世界王者奪還、村田諒太の覚悟を讃える

2019年10月11日

正直その夜、私は感動していました。

その試合、試合前は私は2対8で村田が負けると思っていました。それぐらい、圧倒的な差をつけられた試合だったんです。あの技術の差を埋めるのは、一朝一夕では不可能。残念ながら相手の側にお金を儲けさせて、それでおしまいだと思っていました。

村田諒太は、覚悟を決めていました。斬るか、斬られるか。被弾しようが、皮を裂こうが、たとえ骨が折れても、構わない。空手で言う前屈立ちと言う、極端な前傾姿勢。避けたり力を緩和したりは考えない。

ただ、顎を守って、意識が飛ばなければそれでいい。

村田諒太は、相当に自分を追い込んだ練習をしてきたはずだ。あの体重で、ほとんど1分以上打ちっぱなしに撃ちまくっていた。そしてその全てが、いやさすがに言い過ぎだ、4割が、KOパンチ。止まらなかった。

なんと美しい姿か。

井上尚弥の、完成された芸術品のようなボクシングとはまた違う。特に日本人の胸を打つような、ひたむきなその姿。

必死で身に付けたであろう左右のフック、ボディーのアッパー、すべては有効だった。

そして自身で悟っていた。ここで決めなければ、スタミナを奪われ、必ず敗れること。そしてそれを隠すこともなく、試合後のインタビューで伝えた。

なんて気持ちの良い青年だろう。

私はレベルだとか技術だとかその前に、そのあり方に心打たれた。

ありがとう村田諒太。今日の主役は間違いなく君だった。

どうか少しでも長く、世界チャンピオンとして君臨してくれることを心から願わせてもらいます。
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