”空手革命家” 塚本徳臣④ ~外人最強・敗戦相手・優勝候補・人間風車との激突

2020年7月21日

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ハイライトは、なんと早くも3回戦から。

あまり知られてはいないが、そこで当たったトム・レバーという男は、その世界大会で外国人最強にして優勝候補の一角にまで挙げられた男だった。
それに対して、塚本徳臣は前蹴り、マッハ蹴りを駆使して、延長5対0と全く寄せ付けずに普通に勝利してしまう。



4回戦は、なんと一年半前の全日本ウェイト制重量級で敗れた、新保智。
それも一本負けで敗れた相手にリベンジするなど、通常は至難の業。
しかし塚本は新保が得意とするローキックを、新しく身に付けたギャリーステップで躱しに躱して、回り込みに回り込んで、最後は前蹴りから膝蹴りのラッシュで何とか辛勝を掴む。

これが1つの転機だったと言える。



次は、なんと優勝候補筆頭。
前回の世界大会で準優勝している、文字通りの大本命。全日本大会でも王者となっている豪拳、増田章。

しかし塚本徳臣は、それこそ完全にものにしたステップワークと、遠距離から放たれるの前蹴りで全くペースを握らせず、遥かな遠間から放たれた前蹴りからの上段飛び膝蹴りをクリーンヒットさせ脳震盪を起こさせて、そこからのラッシュで完封勝利を収めてしまう。



そして準決勝、相手は軽量級史上最強の雄、”人間風車”谷川光。



彼は塚本徳臣と同じくステップワーク、そして重量級とまともに打ち合えるほどの圧倒的なパンチ力と打たれ強さが身上の男。
時代が違えば、世界王者になっていても不思議ではないほどの男だった。

それほどの強敵を前にして、塚本徳臣の潜在能力が爆発する。
序盤こそ人間風車の異名そのままに谷川光が接近戦からのステップワークでペースを掴んでいたが、終盤左のローキックの4連打から、突っかけてきたところに合わせたカウンターの右前蹴り。

そこからまさかの前蹴り、6連発!!

谷川光は上段にくるかもしれないと言う危惧と、地に足つければステップワークを使えなくなるという2つのジレンマにより捌くこと叶わず、そのまま技あり、そしてそのあとのパンチの詰めにより、1本負けを喫する。

極真史上、前蹴りの6連発による一本勝ちは、これが唯一のものだろう。

これは、それほどの衝撃だった。

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