際のことです。その当時、ロンドンの最低賃金は1時間5.35ポンドでした。

最初に電話した相手が提示したのは、5ポンドでした。

次が、4.75ポンドでした。

さらに次は、4.6ポンドでした。

次がちょっと戻って、5ポンドでした。

油断していたら、その次は4ポンドでした。

さすがにここまで低いと、多少の怒りを禁じ得ませんでした。

明らかに違法とも言える賃金設定ですが、よそ者と言うことだ、ただですら英語の聞き取り能力に自信がないのに、さらに電話でと言うことを考えると、どうしても気が引けてしまう留学生を狙った悪質なやり方だと思っています個人的に。

さらに要注意ポイントは、チップです。

ロンドンは、チップの文化があります。いわゆるサービス量。サービスを受けたら、それに応じて相手に手渡す感謝の気持ちのようなもの。

特に、手厚いサービスを受けた場合、よりその気持ちを伝えたいと多額のチップをもらえるパターンもあります。

そして私が電話したバイト先は、基本的にはチップはオーナーが早取りと言うところが多かったです。

仕方ないと言えば仕方ないかもしれませんが、多少思うところがないでもないです。一般の仕事の制度を知らないので何とも言えませんが、基本的にはまともな仕事ならばチップは受け取った人間がもらえるはずです。

まかない

そして第三が、まかないです。

すでに述べた通り、ロンドンの貨幣価値はデタラメと言っていいです。東京も真っ青な物価の中で、生きていくにはいかに消耗品を安く抑えるか。

その最たるものと言えるのは、食費でしょう。

食費を安く抑えたければ、やはりまかないが付いているところがベスト。大体まかないが付いているところはかなり多めに作るので、私のように運動をやっていてかなり食べる人間などは、かなりの確率で腹を満たせることが多い。

そんなわけで、まずまかないが付いていると言う事と、日本語で契約が結べるオーナーと言うことで、日本食レストランを狙うことになりました。

その中で、学校からも、そして後からは週5で通うことになるジムからも近い店舗。

そして最低賃金を守ろうとする意思がある、チップのほうも情状酌量の余地がある。

そんな結構条件が多い職場を、ロンドンについてわずか1週間、TOEICわずか255点の自分が、必死になって電話して探すことになったわけです──あ、これいいなぁでもウェイトレスカー……(笑

一か月経過、金が尽きるギリギリで滑り込んだロンドンバイトの中身とは!?

求人開始

そんなこんなで、ジャパンセンターでたくさんの求人情報を、持ってきた携帯電話で写真撮りまくって、早速早1週間目から電話をかけました。

苦労しました。何しろ、全てが英語、さらには電話越しだと聞きづらさが3割増、ときには日本人オーナーのこともありましたが、試練の時間が続きました(笑

何回落とされたのか、正確には覚えてません。まぁまず間違いなく五回は落とされました。ひょっとしたら10回近く落とされたのかもしれません。

落とされた理由は定かではありません。電話したときの英語力の低さが見透かされたのか、逆に日本人と言うことで色々とごまかしがきかないと敬遠されたのか、イギリスに来たばかりで使い勝手が悪いと判断されたのか。

それから3週間余り、つまりが約1カ月間、働き先は決まりませんでした。

焦りが募りました。持ってきていたわずか10万円、イギリスポンドに直すと約4万位の価値は、保ってあと1ヵ月といったところ。それが尽きれば、昼ごはんはおろか、学校へ行くための交通費すら捻出できません。

本当に働き先が決まるのだろうか?

そんな不安にあおられていた時に、電話がありました。

一か月後の電話

日本語でした。

「青貴くんだっけ? まだ仕事は探してる?」

ここがイギリスであると言うことを、忘れさせるような文句でした。

もちろんです、と答えると、相手は実に気楽な様子です。

「あっそう? じゃあ、うちで働いてみる?」

何よりの問題が、労働条件。

時給、立地、チップの扱い、営業時間、そしてまかないの有無。

時給5.35ポンドチップ込み、立地は学校からも、そして通っていたジムからも、電車で10分以内、さらには日本食レストランで、なんと仕事前とあと、両方にまかないあり。

一瞬神の存在を信じそうになるほど、それはあまりに破格の条件でした。

私は一も二もなく頷き、そしてそのまま仕事は決まりました!

さて、ようやくロンドンの生活の基盤も見えてきて、以前書いたように英語だけになった生活のための頭痛もおさまり始め、パーティー三昧の中、いよいよ本格的に私のロンドン生活、そしてロンドンでの修行の日々が始まることになります!

今回の写真はロンドンに来て学校にきたばかりで初めて出た友達とメッセンジャー交換したりする留学あるあるの光景です(笑)

海外で働くには、言語力、文化の違い、出身国による差別etc etc…を乗り越えて

苛酷な労働環境、速すぎる英語

ロンドンでのバイトは、特に最初は過酷を極めました。

何しろこちらは、TOEIC255点の英語力。

特に聞き取ることが、ほとんどできない。

しかしその中でも、必死になって会話しなければ、教えをこわなければ、仕事にならない。

その頃の事は、昨日のことのようによく覚えています。

まくし立てられて、私は必死に懇願しました。

スローリープリーズ

向こうはあきれたように肩をすくめて、先ほどよりもほんのかすかに、遅いかどうかわからない程度の速さで喋ります。

私は繰り返すことしかできません。

スローリープリーズ

向こうは完全に小馬鹿にしたように、大げさすぎるほどに肩をすくめ口をすぼめ、ゆっくりしゃべってるように見せかけて速度は私の耳にはほとんど変わっていないように感じられました。

屈辱なのか、怒りなのか、悲しみなのかわかりませんでした。

スローリープリーズ。

何度お願いしても、パソコンの動画のように0.5倍速になってくれない。
こちらの状況を、鑑みてはくれない。

私は必死でした。
生きるために、しがみつくように、相手の話を聞いていました。

人種のるつぼで働く難しさ

特に現場を仕切っていたフィリピン人の男が特に意地悪で、オーナーの日本人の話によると過去日本に植民地された恨みで、そういう風な性格になっているという話でした。

しかし店内でお酒の場所や作り方を教えてくれたマレーシア人の女の子は、比較的ではありますが優しくしてくれました。
実際彼もフィリピン人の彼にいびられているようなところがあったので、多少は想うところがあったのでしょう(笑

その時の彼女に聞いて、動画を撮っていいかと許しを得て、日本から持ってきたガラケーで必死になってお酒の作り方を覚えようとしました。

そしてなぜか唯一撮っていた静止画がカルピスという不思議(笑

とにかく日本食メインの居酒屋ということで、仕事の最中に悠長に聞く余裕はないという話でしたから、本当に戦々恐々としたバイトの始まりでした。

今またあそこで働けと言ったら、正直二の足を踏むかもしれません(笑

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