死に至る病――うつ病闘病記⑰「働けないという八方塞がり」

2020年6月28日

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疑問と、恐怖、それだけで頭の中が100%完全に埋め尽くされていました。

笑で全身、目に見えない鎖や針金でがんじがらめにされているからようでした。

どうにもならない、どうにもできない、八方塞がり。

破滅のような、この世の終わりのような、そんな状況で、1待たしは徐々に徐々に、心と体をすり減らしていきました。

眠れないと言うことが、十分に食べられないと言うことが、そして努力できないと言うことがこんなにつらいと言うことを初めて知りました。

そんな状況で、私を支えてくれたのは、大学で知り合った人と、空手のオタクの先輩、そして父親と、埼玉のハローワーク先で知り合った相談役の人でした。

窮地に陥っていた私は、それでも働かなければ生きていけない、しかし自分ではどうにもならない、そんなわけで大学で知り合った人と一緒に、家の近くのハローワークに赴きました。

とにかく探さなければならない、だけど自力ではどうしようもないから-けれどその裏には、暗い気持ちが潜んでいました。

どうせ、ダメだ。

あきらめしかありませんでした。どうせ、こんな、空手と小説しかやって来なくて、だけど何も結果を残せなくて、ロンドンにも行ったけれど、資格も1つもなくて、接客系のアルバイト経験しかなくて、潰瘍性大腸炎になってうつ病になった自分に、需要なんて、あるわけない。

そんなふうに思っていました。そんなふうにしか思えませんでした。そんなふうにしか、自分の価値を取られませんでした。

そして、自分の言葉が相手に届くわけは無い。実際まともに届いたことがない。それが、その時の自分を完全に支配していました。

だから整理券を引いて、その番号を呼ばれて、相談用の椅子に座って、その人が目の前に現れても、私はまともに顔を上げることも出来ませんでした──
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