死に至る病――うつ病闘病記⑱「人生の落後者、恥さらし」

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正直言って、その時の事はあまり覚えていません。ほとんど目を合わせず、顔を伏せたまま、ポツポツと尋ねられたことを答えていたように思います。

人生の落伍者。
将来は破滅。
ただの恥さらし。

言葉にすれば、このような形容詞が自分についていたように思います。

ここに来たことを、日本と言う国の形式上、働けなければ生きていけないから。

そして一応自分の会社からの話から、こういった状態ですので、失業保険がもらえないかと言う、そういう話もありました。

しかし、結局のところ友人の会社ではそういった福利厚生雇用社会保険には入っていませんでしたし、それより以前の会社では離職してすでに1年以上が経過していたので、それは無理との話でした。

それを聞いたとき私の頭をよぎったのは――

死ねって言うのか?

もはや頭の中は、闇に覆い尽くされて、真っ暗闇しか見えない状況。

そんな中自分の担当は、至極真っ当な質問をしていたように思います。今日はどのような御用向きですか? どのようなお仕事を探していますか? 現在の状況はどのような形ですか?

目線も合わせず、ぶっきらぼうに、やけくそ気味に答えていました。
仕方なく、辞めざるをえなくて、どうしようもなく、どうしようもないやつなので――おおよその形は、そのような答え方だったと思います。

自暴自棄は、極みまでいっていました。自己肯定感はほぼゼロに近い。事実として、このようなところで立派に仕事を斡旋、指導している立場から見れば、もはや相手にすることもないだろう人間だろうと……。

そのように見限り、あきらめ、後は恥だけ晒してさっさと帰ろうとしていた私に、なぜか彼は沈黙と、真剣な視線をよこしてきたのです――
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