死に至る病――うつ病闘病記㉖「就職活動面接20連敗の悪夢」
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初めてのパワハラモラハラで3カ月退職
私はそれまで、仕事を1年未満で止めた事は無い。
というか、基本的には3年近くというか、短くても2年半は勤めた。
最初から短期で辞めるつもりもないというか、そもそもが足掛けのつもりではなくて、しっかりと勤め上げるつもりではあった。
1番最初に働いたコンビニは、大学を卒業して公務員試験の勉強を始めると言うことでやめたし。
次のマックは、不祥事が起こって、そのあおりで非常に人間関係が緊迫してしまって辞めて、結果的に不景気でその店舗自体がすぐになくなってしまった。
その次に働いたブックオフは、潰瘍性大腸炎が発覚したときに、店長の本性が暴露されたと言うことと、上京のための資金がたまったことが重なってやめた。
だからわずか3ヶ月で辞めるなんて、自分からしても青天の霹靂だった。
隊長に電話でその旨を伝えたときに、とりあえずその男をどうにかしてみると言われて、保留にさせてもらったが、結果的に状況は変わる事はなく、その2週間後にやはり辞めさせていただくという話になった。
だから辞める予定の1ヵ月ぐらい前には、仕事探しを始めた。
悪夢の就職活動
考えてみて、やはり自分は本に携わっている時が幸せだと再発見して、まずは本屋に狙いを定めて探してみた。
だけど本屋と言うものはやはりこのご時世なかなか仕事というのが減っているのか、1日3、4時間・週2、3日というのが多くて、とても1ヵ月生活できるだけの資金は調達できそうになかった。
そこで次は自分が好きなゲームセンターとかどうかと思ってあちこちあたってみたが、意外と求人を出しているところが少なく、そして面接までこぎつけても、土日のどちらかを休ませてほしいと言うのが厳しいのかなにか他の理由があるのかコロナ禍が大きいのか、立て続けに落とされてしまった。
そして、以前確かにブックオフは辞めたけれど、それは店長は嫌だということと上京のための資金が貯まったからだということに思い至って、別に新品の本屋じゃなくても古本屋でいいじゃないか、経験者だし、優遇される可能性もあると言うことで、ブックオフや古本市場など近場で募集しているところに当たりまくった。
確かに面接の印象は悪くなかったし、自分がブックオフの仕事の経験者で、かつ小説を書いていると言うことで、かなり話は盛り上がった。
だから確かに、手ごたえがあると感じていた。
だからその後に、立て続けに1週間以上の連絡がない――つまりは不採用と言うことを思い知らされたとき、少なからずのショックがあったことは間違いなかった。
退職予定日は、何の結果も残せずに迎えてしまった。
たまたま最後に大きなイベントがあって、本当に警備ぽいことをやって、それはそれで良い経験になって、とりあえずはスムーズに退職を済ませることができた。
さらにその後1ヵ月、懸命に転職活動をがんばって、いろんなところに連絡して、面接を受けて、探して、それを繰り返した。
結果は出なかった。
気持ちが折れたわけじゃない。
しかし、どうしようもない事情もあった。
退職した場合、職場に離職票というものを申請して、その後ハローワークで手続きをすることで、雇用保険を受け取ることが出来る。
しかし私の場合たまたま辞めた時期が最後の給料が貰える1ヵ月近く前だったために、最後の給料をもらってからしか離職票が申請できず、雇用保険の手続きもできない為、そういう事態になる前に転職を決めようと思っていた。
そのために精力的に動いていた。
だけど結果的に、その時期が来てしまった。
転職を諦めたわけではなかったけれど、離職票の関係性から、雇用保険の申請手続きをしなければならない。
別にそういうわけではなかったけれど、敗北宣言というか、そういった気持ちがわかなかったわけではない。
そんな複雑な心情を変えて、私はハローワークへと赴いて行った――
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